1年間の政策提言・実績のまとめ

平成27年9月

給食費未納への対策実現

 支払い能力があるのに支払わない悪質な給食費未納への対策として、かねてより提案していた児童手当からの徴収に加え、法的措置(裁判所を通じた支払督促や資産差押え)の実施を提案。
児童手当からの徴収は昨年2月から、法的措置は本年10月から実施された。
ハコモノ工事費の上限額設定実現
 これまでの公共施設建設において、工事費はいわば設計次第であったことから、工事費抑制のために、設計を発注する段階であらかじめ工事費の上限額を設定するよう提案。
その後の工事に反映され、スポーツセンター屋内プール棟建替工事と戸田東小・中学校一体建替工事の設計業務委託に際しては、担当課と財務部による協議により、事前に工事費上限額がそれぞれ8億円と60億円に設定された。
粗大ごみ取集券のコンビニ販売実現

 粗大ごみ収集券の販売は、公共施設や個人商店のみであったため、帰宅の遅い単身サラリーマンなどにとっては大変不便だった。
コンビニエンスストアでも粗大ごみ収集券を販売するよう提案したところ、本年9月より、セブンイレブン等での販売がスタート。
身近なコンビニで、365日24時間いつでも粗大ゴミ券を購入することが可能に。

平成27年12月

専門家による建物の法定点検一部実現
 市内の全ての小中学校と一部の公共施設に対しては、専門家による建物の法定点検が実施されておらず、子供たちや市民の安全確保、また建物の長期保全にとって問題である。
今後の法定点検の実施について質したところ、4つの公共施設について、法定点検の対象であるにも関わらず未実施であったことが判明。今後は、法定点検が実施されることに。
小中学校については、学校用務員が行う日常点検に新たに建物点検の項目が追加された。今後の専門家による法定点検実施が望まれる。
救急受診ガイドの導入一部実現

 救急車を呼ぶべきか・受診すべきか・緊急でないかを、自らの症状で判別できる「救急受診ガイド」の導入を提案。
本年2月に冊子版が導入され(※県内初)、来年1月にはスマホアプリ版・PCサイト版の本格導入が予定されていたなか、総務省がスマホアプリ版の開発を行うことを発表。現在、国の動向を確認中。
導入により、約半数を占める不要不急な救急搬送を減らし、その分を重症者の救急搬送に充てる効果が期待される。
新曽地区の公園早期整備一部実現

 少なく見積もっても、新曽地区には公園が19個足りていない現状を指摘し、公園の早期整備に向けた方策を提案。
新住民も参加したワークショップにより、来年中には、消防本部裏手に水遊びのできる噴水広場が整備される予定(下図)。また、山宮橋付近の公園用地は、暫定広場として開放される予定。
そのほか、地域の偏りのない整備や、積極的な公園用地の確保、現在閉鎖されている「第3号市民緑地」の早期開放、利用者の少ない「緑地公園」の憩いの場としての活用に向けての検討が進められている。
◆下前公園リニューアルに関しては、私の委員会内での提案により、本年7月に大型遊具アンケートが実施されました。

平成28年3月

統計調査の回収率向上実現予定
 戸田市の実施する意識調査やアンケートなどの統計調査には、回収率が20%台のものが存在する。回収率が低いほど回答者の属性に偏りが生じやすくなるため、その調査結果が市の事業計画等に反映されれば、一部の市民に向けた市政運営となる危険を孕む。これは、低投票率の抱える問題と同根である。
回収率の向上を提案し、現在、ホームページやSNSを利用したウェブ調査の導入検討や、統計調査の回収率に焦点を当てたPDCAサイクル確立の検討が進められている。
交通まちづくりビジョン策定実現予定

 戸田市の都市計画には「交通」という視点が含まれこなかった。今後、マイカーに頼らずとも移動のしやすいまちづくりを進めることで、障害者や高齢者を含む市民、まちや環境、行政に大きなメリットがもたらされる。
「交通まちづくりビジョン」を策定し、公共交通・自転車・徒歩・小型モビリティなどの多様な手段による移動の確保を目指すべきと提案。今後、コンパクトシティ化計画と関連付けての策定が予定されている。
特別支援保育の受け入れ体制実現
 小中学生の障害児に対しては、特別支援学級などの学びの場が用意されている一方で、障害を抱えた未就学児を働きながら預けられる保育の受け皿については整備が進んでいない現状を指摘し、改善を提案。
その後、市内保育所での受け入れ体制の整備が進み、障害児の保護者からは、「保育が一番の療育になっている」との声を頂いている。関連して、地区担当保健師の対応の改善も図られた。

平成28年6月

生活保護医療とこども医療の医療費適正化実現予定
 生活保護医療とこども医療は無料で受診できることから、受診抑制の動機が働きにくく、市の財政負担は、この一年間で10億円から11億円と急激な勢いで増加している。
レセプト(診療報酬明細書)を基にした医療費分析、コンビニ受診や不正受診の是正、ジェネリック医薬品の推進、健康診断の実施率向上などによる医療費適正化を提案。実施に向けた、全庁をあげての検討が進められている。
一時保育の福祉的理由による優先利用一部実現

 普段は家庭で子供の面倒を見てくれているお母さんが、急な病気や事故、親族の急病に見舞われた際に保育園の一時保育を申し込んでも、その他の利用で枠が埋まっており預かってもらえないことが多い現状を挙げ、改善を提案。
今後、このような福祉的な理由による利用を受け入れられるようにするための体制整備が予定され、あわせて、一時保育の限られた受け入れ枠を有効活用するために、当日・無断キャンセルの扱いの明確化も検討されている。
◆平成26年3月議会で提案した、一時保育の土曜日実施、予約状況の2か月分公開、申し込み手続きの簡略化、利用枠の柔軟な運用は、すでに実現しています。
ジカウイルス感染症など蚊媒介感染症の対策一部実現

 胎児の小頭症の原因となるジカウイルス感染症(ジカ熱)やデング熱などを媒介する蚊の防除徹底と、国内感染発生時に備えた行政の体制構築を提案。
その後、公共施設や民間施設における蚊の防除や周知が徹底され、国内感染発生時の体制に関しては、独自の対策行動計画の策定が予定されている。

タンデム自転車解禁へ

 2人以上でペダルを漕ぐ「タンデム自転車」は、視覚障害者が後部座席に乗り風を感じることのできるツールとして重宝され、パラリンピックの公式種目にもなっていますが、安全性が高く事故の事例がほとんど無いにも関わらず、日本では一部の府県を除き、公道上の走行が認められていません。
埼玉県でのタンデム解禁を実現すべく、菅原文仁県議と協議。その後の菅原県議の熱心なご活動により、本年6月の埼玉県議会において、県警本部長より前向きな答弁が得られました。
最終目標は、2020年東京パラリンピック開催までの、東京都でのタンデム解禁です!

委員会活動報告

スポーツセンタープールの早期再開

 昨年2月から利用が中止されている戸田市スポーツセンターの屋内プールに関し、早期再開を求める提言書を、市民生活常任委員会として提出しました。
屋内プール廃止やスポーツセンター全体建替の選択肢もあったなか、戸田市は、提言書通り「プール棟を早期に建て替える」との方針を決定しました。現在、平成32年4月からの再開に向けて、設計が進められています。
公共交通の活性化
 交通対策特別委員会では、公共交通の活性化をテーマとし、現在、tocoバスの運行ルート改善やsuica支払い導入、バスマップ・時刻表の改良などに向けた調査研究を進めています。
「議会だより」の充実
 議会広報委員会では、手にとって読みたくなる「議会だより」とするため、発行毎に表紙や紙面構成の改良を重ねています。
いまでは、全国の市議会だよりのなかで高い評価を得ていますが、今後は、議会での多くの議論を“よりわかりやすく・見やすく伝える”ために、ページ数の増加が必要であると私は考えています。

これまでに市政へ反映された私の提言のうち、主なものを実績としてまとめました。
(その他の実績については
こちらをご覧ください。)

災害対策

地震だけでなく、集中豪雨による冠水や荒川氾濫による洪水のリスクを抱えた戸田市。以下の災害対策が実現しました。
①土のうステーションの設置(※県内初)
②メール・SNSによる防災情報発信の徹底
③福祉避難所への弱者用災害トイレの導入
④マンション防災の推進(会派提案)

教育改革の推進

毎月の教育委員会定例会を傍聴し、教育行政の把握に努めるとともに、議会では「21世紀型スキル教育」「コミュニカティブな英語教育」「小中一貫のプログラミング教育」「学力テストの分析」等を提言。学力を県内トップクラスに押し上げた戸ヶ崎教育長による教育改革を後押ししています。

イギリスの教科書

イギリスの小学校において国語の教科書として採用され、日本の英語塾でも人気教材となっている絵本”Oxford Reading Tree”が、図書館本館に所蔵されました。可愛らしい大きな挿絵と楽しいストーリーを読み進めていくうちに、自然と本場の英語が身に付きます。

子育てのまちづくり

戸田市の繁栄を将来に渡って維持するには、若い世代の定住と流入が必要です。
①NHK出演の大日向雅美さん等を講師とする「子育て支援員養成講座」開設
②戸田のイベントや施設に訪れる市外の現役世代に向けた子育てアピール看板の設置
③戸田市版ネウボラの構想を提案

遊び場・居場所

子供たちが自由に遊んで過ごせる場所が少なくなっています。議会での度重なる提言により、居場所や遊び場の創出が進みましたが、道半ばです。居場所としては公共施設の空き部屋を、遊び場としては小学校の校庭や体育館を、放課後や夏休みに毎日でも開放すべきです。

子供の安全

子供は生活や遊びのなかで危険察知能力を身に付けますが、命に係わる危険からは大人が守ってあげるべきだと考えます。
①運動会での過剰なピラミッド・タワーの廃止
②登下校指導「はたふりハンドブック」作成
③公園にある町会物置の地面固定化
④民間保育園の事故報告書の義務化

自転車は左プレート

自転車事故率が全国ワーストレベルの戸田市。向かい合ってすれ違う逆走自転車への啓発として、市職員の乗る公用自転車前かごに《自転車は左》プレートが掲出されました。市民への配布も行っており、私の自転車にも装着しています。今では、取り組みが全国へ拡がっています。
◆第9回マニフェスト大賞 優秀政策提言賞

自転車レーン・ナビマーク

歩行者と自転車の安全を守り、同時に、自転車が道路を快適に走れるよう、自転車走行空間の創出・改善に注力しました。
①県道・国道へのネットワーク化
②生活道路への自転車ナビマーク設置
③路面標示や矢羽根、側溝蓋の改良
④自転車レーン上の駐停車対策(実施予定)

福祉センター多世代利用

稼働率が30%を下回っている福祉センター(東部・新曽・西部)の多世代利用に向けた見直しを議会で提案し、市民からは500筆以上の陳情書が提出されました。それらを受け、2020年度を目標とした、福祉センターの大幅な機能替えに向けた検討がスタートしました。

競艇組合の経営透明化

競艇組合議会において、戸田市選出議員として28年ぶりの一般質問を実施し、経営の透明化を求めました。後に、財政状況がネットに公開されるようになりましたが、契約方法に関しては、依然として指名競争入札にとどまっています。引き続き、一般競争入札の導入を求めていきます。

市庁舎での不正・犯罪

①選挙開票の不正やミス抑止のため、参観人による開票作業の監視機能強化と、開票作業員と開票立会人に「迅速性」よりも「正確性」を確保させる体制づくりがなされました。
②閉庁後の書類盗難等を防ぐため、戸田市庁舎管理規則が改正され、夜間口での入出管理徹底と監視カメラの設置が行われました。

図書館提言

私の所属した文教建設常任員会では、昨年に「また来たいと思わせる図書館に向けての提言書」を提出しました。提言のいくつかは反映され、さらに2020年度には、カフェ設置などの大幅リニューアルにより、多くの世代が入りやすい図書館となることが期待されます。
◆第10回マニフェスト大賞 優秀成果賞