[生活と環境]2015年9月18日(金)
本日は、交通対策特別委員会が開かれました。
担当課からのいくつかの報告案件のうち、特に議論になったのは「外環道の整備に伴うダンプトラックの戸田市へのUターン進入」についてです。
簡単にまとめると、
東京オリンピック開催までに、外環道(東京外郭環状道路)の大泉JCTから東名JCTまでの区間を整備する
↓
トンネルを掘る際に大量の土が発生する
↓
その土を、一旦、和光市の下水処理場に仮置く
↓
その後、その土を利用する南方面の受け入れ先(東京湾埋め立て等)に向けて、ダンプトラックで土を運ぶ際、戸田市に一旦進入してUターンする
というものです。
なお、トラックがUターン進入する期間は平成28年度(調整中)~平成31年10月(予定)の「約3年間」、ダンプトラックの通過台数は最大で「約600台/日」(30台/時間)とのことです。
委員会の中では、周辺の安全対策を中心とした意見が出されました。
委員会の後に、私は国の担当の方に電話をし、「このような場合に、国からの迷惑料のようなものが支払われるものなのか」を確認したところ、「公共用地を利用した道路整備の場合、自治体へのお金の支払いは無い。」とのことでした。
つまり、国の事業に対し自治体が無償で協力するという形です。
しょうがないと言えばそれまでなのですが、私としては、Uターン場所に隣接する「彩湖自然学習センター」やその周辺の生態系への影響が、正直心配です……
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[行財政改革, 産業振興]2015年9月17日(木)
本日をもって、市民生活常任委員会における4日間の決算審査が終了しました。
多岐にわたる事業に関して質疑応答を交わしましたが、今回の決算審査で浮かび上がった一番のテーマは、「補助金支給の目的や基準の明確化」だったのではないかと思います。
戸田市は、市内の中小企業や商店街、市外からの移転企業、また市民団体や地縁組織などに対して、多額の補助金を支給しています。
補助金というものは本来、目的をもって支給すべきものであり、であるからこそ、その支給基準は明確であるはずです。
時代は変化するものであり、仮に補助金の目的が曖昧になっているのであれば、その補助金の支給基準もしくは補助金自体を見直すべきです。
補助金は、“慣例”ではないわけです。
補助金の原資は市民の税金であるわけですから、「戸田市の描くビジョンに誘導するもの」という目的を常に念頭に置いた上で、しっかりと補助金が支給されるよう、それぞれの担当課には今後検討を進めていっていただきたいと思います。
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[安全と防災]2015年9月16日(水)
突然ですが、写真上の公園(東町公園)と写真下の公園(馬場ふれあい公園)のうち、犯罪が起こりやすいのはどちらでしょうか?すべり台の遊具自体はほぼ同じです。
正解は、写真下の公園です。
写真上(東町公園)は、「入りやすく見えやすい場所」、写真下(馬場ふれあい公園)は「入りやすく見えにくい場所」となっています。
犯罪者にとっては、犯行に及ぶ前に怪しまれず(=入りやすい)、犯行に及んでいるときに目撃されない(=見えにくい)場所が、格好の犯行場所となります。
例えば、保育園の園庭で遊ぶ子供へ猥褻行為に及ぼうとする犯罪者はいません。園庭に入るだけで怪しまれ(=入りにくい)、さらには保育士や通行人に目撃される可能性が高い(=見えやすい)からです。
4年前の熊本幼女殺害事件では、ショッピングモールの多目的トイレが犯行場所となりました。大人が子供を連れて多目的トイレに入ること自体はそれほど怪しまれず(=入りやすい)、かつ中に入ってしまえば誰からも目撃されることはありません(=見えにくい)。
写真下の馬場ふれあい公園は、「すべり台の頂上部分」がすべり台の衝立と民家の塀に挟まれた死角となっています。
実際、(犯罪ではありませんが、)昨年にはこのすべり台で首吊り自殺があり、また現在は、深夜に若い男女が頂上部分で性行為を行っているとの話を、近隣に住む方々から伺いました。
今回の市民生活常任委員会における決算審査のなかで、これらの事例と、地域の方々の不安の声を伝え、「公園への遊具設置に際しては、死角ができないよう配慮すべき。」と訴えました。
「入りやすさ」は公園の代えがたい魅力である一方、そこに「見えにくさ」が加わると、一気に犯行に及びやすい場所となります。
戸田市を“犯行に及びづらいまち”にしていくことも、子供達や市民の安全のために必要なことではないかと考えます。
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[まちづくり]2015年9月15日(火)
戸田市のみなさんの関心が集まっている「スポーツセンター再整備」に関するアンケートが始まりました。
①屋内プールのみの建て替え
②スポーツセンター全体の建て替え
③屋内プールの廃止
④その他
の中から、みなさんのご意見をお選びください。
再整備全体への自由意見もご記入いただけます。
アンケートは、こちらから簡単に送信できます。
あわせて、「再整備方針検討委員会」の市民委員公募も始まりました。
どちらも、締切は10月末です。
アンケートにお答えにならずに、再整備方針が決まった後に文句を言うのはナシです。
是非ご回答をお願いいたします。
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[交通と自転車, 安全と防災, 生活と環境, 行財政改革]2015年9月14日(月)
本日は、平成26年度決算の委員会審査1日目でした。
要するに、「昨年度、税金が適正に使われたか?」をチェックするわけですが、今回はお金にこだわり過ぎた質問をいくつかしてしまい、ちょっと反省です。
以下、市民生活常任委員会で行われた質疑応答のうち、私が質問したものを中心に報告します。
■下水道事業の利益「約1.5億円」を、下水道事業の借金返済の積立金に回す。
【Q】そもそも、市から「約3.4億円」の税金を投入した上での利益であり、そこには、下水道が敷設されておらずに浄化槽を使用せざるを得ない市民からの税金も含まれる。利益は市に返すべき。
【A】当面は積立金に積むが、利益を市に返すことが筋だとも考えている。
■荒川水循環センターの下水汚泥焼却灰に関する第6回説明会を開催した。
【Q】説明会に参加しなかった市民の中にも、放射性焼却灰について不安を抱いている方がいる。説明会で配布した資料を読めば、一定の安心を得ることができる。戸田市HPで公開してはどうか。
【A】県HPへのリンクを張るなどの対応を行う。
【Q】放射性焼却灰を包む袋の耐久性は?
【A】1年耐用のものを3年耐用のものに替えた。袋の強度検査を行っているので、検査結果が悪ければ新しい袋に取り替える。
【Q(他委員)】冠水等により、放射性焼却灰が流れ出す危険性は無いか?
【A】内水では流れ出さない。外水では流れ出しうる。その事態の想定も含めた災害時対応方針を策定した。
■青色防犯パトロール委託料「約5千3百万円」
【Q】1年間のパトロール実績は集計しているか?
【A】集計していない。毎回、日報は提出してもらっている。
【Q】巡回ルートは把握しているか?
【A】把握していないが、市民要望のあるスポットは巡回してもらっている。
■戸田市保養所『白田の湯』運営費「約1億2千万円」
【Q】市役所3階にある『白田の湯』の受付カウンターに2名のスタッフがいるが、いつも暇そうにお喋りしている光景は、市役所に対するイメージダウンに繋がる。来年度に受付スタッフを1名に削減し、その分の指定管理料を削減することを要望する。
【Q(他委員)】『白田の湯』を利用していない市民は多く、戸田市が進めている受益者負担の考えにそぐわない。今後、修繕費などがさらに嵩むはず。売却を検討すべき。
■自転車スケアードストレイト教室「約42万円」
【Q】昨年度の参加者は160人とのことだが、市民の関心を引く内容なだけに、もったいない。他のイベントとの同時開催を行うなど、集客の工夫を検討しては?
■新しくなる駐輪場の指定管理者の指定
【Q】指定管理者による提案(自転車修理サービス、自転車安全利用啓発、空気入れ設置etc.)を、なるべく多く実現してもらえるよう要望。
【Q】定期利用登録更新時の在籍確認を厳重に行うべき。(※これまでは、市外に通勤しなくなった後も不正に登録更新している事例が少なからずあった。)
【A】更新時の公平性を保てるよう、在籍確認をしっかり行うよう指定管理者にお願いする。
※他にも、新しくなる駐輪場の「利用料金」について多くの質疑応答がなされましたが、ここでは割愛します。正式に利用料金が決定次第、こちらでご報告いたします。
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