昨日は、埼玉県内の若手議員による「青年地方議員の会」の視察を、4月にオープンしたばかりの「こどもの国」で行いました。
他自治体の議員の方々が一様におっしゃっていたのは「さすが戸田市にはお金がある」という言葉、印象に残ったのは「広いのでお父さんでも連れてきやすい」という言葉、反響が大きかった施設は「児童プール」と「音楽スタジオ」でした。
私にとっては、4月以来の来館です。
2か月ほど前、利用者の方から改善のご要望を頂いたのですが、まだオープン当初ということもあり、担当課にはお伝えせずにしばらく様子を見ていました。
今回伺ってみて、それらのいくつかは解消されており、安心しました。
一つ目は、軽体育室です。
「小さい子供と小学高学年以降の子供が混在していて危険。」
⇒年齢による利用時間帯の設定
「バトミントンをやるスペースが無い。」
⇒種目によるスペースの区分け
「フロアマネージャーを配置しては。」
⇒入口へのフロアマネージャー配置
の通り、頂いたご要望が解決されていました。
二つ目は、2階の多目的室です。
「飲食のできる談話コーナーが満席になる。」
「多目的室の貸出が無いときは、開放して欲しい。」
「小学高学年以降の子供は、小さい子供の遊び場ばかりとの印象を持っている。」
とのご意見を頂いていたのですが、現在は、談話コーナーのテーブルセットを増やし、また、多目的室2室の貸出の無いときは、乳幼児用のプレイルームと中高生用の自習室としてそれぞれ開放しているとのことです。
空き部屋を中高生の自習室として開放することについては、先般の「図書館提言書」にも含めたのですが、管理の手間が増えるためか、図書館ではなかなか進んでいません。既存の自習室が満席であっても、です。
こどもの国の管理運営は委託なのですが、このような「ニーズに対応させて施設を有効活用する」という姿勢は大いに評価すべきです。
「利用者から何が求められているか、ニーズをしっかり把握する」
「そのニーズをできる限り満たせるように、施設を柔軟に活用する」
これらのことを、すべての公共施設にいま一度認識していただきたいです。
公共施設は「みんなの施設」です。
空き部屋を閉め切ったままにできてしまうことは、(厳しい物言いになってしまいますが)「思考停止」だと思います。