[交通と自転車, まちづくり]2016年1月24日(日)
戸田市の1世帯当たりの自家用車保有台数は、10年前は「約0.8台」でしたが、現在は「約0.7台」と、俗に言う“マイカー離れ”は戸田市でも進んでいます。
ちなみに私は、免許は持っていますがマイカーは所有していません。
その理由は3つあります。
①人を傷付けたくないから
路上では急に何が起こるか分かりません。ただ、その何かが起こったとき、クルマは最悪の場合人を殺してしまいます。そうなれば、社会的立場も失います。
クルマの運転に伴うそれらのリスクは、私にとっては大き過ぎます。
②お金が節約できるから
車種にもよりますが、マイカー所有には、クルマ代や維持費等をあわせて年間50万円前後のコストが掛かります。
私は、雨の日に市内で用事があるときなど、月1~3回程タクシーに乗ることがありますが、それでも年間のタクシー代は3万円程度です。
③環境に優しいから
マイカーを所有していなければ、必然的に自転車や公共交通を使うことになり、ひと一人あたりの移動にかかる環境負荷は少なくなります。
また、クルマの製造にかかる環境負荷も無くなります。
なぜこんな話をしたかと言うと、先週から「戸田市地球温暖化対策実行計画」の改訂版に関するパブリックコメントが実施されており、そのなかの重点プロジェクトの一つに「自動車に依存しないまちづくりプロジェクト」があるためです。
マイカー交通から公共交通への転換を促す取り組みは、専門的に「モビリティマネジメント」と言いますが、これは、まちの活性化や交通安全、人の健康づくりなど、現代社会が抱える多くの課題の解決につながる重要な施策です。
モビリティマネジメントは、過度なクルマ社会にある日本においては特に実現が容易ではない施策ですが、今後少しずつでも進展していくよう、議員の立場からも後押ししていければと考えています。
◎戸田市地球温暖化対策実行計画【改定】パブリックコメント(戸田市公式サイト)
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[まちづくり]2016年1月21日(木)
本日は、「第2回 戸田市スポーツセンター再整備方針検討委員会」が開かれました。
傍聴者は、私と新聞記者の2名。
始めに、担当課から「方針① プール棟建替&スポセン本体改修」と「方針② スポセン全体建替」の2案それぞれについて、再整備費用と使用不可期間が大まかに示され(※後述)、それをもとに委員間での議論が行われました。
議論の結果、再整備の方針はほぼ全会一致で、
「方針① プール棟建替&スポセン本体改修」
に決まりました。
主な理由は、屋内プールの早期再開と再整備コストの抑制です。
(私の所属する市民生活常任委員会の考えも同じです。)
ただし、建て替えるプール棟の内容については、公式大会を開くことのできる50mプールを求める意見と、コスト抑制のために25mプールにすべきという意見とに分かれました。
(私の所属する市民生活常任委員会の考えは後者です。)
なお、このような再整備の具体的内容に関しては、来年度に本格的な議論が行われます。
次回の検討委員会は、2月5日(金)13時30分に開かれます。
主に「利用料金」と「50mプール整備」についての議論が行われる予定です。
●再整備費用や使用不可期間などの概算値
《方針① プール棟建替&スポセン本体改修》
再整備費用:24億円(プール棟建替8億円+スポセン本体改修16億円)
15年間の運営費:30億円
補助金:少ない
使用不可期間:プール棟4年2か月(←長い!)、スポセン本体1年6か月
メリット:屋内プールの早期再開
《方針② スポセン全体建替》
再整備費用:60億円
15年間の運営費:27億円
補助金:多い
使用不可期間:プール棟6年6か月、スポセン本体2年6か月
メリット:民間ノウハウ活用やまちづくりの視点に立った再整備
(※検討委員会での議論や各数値の詳細については、後日公開される議事録をご覧ください。)
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[教育]2016年1月20日(水)
昨日は、文部科学省で開催された「平成27年度 教育改革国際シンポジウム」に参加しました。(私にとっては文科省への初めての訪問で心が躍りました。)
シンポジウムのテーマは、「英語教育」です。
先日の戸田市での研究会に関しては、今後の日本の英語教育の方針が「英語というツールを通してコミュニケーションを学ぶ」ものに転換してくこと、戸田市が既にその方針を見据えて教育改革を行っていることをお伝えしました。(※以下リンク参照)
今回のシンポジウムでは、その方針を進めていくうえで、日本人が変えなければいけない英語教育への考え方に関する指摘がありました。
私の目からウロコが落ちました。
そのいくつかを紹介します。
《目指すべき英語像について》
●日本人の学力は世界一だが、英語の能力は低い。
●日本人(子供も大人も)の、英語の有益性や必要性の認識は年々高まっている一方で、英語に対する自信は年々減少している。
●目指すべきは、「流暢な英語」ではなくて「万人に通じる英語」。
●実際に、非ネイティブスピーカーによる「通じる英語」に多く触れるほど、子供達の英語への自信が付くという実験結果がある。
●子供達は、流暢な英語を話すネイティブスピーカーではなく、通じる英語を話す非ネイティブスピーカーを心の中のモデルにしている。
●日本人英語教員が、「通じる英語」で積極的にコミュニケーションをとる姿を子供たちに見せることが、子供たちの英語を話す気持ちを高める。(まずは、日本人英語教員がグローバル化すべき。)
《ALTについて》
●子供にとって良い先生は、英語を流暢に話せる人ではなく、子供の心を拾ってあげられる人。
●ALTは欧米人などのネイティブスピーカーであるべきとの固定観念があるが、フィリピン人などの非ネイティブスピーカーには在日年数が長い人が多く、子供にとっての良いALTであることが多い。
●世界で英語を話す人の3分の2が、非ネイティブスピーカー。
《カリキュラム、指導法について》
●これまでは文法事項ありきだったが、これからは、小中高での一貫したCAN‐DO(=何ができるか)リストを作り、後からそこに適する文法事項を入れていくべき。(例文に使われている文法事項をすべて教える必要はなく、はじめは慣用句として扱って良い。)
●これからの英語授業では、「子供‐子供」間や「子供‐先生」間でのinteractionを中心とすべき。
最後に蛇足ですが、私は教育に関するシンポジウムに参加することが多いです。それは、教育について傲慢になることの危うさを認識しているためです。
「教育は誰でも語れる」と云われますが、政治家が安易にそれをしてしまうと、教育行政を歪ませる結果になることだってあります。子供達の将来に大きく関わることなので、無責任にそういうことはできません。
◎平成27年度 教育改革国際シンポジウム(国立教育政策研究所)
※後日、配布資料と講演録が掲載されます。
◎英語というツールを通してコミュニケーションを学ぶ(真木大輔公式ブログ)
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[子育て, 行財政改革]2016年1月18日(月)
先日、「広報 戸田市」における子育てPR特集についてお伝えしましたが、そのネット版が公開されました。
これにより、戸田市外に住む子育て世帯の方にも戸田市の魅力が伝わるようになりました。
「母になるなら、流山市。」というキャッチコピーとPRで、子育て世帯の獲得に成功した千葉県流山市の取り組みが数年前に話題となりましたが、これはその戸田市版と言えます。
埼玉県内の他自治体に先んじたと思います。
今回の取り組みの素晴らしいところは、民間企業のようなオシャレなページに仕上げた担当課のご努力もさることながら、「市のホームページや看板のモデルになりませんか?」との戸田市の募集に対してこんなに多くのファミリーの方々が応募してくださったことです。これは、本当にありがたいことです。
さて、戸田市の子育てPRとして、あと一つ決定的に必要な要素があります。
それは、「教育」です。
子供が小学校に入学するタイミングで引っ越しをされる方にとっては、教育の質が大きな判断材料となります。
流山市のPRサイトにも教育のアピールが掲載されていますが、実態は、戸田市の教育の方が遥かに充実しているように思います。
それを、市外の方にも(現状では市内の方にも)伝わるような取り組みを、戸田市教育委員会には期待したいと思います。
◎私たち戸田市に住んでます♪(戸田市公式サイト)
◎流山市公式PRサイト「母になるなら、流山市。」
◎若い世代の定住者を増やす ~広報戸田市でのAR機能導入~(真木大輔公式ブログ)
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[子育て]2016年1月17日(日)
ご報告が遅くなりましたが、3月に第一子の女の子が産まれる予定です。
というわけで、土曜日に戸田市福祉保健センターで開催された「マタニティ教室 パパママ育児編」に参加してきました。
40組程のご夫婦が集まり、出産や育児に関する講義を受けた後、赤ちゃんのお世話体験をしました。
みなさんが赤ちゃんの人形を嬉しそうに抱っこしていて、とてもハッピーな空間でした。
そしてもう一つ嬉しいのが、「戸田市子育て世代包括支援センター(戸田市版ネウボラ)」が4月に設置される予定だということです。
これまでは、戸田市福祉保健センターのカウンター内にいる保健師さんを呼んで相談することはできたのですが、今後は、相談部屋が常設され、そこで妊娠期~子育て期のワンストップ支援を受けられるようになります。
包括支援センター設置については、国の「少子化社会対策大綱」に盛り込まれており、私も戸田市への早期設置を望み、予算要望書において2年連続で取り上げていたのですが、正直ここまで早く設置されるとは思っていませんでした。
マタニティ教室の受講後に、包括支援センターの名称を決めるアンケートを渡されたのですが、私たち夫婦は、候補として挙がっていた「親子保健室」「子育て相談室」「とだっ子相談ルーム」などからは選ばずに、「パパママ子育て相談ルーム」と記入しました^^
◎マタニティ教室(戸田市公式サイト)
◎少子化社会対策大綱(内閣府公式サイト)
◎期待している国の制度(真木大輔公式ブログ)
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