バス停へのベンチの設置

交通と自転車]2015年8月23日(日)

「市内のバス停にベンチや屋根を設置して欲しい。時刻通りに来ないことがあるバスを、立って待っているのはツラい。特に夏場は、屋根が無いと日差しが暑くて大変。」

 

こちらは、半年ほど前に市内の高齢女性の方から頂いたご意見です。

 

公共交通の利用促進のための貴重なご意見であり、それ以来、市に提言する機会を伺っていました。

 

そこで、金曜日に開かれた交通対策特別委員会において、先日行政視察を行った魚津市の取り組み(バスサポーターや地域住民によるベンチ設置)を挙げ、「市内のバス停へのベンチの設置を進めてはどうか?」と提案させていただきました。

 

他にも、魚津市と射水市がそれぞれ導入していた「バスロケーションシステム(バスの運行情報表示)」の設置拡大についても委員会で取り組んではどうか、と提案させていただきました。

 

すでに委員間では、住民の移動権確保のための「公共交通」の重要さは共有されていると思います。

 

あとは、「公共交通をより身近なものにする」ために、委員会として具体的に何に取り組んでいくかを決める時期に入っていると思います。

 

議員個人ではなく、議員の集まった「委員会」だからこそできることがあると思います。
今後の交通対策特別委員会の活動にご期待いただければと思います。

 

※以下の写真は、市内外のバス停の模様です。

 

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「戸田ふるさと祭り」

その他]2015年8月22日(土)

行ってきました「戸田ふるさと祭り」。
プライベートでの参加ですが、ふるさと祭りを所管する市民生活常任委員会の副委員長として、祭りの様子とともに、各店舗のビールの味もしっかり確かめてきました。

スピーカーから流れる大音量の「戸田音頭」が心地よかったです^^

 
あす日曜日もやってます。正午から夜8時までです!
http://www.todafurusato.com/

 

 

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子供の自殺状況 ~『平成27年版 自殺対策白書』より~

子育て, 福祉と医療]2015年8月20日(木)

理由なく自殺する人はいません。
自殺する理由はすべて、「辛いから」です。
本人にとっては自殺する方が楽だと思うほど辛いわけですから、見る人が見れば、辛そうな様子には気付きます。
ただ、(突発的でない自殺に関しては、)本人が自殺の実行を「決意」してからの数日間は、周りに悟られないよう努めたり、また、気が楽になったりすることから明るく振る舞うので、「元気そうだったのに……」となってしまいます。

 

さて、このほど内閣府が『平成27年版 自殺対策白書』を発表しました。
以下、小学生から大学生までの「子供の自殺状況」を概観したいと思います。

 

「うちの子は大丈夫」とお思いかもしれませんが、子供の自殺は、親が「子供の辛さ」に気付いていないから起こるわけです。
お子さんをお持ちの方には、以下の結果に一度でも目を通していただければと思います。子供を救ってあげられるのは、一義的に「親」です。

 

《子供の死因における「自殺」の順位》(上掲画像)

 

10歳~14歳において「2位」
15歳~19歳において「1位」
20歳~24歳において「1位」

 

交通事故などの「不慮の事故」よりも多いです。
ちなみに「悪性新生物」とは、いわゆるガンなどです。

 

《子供の自殺の動機が不明な割合》

 

11歳~14歳の「4割前後」は、自殺の動機が(周囲には)分からないまま自殺しています。

 

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《判明している子供の自殺の動機》

 

小学生においては、「家庭」が大半
中学生においては、「家庭」や「学業」や「学校問題」
高校生においては、「学業」「進路」や「うつ病」
大学生等においては、「学業」「就職」や「うつ病」

 

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子供が大きくなるにつれ、自殺の動機が家庭的な問題から社会的な問題に移っていることが分かります。
また、(判明している分においては)「いじめ」が自殺の動機となっている割合は意外と少ないです。

 

《子供が自殺をする時期》

 

自殺の多い順に、「夏休み明け」「春休み明け」「GW明け」。
逆に自殺の少ない時期は、「年末年始」「夏休み前」。

 

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「長期休み明けの憂鬱さ」が、子供達の自殺を誘発していることが分かります。
「辛い現実から逃避できなくなる」時期ということです。
(逃避することは決して悪くありません。)

 

以上の点に特に留意して、これからもお子さんを見てあげていただければと思います。

 

【参考】
平成27年版自殺対策白書

 

学生・生徒等の自殺をめぐる状況(PDFファイル)

 

 

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傍聴している側も議論に参加したくなる「教育委員会定例会」

教育]2015年8月19日(水)

このところ日程が合わずに傍聴できなかった「教育委員会定例会」を、今回ようやく傍聴できました。

 

今年度から教育委員会が新しい体制となり、毎月開催の「定例会」が大きく生まれ変わっていました。期待以上です。

 

具体的には、


(昔)事務局側から提出された議案だけを扱う受け身の定例会
(今)教育委員側が提案するテーマ(いじめ、学力テスト、ICT教育 etc.)も扱う主体的な定例会


(昔)教育委員からの質問があっても単発で終わる定例会
(今)教育委員からの質問が議論に発展する定例会


別の表現をすると、「傍聴している側も議論に参加したくなる定例会」です。


このような活発な定例会が恒常化することで、教育委員会が形式的なものから実効的なものに変わり、ようやく本来の機能が果たせるのだと思います。


今回の定例会では、特に「ICT教育」についての議論が白熱しました。


委員の方からは、


●ICTは単なるツールであり、本来は教師が独自の教材を開発して勝負すべきことを確認すべき。
●戸田市がICT教育を打ち出しているのであれば、徹底的に活用しないと税金を払っている市民に申し訳が立たない。
●ICT教材を、知識をチェックするだけのものから、対話型のものにしていくべき。
●家庭でのICT教材の使い方をお母さん方にきちんと周知しないと、生徒には拡がらない。
●生徒のスマホ保有率が高いことをマイナスに捉えず、それを逆手にとって活用することを考えてはどうか。


などの参考にすべき意見が出されました。


次回の教育委員会定例会は、9月24日(木)午前9時30分に市役所3階の教育委員会室で開催されます。
そこでは、教育委員からの提案により、現在戸田市が策定中の「第3次戸田市教育振興計画」についての議論もされる予定です。


【参考】戸田市教育委員会 会議開催予定 会議録及び資料

 

 

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戸田市国民健康保険の「赤字」

福祉と医療]2015年8月18日(火)

本日は、「戸田市国民健康保険運営協議会」に議会代表の委員として参加し、平成26年度の決算などについて審議しました。

 

自営業者や非正規労働者、(74歳以下の)年金生活者などが加入する「国民健康保険(国保)」ですが、国保を運営しているのは戸田市です。
(ちなみに、私も国保に加入しています。)

大企業のサラリーマンが加入する「健康保険組合」、公務員や教職員が加入する「共済組合」と違い、国保に関しては、一般的に加入者の所得水準が低い一方で医療費が高いため、赤字が恒常化しています。

 

国保の赤字は戸田市の税金で埋め合わせるのですが、その額は、平成22年度で「約8億8000万円」だったものが、平成25年度では「約14億3000万円」と急増し、さらに平成26年度では「約16億1000万円」と、増加の勢いは止まりません。

 

国の制度改革により、平成30年度からは国保の赤字が解消されることが期待されていますが、戸田市は、それを待つだけでなく、「医療費の削減」に向けた取り組みも始めています。

 

その一つが「医療費データ分析」です。

 

戸田市における「国保加入者全体の一人当り医療費」は、埼玉県内で最も安いのにも関わらず、「国保加入者のうち前期高齢者(65歳~74歳)の一人当り医療費」は、埼玉県内で最も高い結果(3年連続)となっています。

 

この原因がどこにあるのか。戸田市特有の課題は何か。
それを解明する手掛かりとなるであろう医療費データ分析の結果が、今年の秋頃には報告される予定です。楽しみです。

 

 

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