先日の埼玉銀杏会の「講和を聞く会」の後に、懇親会が開かれたのですが、私と同じテーブルに戸田市在住のご婦人がいらっしゃいました。
その方は、東大卒業後に都の職員となり、退職後の現在は、北区にある児童館の館長を務められ、また北区の小学校の「放課後子ども教室」の運営も行っておられるとのことです。
ちょうど私は一般質問で「戸田市の放課後子ども教室の事業拡大」を提言したばかりですので、大変興味を持ってお話を伺いました。
おそらく戸田市よりも財政状況の悪い北区(東京23区の中では最下位レベル)ですが、放課後子ども教室の開催状況は、23区の多くと同様、
●平日放課後の毎日開催
●土日や夏休み・冬休みも、午前午後で毎日開催
●校庭・体育館・教室を使用
●保護者のお迎え不要
というもので、そのご婦人曰く、
「戸田市は、子供の遊び場に関する施策が全く進んでいない。」
とのことです。
もちろん私もかねてからそのように認識しており、議会での提言を続けていますが、同じ市内の方から客観的な視点でこのようにおっしゃってただけると、大変心強く感じます。
しかし実は、戸田市だけでなく埼玉県全体が「子供の遊び場」に関しては力を入れていない状況です。
戸田市には、埼玉県の他自治体に先駆け、是非この課題に真剣に取り組んでいただきたいと思います。
子供は、遊ぶことで自我が育ちます。
街中から子供の遊び場を奪ってきたのは、大人です。
これからは、大人(行政)が子供達の遊び場を創出する時代であり、それが私たち大人の責任です。
【参考】北区の放課後事業