多世代交流スペースの常設に関する陳情

子育て, まちづくり]2015年2月23日(月)

本日、3月議会の開会日に、市内のお母さん方からの陳情書が議場に配布されました。

 
件名は、「新曽福祉センター内、多世代交流スペースの常設に関する陳情」です。署名者の数は505名です。

 

こちらの陳情と連動する形で、私は、3月6日(金)午前10時の一般質問において、「福祉センターの多世代利用に向けた見直し」を取り上げます。

 

先日のプレーパークに参加しても感じましたが、戸田市でも、「子供達や子育て世代にとって足りないもの」に気付き、それを求めるために、活動をしたり声を上げたりする若いお母さん方が現れています。
同じ世代の議員として、そのような動きを後押ししたいと考えています。

 

以下に、配布された陳情書の内容を転記いたします。

 

【件名】
新曽福祉センター内、多世代交流スペースの常設に関する陳情

 

【要旨】
新曽福祉センター内に、子育て世代と地域住民の方々の居場所として、常設の多世代交流スペースを設けてください

 

【理由】
新曽地区(特に新曽北小学校周辺)には、遊具のある公園が少なく、また、児童館の機能を有した施設も無いことから、未就学児や小学生が遊んだり、保護者同士が気軽に集ったりすることが難しい状況です。
その対策として、未就学児に関しては、小学校の学童保育室を利用した「親子ふれあい広場」や、福祉センターの会議室を利用した「ぷくぷく」が実施されています。しかし、それらは既存施設の空き時間に開催するものであるため、「親子ふれあい広場」は学期中の午前のみの実施、また、「ぷくぷく」は不定期かつ短時間の開催となっており、利用者にとってはとても不便です。さらに、利用は概ね3歳未満の子供とその保護者に限定されているため、3歳以上の兄弟を一緒に連れて行くことはできず、子供の年齢による分断が生じてしまいます。
小学生に対する居場所事業としては、新曽福祉センターにおいて「青少年の居場所」が定期的に開催されていますが、その開催時間は午後4時15分から夕焼けチャイムまでであるため、夕焼けチャイムが午後4時30分に放送される冬場(10月1日~3月14日)の6か月半は、小学生の利用時間は僅か15分間です。それだけのために「青少年の居場所」を利用する小学生はほとんどいません。さらに、利用は小学生以上とされているため、小学生が未就学児の弟や妹を連れていくことはできません。
保護者同士が気軽に集える場もほとんど無く、異年齢の子を持つ親同士の交流が生まれにくい状況にあります。
新曽福祉センターが、子供や子育て世代にとって気軽に入りやすく利用しやすい施設であれば、雨天や酷暑、酷寒のときでも常時利用できる居場所が確保され、また、そこで地域の方々との交流が生まれることも期待できます。しかし、現状では、一部の利用者のための施設となっています。
新曽福祉センターがすべての世代に開かれた施設になるよう、新曽福祉センター内に多世代交流スペースを常設することを求めます。

 

 

◇Facebookの元記事はこちら