[教育, 安全と防災]2015年8月25日(火)
今年4月に戸田市が「はたふりハンドブック~通学路での交通安全指導~」を発行しました。
登下校の子供達の交通安全指導を行う際のマニュアルが示されたもので、PTAや地域のボランティアの方々に配布されるとのことです。
とても可愛らしく、説明も簡潔で分かりやすいものになっていますが、このような交通安全指導のマニュアル自体が、全国的にも珍しい取り組みです。
作成のきっかけは、市民の方からのご意見を元に私が昨年の9月議会で行った一般質問なのですが、その際、「子供達に自ら左右確認をさせる等の、交通安全教育の視点も入れるべき。」と提案していました。
しかし、交通安全指導の実務上、大勢の児童が横断歩道を渡る際の左右確認を指導することは困難であること、また、交通安全教育は学校で行っていることから、今回のハンドブックには盛り込まなかったとのことです。
とはいえ、指導員が居なくても(むしろ日常生活では居ないことの方が多い)子供達が自らの安全を守れるような指導を行うことはとても重要なことであると私は考えているので、次回のハンドブック改定の際には、
「※余裕のある場合には、子供達に左右確認をさせましょう。」
の文言を追加してくださるよう、担当課の方へお願いしました。
日々、子供達の交通安全指導をしてくださっているPTAやボランティアのみなさん、「(余裕があれば)子供達に左右確認」のご指導をどうかよろしくお願いいたします。
(ちなみに私自身は、青信号の横断歩道を渡る際にも左右確認を行っています。赤信号を無視して暴走するクルマに殺されたくないからです。)
【参考】はたふりハンドブック 通学路での交通安全指導(戸田市公式サイト)
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[安全と防災]2015年8月24日(月)
戸田市が、「マンション防災」を中心とした防災用品展示会を初めて開催しています。
戸田市はマンション住民の方の比率の多いまちですが、「マンション防災」に関する施策はなかなか進んでおらず、実際に、市内においてマンション単位で防災に取り組んでいるところは、いまだ数える程です。
メンバー4人がマンション住民の「戸田の会」では、過去に何度かマンション防災に関する提言を行ってきました。
戸田市の今回の取り組みは、まちの実状に適ったものであり、評価すべきことと思います。
展示されている防災用品の中には、私がかつて議会で提言し市内の福祉避難所で導入された「電動ラップ式トイレ」や、今回私が初めて知った「耐震シェルター」がありました。
「耐震シェルター」は、“家具の転倒”ではなく“家屋の倒壊”から寝床を守るためのもので、本年4月から戸田市の補助金制度に含まれています。
補助対象となるのは、家屋倒壊の危険が高い「木造かつ耐震性の低い住宅」です。
本日から2週間、戸田市の1階で展示会が行われています。
私としては、防災用品の「展示」だけでなく、「実演」や「販売」も行って欲しかったところですが、それについては今後に期待します^^
みなさん、市役所にお立ち寄りの際には是非ご覧になってください。
●〔記者発表資料〕耐震シェルターや防災用品、災害時のパネルなどを市役所に展示(戸田市公式サイト)
●既存住宅耐震診断・改修補助金制度(戸田市公式サイト)
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[交通と自転車]2015年8月23日(日)
「市内のバス停にベンチや屋根を設置して欲しい。時刻通りに来ないことがあるバスを、立って待っているのはツラい。特に夏場は、屋根が無いと日差しが暑くて大変。」
こちらは、半年ほど前に市内の高齢女性の方から頂いたご意見です。
公共交通の利用促進のための貴重なご意見であり、それ以来、市に提言する機会を伺っていました。
そこで、金曜日に開かれた交通対策特別委員会において、先日行政視察を行った魚津市の取り組み(バスサポーターや地域住民によるベンチ設置)を挙げ、「市内のバス停へのベンチの設置を進めてはどうか?」と提案させていただきました。
他にも、魚津市と射水市がそれぞれ導入していた「バスロケーションシステム(バスの運行情報表示)」の設置拡大についても委員会で取り組んではどうか、と提案させていただきました。
すでに委員間では、住民の移動権確保のための「公共交通」の重要さは共有されていると思います。
あとは、「公共交通をより身近なものにする」ために、委員会として具体的に何に取り組んでいくかを決める時期に入っていると思います。
議員個人ではなく、議員の集まった「委員会」だからこそできることがあると思います。
今後の交通対策特別委員会の活動にご期待いただければと思います。
※以下の写真は、市内外のバス停の模様です。
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[その他]2015年8月22日(土)
行ってきました「戸田ふるさと祭り」。
プライベートでの参加ですが、ふるさと祭りを所管する市民生活常任委員会の副委員長として、祭りの様子とともに、各店舗のビールの味もしっかり確かめてきました。
スピーカーから流れる大音量の「戸田音頭」が心地よかったです^^
あす日曜日もやってます。正午から夜8時までです!
http://www.todafurusato.com/
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[子育て, 福祉と医療]2015年8月20日(木)
理由なく自殺する人はいません。
自殺する理由はすべて、「辛いから」です。
本人にとっては自殺する方が楽だと思うほど辛いわけですから、見る人が見れば、辛そうな様子には気付きます。
ただ、(突発的でない自殺に関しては、)本人が自殺の実行を「決意」してからの数日間は、周りに悟られないよう努めたり、また、気が楽になったりすることから明るく振る舞うので、「元気そうだったのに……」となってしまいます。
さて、このほど内閣府が『平成27年版 自殺対策白書』を発表しました。
以下、小学生から大学生までの「子供の自殺状況」を概観したいと思います。
「うちの子は大丈夫」とお思いかもしれませんが、子供の自殺は、親が「子供の辛さ」に気付いていないから起こるわけです。
お子さんをお持ちの方には、以下の結果に一度でも目を通していただければと思います。子供を救ってあげられるのは、一義的に「親」です。
《子供の死因における「自殺」の順位》(上掲画像)
10歳~14歳において「2位」
15歳~19歳において「1位」
20歳~24歳において「1位」
交通事故などの「不慮の事故」よりも多いです。
ちなみに「悪性新生物」とは、いわゆるガンなどです。
《子供の自殺の動機が不明な割合》
11歳~14歳の「4割前後」は、自殺の動機が(周囲には)分からないまま自殺しています。
《判明している子供の自殺の動機》
小学生においては、「家庭」が大半
中学生においては、「家庭」や「学業」や「学校問題」
高校生においては、「学業」「進路」や「うつ病」
大学生等においては、「学業」「就職」や「うつ病」
子供が大きくなるにつれ、自殺の動機が家庭的な問題から社会的な問題に移っていることが分かります。
また、(判明している分においては)「いじめ」が自殺の動機となっている割合は意外と少ないです。
《子供が自殺をする時期》
自殺の多い順に、「夏休み明け」「春休み明け」「GW明け」。
逆に自殺の少ない時期は、「年末年始」「夏休み前」。
「長期休み明けの憂鬱さ」が、子供達の自殺を誘発していることが分かります。
「辛い現実から逃避できなくなる」時期ということです。
(逃避することは決して悪くありません。)
以上の点に特に留意して、これからもお子さんを見てあげていただければと思います。
【参考】
平成27年版自殺対策白書
学生・生徒等の自殺をめぐる状況(PDFファイル)
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