行政頼みではなく行政の情報を利用する 「e-Toda オープンデータ・アイデアソン」
[まちづくり]2018年3月9日(金)
おかげさまで、仕事や地域活動など、白髪が増えない程度に、また娘(と妻)から愛着を抱き続けてもらえる程度に忙しい生活を送らせてもらっています。
そんな生活の中でも、市内の方からお誘いを頂いたイベントや勉強会には、可能な限り参加しています。
先月は、さくらパルで開催された「e-Toda オープンデータ・アイデアソン」に参加しました。
この数年、戸田市は、市民や行政を交えた「協働」による事業を多く進めていますが、今回のイベントは「戸田市の保有するデータを市民生活の向上のためにどのように活用するか」についてアイデアを出し合うというもので、スマホやAI(人工知能)、プログラミングなど、情報技術の壁を越えた自由なアイデアが飛び交い、いつになく刺激的でした。
私達のグループでは、
民間企業と同じように、戸田市もできる限り、いろいろな行政手続きをスマホやPCで完結できるようにすれば、市の魅力がアップする。そのためは、ネット上での手数料支払いや本人確認の技術が必要になる。まず、ネット決済については云々……
と、議論が進みました。戸田市の職員さんも参加していたので、行政側の率直な意見もあって面白かったです。
他のグループでは、
行政は、口コミなどの公的でない情報は集めないが、いまの時代は、口コミをネットで読んで参考にする人が多い。地域の公園や子供の遊び場に関する口コミが集まるような公園検索アプリを作ってはどうか。
市内の同好会やサークルに入りたくても、そもそもどういうサークルがあるのか分かりづらい。AIによって、市民とサークル、またはサークル同士をマッチングするようなアプリを作ってはどうか。
などのアイデアが出ました。
特に2つ目と3つ目のアイデアは、「行政頼み」ではなく、あくまで「行政の情報を利用」して自分たちで行動を起こすという考え方に立っており、このように、アイデアがアイデアとして終わってしまうのではなく、実現に向かって進んでいく可能性のあるところが、アイデアソンの醍醐味だと思いました。
このイベントは、市内のボランティア団体(Code for TODA)や戸田市などが共催し、経済産業省が後援したものです。
全国的に見ても画期的なこのようなイベントが、私の住んでいる戸田市で開催されたことは、とても嬉しく誇らしいです。
なお、当日はJ:COMが取材に来られ、翌日のデイリーニュースで取り上げてくださったのですが、そこで私がけっこう多目に映っていたので、記念に画像を2枚アップしておきます(笑)
※集合写真は「Code for TODA」のサイトから転載しました。