今回の9月議会に市長から提出された条例案の内の2つに対し、昨日共産党から修正案が提出され、今朝、それら修正案に対する会派の態度を決めるために、急遽メンバーで集まりました。(他会派も同様です)
原案と修正案、それらに対する会派の態度、および(健康福祉常任委員会での)採決結果は、以下の通りです。
①上戸田地域交流センターの使用料
【原案の要旨】
新設される上戸田地域交流センター内の施設について、登録団体の使用料を一般使用料と同額にする。
【修正案の要旨】
登録団体の使用料を一般使用料の半額にすべき。
【会派の態度】
原案を支持。
・これまで、登録団体の使用料は無料でかつ使用回数制限は無かったため、登録団体による占有があったとのこと。公共施設は、広く一般の市民に利用されるべき。
・原案では、使用料が一般使用料と同額になるとはいえ、優先予約や団体広報支援などの優遇措置はある。
・そもそも、今回の使用料設定に際する協議には登録団体が協議に加わっており、そこで理解を得ている。
【採決結果】
多数決により原案可決。
②学童保育料の改定
【原案の要旨】
学童保育料の保育料の値上げを行う。第2子以降の学童保育料については、これまで通り減額措置なし。
【修正案の要旨】
第2子以降の学童保育料を半額にすべき。
【会派の態度】
原案を支持。ただし、次回の保育料改定においては、多子軽減を検討すべき。
・今回の値上げは、受益者負担率を適正化(26%→36.5%)するための15年振りの措置。
・多子軽減は重要な政策と考えるが、仮に今回第2子以降の学童保育料を半額にするのであれば、全体の保育料を再度算定する(値上げする)必要が生じるが、そうなると来年度からの適用に間に合わない。
・今後、従来よりも短い間隔で保育料見直しを行っていくとのことなので、次回の保育料改定に際しては、多子軽減を検討すべき。
【採決結果】
多数決により原案可決。
※学童保育料について、私は今回の9月議会において「なぜ多子軽減の措置をとらなかったのか?」との質疑を行っているように、多くの子供を育てる家庭の負担を減らすことは戸田市の将来のために必要な施策であると考えています。
今後、学童児童を小学6年生まで受け入れるようになれば、兄弟での入室がこれまでより大きく増えることは明らかです。(現在、兄弟入室世帯率は1割)
しかし今回は、前述の理由と、学童保育料が依然低額である(最高で一人当たり一カ月7,800円)ために時間的猶予が許されると考えたことから、現実的な判断を行いました。