[教育]2015年8月19日(水)
このところ日程が合わずに傍聴できなかった「教育委員会定例会」を、今回ようやく傍聴できました。
今年度から教育委員会が新しい体制となり、毎月開催の「定例会」が大きく生まれ変わっていました。期待以上です。
具体的には、
(昔)事務局側から提出された議案だけを扱う受け身の定例会
(今)教育委員側が提案するテーマ(いじめ、学力テスト、ICT教育 etc.)も扱う主体的な定例会
(昔)教育委員からの質問があっても単発で終わる定例会
(今)教育委員からの質問が議論に発展する定例会
別の表現をすると、「傍聴している側も議論に参加したくなる定例会」です。
このような活発な定例会が恒常化することで、教育委員会が形式的なものから実効的なものに変わり、ようやく本来の機能が果たせるのだと思います。
今回の定例会では、特に「ICT教育」についての議論が白熱しました。
委員の方からは、
●ICTは単なるツールであり、本来は教師が独自の教材を開発して勝負すべきことを確認すべき。
●戸田市がICT教育を打ち出しているのであれば、徹底的に活用しないと税金を払っている市民に申し訳が立たない。
●ICT教材を、知識をチェックするだけのものから、対話型のものにしていくべき。
●家庭でのICT教材の使い方をお母さん方にきちんと周知しないと、生徒には拡がらない。
●生徒のスマホ保有率が高いことをマイナスに捉えず、それを逆手にとって活用することを考えてはどうか。
などの参考にすべき意見が出されました。
次回の教育委員会定例会は、9月24日(木)午前9時30分に市役所3階の教育委員会室で開催されます。
そこでは、教育委員からの提案により、現在戸田市が策定中の「第3次戸田市教育振興計画」についての議論もされる予定です。
【参考】戸田市教育委員会 会議開催予定 会議録及び資料
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[福祉と医療]2015年8月18日(火)
本日は、「戸田市国民健康保険運営協議会」に議会代表の委員として参加し、平成26年度の決算などについて審議しました。
自営業者や非正規労働者、(74歳以下の)年金生活者などが加入する「国民健康保険(国保)」ですが、国保を運営しているのは戸田市です。
(ちなみに、私も国保に加入しています。)
大企業のサラリーマンが加入する「健康保険組合」、公務員や教職員が加入する「共済組合」と違い、国保に関しては、一般的に加入者の所得水準が低い一方で医療費が高いため、赤字が恒常化しています。
国保の赤字は戸田市の税金で埋め合わせるのですが、その額は、平成22年度で「約8億8000万円」だったものが、平成25年度では「約14億3000万円」と急増し、さらに平成26年度では「約16億1000万円」と、増加の勢いは止まりません。
国の制度改革により、平成30年度からは国保の赤字が解消されることが期待されていますが、戸田市は、それを待つだけでなく、「医療費の削減」に向けた取り組みも始めています。
その一つが「医療費データ分析」です。
戸田市における「国保加入者全体の一人当り医療費」は、埼玉県内で最も安いのにも関わらず、「国保加入者のうち前期高齢者(65歳~74歳)の一人当り医療費」は、埼玉県内で最も高い結果(3年連続)となっています。
この原因がどこにあるのか。戸田市特有の課題は何か。
それを解明する手掛かりとなるであろう医療費データ分析の結果が、今年の秋頃には報告される予定です。楽しみです。
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[教育]2015年8月17日(月)
寄付をされる方は掛け値なしに素晴らしいと思います。
かつて戸田市の海外留学奨学制度を利用された方のお母様が、このたび戸田市に5000万円のご寄付をされたとのことです。
戸田市の海外留学奨学基金は、もともと市内の篤志家による1億円のご寄付を原資として設立し、その運用益でこれまで賄ってきました。
しかし最近は、利率の低下により元金に手を付けざるを得ず、資金の枯渇が危惧されていました。
「戸田市海外留学奨学事業特別会計」のここ数年の予算規模は約1000万円なので、今回のご寄付は約5年分、人数に換算すると大まかに50人の子供達の留学資金に充てられることになると思います。
さらに、留学で得た経験が子供達の将来に活かされることを考えれば、その価値は計り知れません。
【参考1】市長フォトニュース 2015年8月(戸田市公式サイト)
【参考2】海外留学奨学制度(戸田市公式サイト)
(※記事内容を一部修正し、画像を削除いたしました。)
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[まちづくり]2015年8月16日(日)
お盆の13日~15日に茨城県日立市に帰省しました。
安倍首相による戦後70年談話は、実家のテレビで観ていました。
こちらで内容に触れることは避けますが、形式面においては、前半がとてもスッキリしていたのに比べ、後半の文章がまとまっておらず、聴いていて途中で集中力が切れてしまいました。
何事においても、相手を思いやるサービス精神は大事です。
それが、スピーチにおいては「簡潔さ」なのだと思います。
話題は変わり、公共スペースでのサービス精神(の一つ)は「椅子」ではないかと、このところ考えています。
「公共スペースが人で賑わう」という命題に対し、椅子があることは十分条件ではありませんが必要条件ではあると思います。
というわけで最近は、公共か民間かを問わず、街中で見かけた「人で賑わう、椅子のある空間」を写真に収めています。
上掲写真は、帰省中に立ち寄った品川駅構内の一角、下掲写真は、6月に撮影した池袋サンシャイン内の一角です。
他にもいくつか写真はありますが、今後も「椅子のある空間」を見掛けては、「人で賑わう」ために他にどのような要素が必要なのかを考えていきたいと思います。
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[交通と自転車]2015年8月12日(水)
戸田市が全国で初めて実施した「自転車前かごへの《自転車は左》」の取り組みが、日本各地に拡がりつつあります。
それぞれの自治体で、議員や市民の方々が戸田市の事例を挙げながら提言してくださっているのですが、それが戸田市のアピールになり、さらには「自転車のまち戸田」に向けた推進力にもなるのではないかと期待しています。
ではあらためて「なぜ左側通行は安全なのか?」というと、それは「クルマやバイクと同じ向きに走ると、自転車がクルマやバイクから認識されやすいから。」です。
その理屈を理解しやすいよう、以下の動画では、イラストを交えつつ5分程度の解説を行っています。
ぜひ動画をご覧いただき、自転車の左側通行を路上で実践していただけるように願っています^^
(※以下の画像をクリックすると動画が流れます。)
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