「新田ふれあい噴水公園」に遊びに行きました
つい先日完成した「新田ふれあい噴水公園」に家族で遊びに行きました。(場所は新曽の消防本部の裏手付近です)
地域の旧住民だけでなく新住民や子供たちをも交えたワークショップで作られた、とても素敵な公園です。
公園と道路との境界が低いために開放的な雰囲気があり、また死角がなく防犯上安全でもあります。
公園の至る所にベンチがあり、高齢者の方でもゆっくりくつろぐことができます。
唯一の大型遊具は木製です。大人の私でも飽きずに遊んでいられるのは、木の持つ魅力ゆえだと思います。
花壇の花は、今後ボランティアの方々が手入れをしてくださるとのことです。
看板には、「ボール遊び禁止」等の文言ではなく「ボールで遊ぶとまわりの子があぶないよ」などと子供目線での言葉が書かれており、丸太には、ワークショップに参加された方々の「子供たちへの想い」が刻まれています。
そして夏場(5月~9月)には、公園中央が噴水エリアになります。
私家族が公園の道路側にあるベンチで(近くのコンビニで買った)お昼ご飯を食べていたときには、公園を歩いて通り過ぎていたおばあちゃんが話し掛けてくれました。また、お孫さんを連れて公園に遊びに来ていたご夫婦とも気軽に会話をすることができました。
(木製遊具で遊んでいたときには、おませな小学生の女の子から「ロープを使って降りないとあんたのカッコいい顔がズタズタになるよ」と冷たい口調で注意されて、私は「すいません」としか返せませんでした笑)
公園の名前の通り、多世代間の「ふれあい」が自然と生まれる空間でした。
このような素敵な公園ができたのは、さまざまな世代や属性の地域住民の方々がワークショップで真剣に話し合ってくださったからだと思います。
この「より良いものができる」ことが、行政主体ではなく市民との協働で事業を進めることの大きなメリットなのですが、そこにはもう一つの意義があると思います。
この公園を利用されたお母さん方のなかには「公園内にトイレが欲しかった」「小さい子が遊べる遊具じゃない」などのご意見もあると耳にしましたが、公園づくりワークショップではそのようなことももちろん話し合われましたし、当時のワークショップのニュースレターにもそれらの内容が掲載されています。(ちなみに、小さい子供でも親が一緒に遊んであげれば十分楽しんでくれます)
これが行政主体で作られた公園であったならば、それらのお母さん方の不満の矛先は「行政」に向かうはずですが、市民協働で作られた公園であれば、矛先は「ワークショップに参加もしくは意見提出をしなかった自分自身」に向かうことになります。
市民と行政との間に不要な溝ができることもありませんし、もし今回の件がきっかけとなって、それらの方々の市政へのアンテナが少しでも高くなるのであれば、市民協働は今後いっそう促されます。
「公園づくりワークショップに新住民も参加させてはどうか」と当時の議会で提案したのは私なのですが、その背景には、先程のようにお母さん方が「公園への不満」を口にするのを見る機会が多かったことがあります。
昨年には、私の所属した委員会として「地域に親しまれる公園づくりに向けての提言書」を作成・提出しました。
私が1月の選挙で落選したことによって、議員として力を入れていた事業が停滞してしまうことを心配することがあるのですが、今年の10月に、彩湖・道満グリーンパークの新規遊具について投票アンケートが実施されたのを見たときには、安堵するとともにとても嬉しかったのを覚えています。
とりあえずいまは、夏の噴水シーズンがめっちゃ楽しみです(^^)