[行財政改革]2016年1月31日(日)
先週の木曜日から金曜日にかけて行った、戸田競艇組合議会の行政視察のご報告です。
●1日目は、「外向(そとむけ)発売所」の視察に、福岡県のボートレース芦屋とボートレース若松、ミニボートピア北九州メディアドームの3か所を訪問しました。
「外向発売所」とは、全国各地で行われるボートレースの舟券を買える施設で、国内にある24場のボートレース場のうち戸田ボートレース場以外にはほとんど設置されています。
全国各地のレースを楽しみたいお客さんの集客が見込め、また施設の維持費があまり掛からないことから、ボートレース場にとって外向発売所は収益源となっています。
また、外向発売所を設置することで、ドル箱であるSGレースの開催招致の可能性も高まります。
私にとって今回の行政視察は、外向発売所がどのようなものかを把握する良い機会となりました。
現在戸田競艇組合も、外向発売所の設置に向けて協議を行っているところですが、戸田市の財政への貢献のために、是非実現していただきたいと思います。
●2日目は、競艇選手を養成する「やまと学校」に伺いました。
TVでたまに放映される競輪学校やオートレース学校の競艇版です。
スター選手を目指す20歳~30歳前後の男子生徒と女子生徒(画像上側)、審判員・検査員(画像下側)を目指す生徒さんたちがいらっしゃいましたが、練習時の緊迫した雰囲気と生徒さんたちの礼儀正しさが印象的でした。
やまと学校はある意味で競艇の原点とも言えますが、戸田競艇組合議会ではここ何年間もやまと学校を視察していないということで、大変貴重な機会となりました。
最後に、やまと学校の生徒が使用しているボートに乗らせていただいたのが以下の写真です。
私としてはコーナーを果敢に攻めているつもりでしたが、写真を見たらまったくのへっぴり腰でした。(終わり)
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[まちづくり]2016年1月27日(水)
本日の市民生活常任委員会において、「戸田市スポーツセンターの今後のあり方についての提言書(骨子案)」を執行部に提出しました。
この骨子案では、再整備にあたっての基本理念を「整備コストの節減」「屋内プール早期再開」「健康増進のための施設」の3つとし、それをもとに以下の提言を行っています。
●プール棟のみの建て替えを行い、その用地として現在の屋外プールの場所を利用すること。
●ウォーキング専用レーンを含む25mプールと子供用プールといった最低限の機能とすること。
●市民が気軽に利用しやすい料金設定とすること。
●整備手法として積極的にPFIを選択する必要はないこと。
ここに肉付けをし、2月上旬にあらためて正式な提言書を提出する予定です。
なお、先日開かれた、市民委員などによる「第2回 戸田市スポーツセンター再整備方針検討委員会」の内容が、業界新聞の一面で取り上げられています。(傍聴をされていた記者の方から送っていただきました。)
記事の最後に、
「さらに、市民生活常任委員会は2月上旬に提言書をまとめる予定となっており、同様の考え方が示されれば、各方面の意見が一致することになる。」
とありますが、おそらくその通りになるのではないかと思います。
明日から2日間は、戸田競艇組合議会の行政視察で九州に訪れます。
そのため、残念ながら、明日に開かれる「第2回 戸田市教育総合会議」と「教育委員会定例会」は傍聴できません。どなたか代わりに(> <)
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[安全と防災]2016年1月26日(火)
昨日は、川口市と蕨市と戸田市の3市で構成する「県南都市問題協議会」の危機管理問題研究部会で講演を聴きました。
テーマは「災害時の議会の役割」で、一言で言えば、議員は役所の邪魔をせずに地域のサポート役に徹し、役所や県・国への窓口は議長に一本化することで、チームとして災害対応にあたることが望ましいというものです。
その他にも、勉強になったことがありました。
①阪神淡路大震災で亡くなられた方の死因の83.3%は建物の倒壊であったことから、家具に固定器具を付けるべきことはもちろん、できれば「家具を背の低いものにすべき」ということ。
②阪神淡路大震災で亡くなられた方は、お年寄りと若者が多く、それは、古い家や木造アパートに住んでいたためであることから、お子さんが大学進学等で一人暮らしをする場合には、「木造アパートの1階は避ける」または「耐震性がある物件か」などを引っ越し先を選ぶ際の基準にすべきということ。
なお、阪神淡路大震災の後に、今回講演された鍵屋一氏などによる働きかけによって、中古建物の賃貸や売買の際の「耐震診断の有無」「診断有の場合はその結果」の告知義務が宅建業者に課されたとのことです。(※詳細は以下リンク参照)
ただし、耐震性を満たしていない物件に関しては、その事実を伝えて物件の評価が下がることを避けるために、あえて耐震診断をしない業者が多いそうです。
耐震性の有無が重要という認識を国民に広め、「耐震性」を不動産の市場原理に乗せることで、耐震性を満たす住宅を増やしていくべき、という主張には大いに納得しました。
昨今の高速ツアーバス問題にも通じることです。
命を守るための多少のコストは厭うべきではありません。
みなさんも、これからご自身やご家族が引っ越しをされる場合には、「その物件が耐震性を満たしているか」をぜひ判断基準の一つにしてください。
◎耐震問題についての留意点(全国宅地建物取引業保証協会)
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[交通と自転車, まちづくり]2016年1月24日(日)
戸田市の1世帯当たりの自家用車保有台数は、10年前は「約0.8台」でしたが、現在は「約0.7台」と、俗に言う“マイカー離れ”は戸田市でも進んでいます。
ちなみに私は、免許は持っていますがマイカーは所有していません。
その理由は3つあります。
①人を傷付けたくないから
路上では急に何が起こるか分かりません。ただ、その何かが起こったとき、クルマは最悪の場合人を殺してしまいます。そうなれば、社会的立場も失います。
クルマの運転に伴うそれらのリスクは、私にとっては大き過ぎます。
②お金が節約できるから
車種にもよりますが、マイカー所有には、クルマ代や維持費等をあわせて年間50万円前後のコストが掛かります。
私は、雨の日に市内で用事があるときなど、月1~3回程タクシーに乗ることがありますが、それでも年間のタクシー代は3万円程度です。
③環境に優しいから
マイカーを所有していなければ、必然的に自転車や公共交通を使うことになり、ひと一人あたりの移動にかかる環境負荷は少なくなります。
また、クルマの製造にかかる環境負荷も無くなります。
なぜこんな話をしたかと言うと、先週から「戸田市地球温暖化対策実行計画」の改訂版に関するパブリックコメントが実施されており、そのなかの重点プロジェクトの一つに「自動車に依存しないまちづくりプロジェクト」があるためです。
マイカー交通から公共交通への転換を促す取り組みは、専門的に「モビリティマネジメント」と言いますが、これは、まちの活性化や交通安全、人の健康づくりなど、現代社会が抱える多くの課題の解決につながる重要な施策です。
モビリティマネジメントは、過度なクルマ社会にある日本においては特に実現が容易ではない施策ですが、今後少しずつでも進展していくよう、議員の立場からも後押ししていければと考えています。
◎戸田市地球温暖化対策実行計画【改定】パブリックコメント(戸田市公式サイト)
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[まちづくり]2016年1月21日(木)
本日は、「第2回 戸田市スポーツセンター再整備方針検討委員会」が開かれました。
傍聴者は、私と新聞記者の2名。
始めに、担当課から「方針① プール棟建替&スポセン本体改修」と「方針② スポセン全体建替」の2案それぞれについて、再整備費用と使用不可期間が大まかに示され(※後述)、それをもとに委員間での議論が行われました。
議論の結果、再整備の方針はほぼ全会一致で、
「方針① プール棟建替&スポセン本体改修」
に決まりました。
主な理由は、屋内プールの早期再開と再整備コストの抑制です。
(私の所属する市民生活常任委員会の考えも同じです。)
ただし、建て替えるプール棟の内容については、公式大会を開くことのできる50mプールを求める意見と、コスト抑制のために25mプールにすべきという意見とに分かれました。
(私の所属する市民生活常任委員会の考えは後者です。)
なお、このような再整備の具体的内容に関しては、来年度に本格的な議論が行われます。
次回の検討委員会は、2月5日(金)13時30分に開かれます。
主に「利用料金」と「50mプール整備」についての議論が行われる予定です。
●再整備費用や使用不可期間などの概算値
《方針① プール棟建替&スポセン本体改修》
再整備費用:24億円(プール棟建替8億円+スポセン本体改修16億円)
15年間の運営費:30億円
補助金:少ない
使用不可期間:プール棟4年2か月(←長い!)、スポセン本体1年6か月
メリット:屋内プールの早期再開
《方針② スポセン全体建替》
再整備費用:60億円
15年間の運営費:27億円
補助金:多い
使用不可期間:プール棟6年6か月、スポセン本体2年6か月
メリット:民間ノウハウ活用やまちづくりの視点に立った再整備
(※検討委員会での議論や各数値の詳細については、後日公開される議事録をご覧ください。)
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