[教育]2015年4月24日(金)
今年度から、戸田市で初めて「スクールソーシャルワーカー」(以下、SSW)が任用されました。
これまでも、「スクールカウンセラー」(以下、SC)が市内の各中学校へ2週間に一度ほど派遣されていますが、SCとSSWはその役割が大きく異なっています。
SCは、「心理学」の専門家として、悩みを抱えた生徒に助言を行うことで、生徒の内面の治療を図ります。活動場所は、相談室です。
一方SSWは、「福祉」の専門家として、課題を抱えた生徒とその環境に対して、助言だけでなく仲介や関係調整も行い、生徒の家庭を訪れることもあります。
家庭環境の問題を抱えた生徒が増えているいま、生徒個人へのカウンセリングだけでは解決できない問題にSSWが取り組むことは、生徒(とその家庭)にとっても、教員にとっても望ましいことではないかと思います。
国も現在、SSWの配置を進めてはいますが、人材の確保が課題となっています。
今回、戸田市でSSWとして(県費で)任用されたのは、社会福祉士と精神保健福祉士の資格をお持ちで、お仕事の合間に、市内でボランティアとして子供達の相談活動をされていた方です。
「教員の負担は大きい。学校の味方でもなく、役所の味方でもなく、悩んでいる家族のためにお役に立ちたい。」とのお考えのもと、これまでにも、ある不登校の生徒のご家庭に3カ月間で数十回の訪問を行い、課題改善を図ってきた実績をお持ちの方です。
子供達にとって、従来のSCは敷居が高いと聞きます。
今後、戸田市でもSSWが普及し、「子供たちの強い味方」が増えてくれることを期待しています。
※今回の戸田市でのSSW任用は、昨年12月議会における三輪なお子議員の一般質問がきっかけとなりした。
◇Facebookの元記事はこちら
[議会と選挙]2015年4月21日(火)
本日は、和光市議会議員の2期目に挑戦する「いはら 陽輔」候補の応援に伺いました。
戸田市役所庁舎に何年間かシステム系の民間社員として勤められた方で、和光市の議員になられて1期目の間には、ITを活用した行政事務の効率化を提言し、8000万円以上のコスト削減を実現した実績があります。
誠実で控え目なお人柄をお持ちで、自転車での選挙活動中にも、公園のお母さん方や下校中の子供達と時間をかけてお話し合いをするなど、自然体が魅力の方です。
また、いはら候補が掲げる公約には、「持続可能な交通政策」や「多世代交流」など、私の政策との共通点もあり、是非2期目に当選し、公約の実現を果たしていただけることを期待しています。
本日は、菅原県議や近隣市の市議とともに、午前と午後の自転車実況カラスを務めさせていただきました。
下の写真は、コンビニで休憩中に、選挙カーの運転席を陣取ったペーパードライバーの私です(笑)
◇Facebookの元記事はこちら
[生活と環境]2015年4月20日(月)
写真は、戸田市の市民農園「土に親しむ広場」とその区画図です。
「土に親しむ広場」は、毎年2月に広報戸田市で利用者を募集し、(高倍率の抽選に)当選した市民の方は、1区画(約15平方メートル)を年額6,000円で最長3年間利用できます。
私は、土に親しむ広場について、市民生活常任委員会に所属したことで初めて取り扱ったので、委員会では基本的なことを中心に質疑を行いました。
質疑とそれに対する担当課の答弁を、以下に記します。
Q. 土に親しむ広場の数は?
A. 市内14か所に632区画。
Q. 広場用地の確保は?
A. 市有地を利用した1か所(中町)を除く13か所については、土地所有者に提供してもらっている。土地所有者には、固定資産税の減免というメリットがある。
Q. 固定資産税の減免の年間総額は?
A. 1132万2千円。(※広場の運営経費は年間137万円)
Q. 近年の広場数の増減は?
A. 微減傾向。H26年に1か所(24区画)開園した一方で、平成27年に2か所(105区画)を土地所有者に返還した。
Q. 返還の理由は?
A. 相続などに際して、所有者から返還を求められた。
Q. 【他委員による質疑】土に触れあえる素晴らしい事業であり、市民からも好評である。広場が無くなってしまわないよう、広場のための市有地を確保してはどうか?
A. 今後、市有地確保に向けて色々な手法を検討していく。
Q. 昨年に、他議員の一般質問において「農作物の窃盗被害が多いことから、防犯カメラを設置してはどうか」との提言があったが、検討の進捗は?
A. 最近は盗難被害はないので、カメラ設置に関して具体的な検討は行っていない。
※戸田市公式サイト「土に親しむ広場」
◇Facebookの元記事はこちら
[まちづくり]2015年4月18日(土)
「また来たいと思わせる図書館に向けての提言書」の提言が、着実に反映されてきています。
①図書館に静かなBGMが流れるようになりました。
従来の図書館のように「物音を立ててはいけない」と過敏になってしまうような場所ではなく、自然に出るような物音は受け入れられるような場所こそが、“また来たい”と思わせる図書館には必要と考え、館内BGMの放送を提言しました。
BGM放送の導入直後ということもあり、利用者の方々からは賛否両方のご意見が寄せられているようですが、今後、図書館内へのカフェ設置などが進むことで、BGMは自然と図書館に調和していくのではないかと考えます。
②館内ディスプレイが充実されました。
ユーザーフレンドリーであることも、“また来たい”と思わせるには必要な要素です。
書棚のカテゴリー名が大きな文字で表示されたり、上記写真のように可愛らしい掲示が飾られたり、書棚の中のおススメ本のポップが作成されたりと、様々な工夫が凝らされていました。
これらの掲示物は、図書館司書の方が手作りされたとのことです。
他の先進的な図書館を視察した際、司書の方々が多彩な才能を持っておられましたが、戸田市も例外ではありません。
提言書にも「図書館司書のスキル活用」の項目を盛り込みましたが、写真の掲示物を見るだけでも、司書の方が活き活きとその能力を発揮されているのが伝わります^^
◇本年1月に文教建設常任委員会が提出した提言書の内容については、以下をご覧ください。
「また来たいと思わせる図書館に向けての提言書」
◇Facebookの元記事はこちら
[教育]2015年4月16日(木)
本日は、新教育長のもとで初めて開催された「教育委員会 定例会」と「第1回 戸田市総合教育会議」を傍聴し、戸田市の教育の新たな幕開けを感じられた素晴らしい日でした。
●「教育委員会 定例会」に関して、これまでは、どちらかというと追認の場となっていた印象があります。
しかし今回は、委員からの質問に対して担当課から論旨をずらした答弁が返された際、きちんと質問の内容に答えるよう教育長が指示を出し、また、提出された資料に対し委員から「この資料だけでは判断できない。次回からは改善して欲しい。」との意見が出るなど、今後の定例会での“議論の活性化”が期待できるものでした。
●「第1回 戸田市総合教育会議」は、過去の大津いじめ事件を発端とした国の教育委員会制度改革を受け、戸田市が全国に先駆けて開催したものです。
この会議では、これまで互いに独立した存在であった「市長」と「教育委員会」が一堂に会し、教育についての議論が交わされます。
今回は第一回目として、市長と教育長、4名の教育委員それぞれが、教育への思いや理念を述べられました。
かなり要約すると、市長は「まちづくりは人づくり、人づくりは教育」と、教育長は「現場を直視した攻めの教育改革」と、教育委員は「戸田市に合った地域ぐるみでの教育」との考えを示されましたが、いずれも、戸田市の教育を真剣に考えておられることが伝わるもので、正直、傍聴中に少し感動してしまいました。(※議事録は後日公開されます。)
会議終了後に、傍聴者(何年間も戸田市の教育委員会定例会を傍聴し続けてこられた元教師の方)が、「これまで、教育委員の教育に対する考えに触れる機会が無かった。今回の会議を傍聴できて本当に良かった。」と、私との立ち話の中でおっしゃっていたのも印象的でした。
◇Facebookの元記事はこちら