空き部屋を閉め切ることは「思考停止」

子育て, まちづくり]2015年7月7日(火)

昨日は、埼玉県内の若手議員による「青年地方議員の会」の視察を、4月にオープンしたばかりの「こどもの国」で行いました。

 

他自治体の議員の方々が一様におっしゃっていたのは「さすが戸田市にはお金がある」という言葉、印象に残ったのは「広いのでお父さんでも連れてきやすい」という言葉、反響が大きかった施設は「児童プール」と「音楽スタジオ」でした。

 

私にとっては、4月以来の来館です。

 

2か月ほど前、利用者の方から改善のご要望を頂いたのですが、まだオープン当初ということもあり、担当課にはお伝えせずにしばらく様子を見ていました。
今回伺ってみて、それらのいくつかは解消されており、安心しました。

 

一つ目は、軽体育室です。

 

「小さい子供と小学高学年以降の子供が混在していて危険。」
⇒年齢による利用時間帯の設定

 

「バトミントンをやるスペースが無い。」
⇒種目によるスペースの区分け

 

「フロアマネージャーを配置しては。」
⇒入口へのフロアマネージャー配置

 

の通り、頂いたご要望が解決されていました。

 

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二つ目は、2階の多目的室です。

 

「飲食のできる談話コーナーが満席になる。」
「多目的室の貸出が無いときは、開放して欲しい。」
「小学高学年以降の子供は、小さい子供の遊び場ばかりとの印象を持っている。」

 

とのご意見を頂いていたのですが、現在は、談話コーナーのテーブルセットを増やし、また、多目的室2室の貸出の無いときは、乳幼児用のプレイルームと中高生用の自習室としてそれぞれ開放しているとのことです。

 

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空き部屋を中高生の自習室として開放することについては、先般の「図書館提言書」にも含めたのですが、管理の手間が増えるためか、図書館ではなかなか進んでいません。既存の自習室が満席であっても、です。

 

また来たいと思わせる図書館に向けての提言書_2

 

こどもの国の管理運営は委託なのですが、このような「ニーズに対応させて施設を有効活用する」という姿勢は大いに評価すべきです。

 

「利用者から何が求められているか、ニーズをしっかり把握する」
「そのニーズをできる限り満たせるように、施設を柔軟に活用する」

 

これらのことを、すべての公共施設にいま一度認識していただきたいです。
公共施設は「みんなの施設」です。
空き部屋を閉め切ったままにできてしまうことは、(厳しい物言いになってしまいますが)「思考停止」だと思います。

 

 

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