戸田市スポーツセンターの再整備方針が正式に決定しました

まちづくり]2016年3月30日(水)

たびたびこちらでもお伝えしている「戸田市スポーツセンター」の再整備ですが、その方針が正式に決定しました。

 

市が決定した再整備方針は、

 

「プール棟を早期に建て替える」

 

というものです。

 

屋内プールの再開時期は、

 

「平成32年(2020年)4月」

 

を予定しているとのことです。

 

今回の方針決定にあたっては、

 

①市民を含めた再整備検討委員会
②戸田市議会市民生活常任委員会
③コンサル業者

 

の3者が、市民アンケートの結果を踏まえたうえでの検討をそれぞれに行い、検討の結果を市へ提出しました。
それら検討結果の内容がほぼ一致していたことは、今回の市の方針決定に大きく影響を与えたものと思います。

 

なお、新プール棟の建て替え場所は「現在の屋外プールの場所」です。
工事により屋外プールが閉鎖となる1シーズン(予定)については、周辺学校の屋外プールを開放することも検討されると思われます。

 

また、新プール棟の仕様については、いまのところ「旧プール棟がベース」となることが決定されているのみで、詳細は今後市が決定していきます。

 

さて、これにて、私が所属する市民生活常任委員会の役目もひとまず果たされたように思います。
もちろん、今後のプール棟建て替えについても議会の立場からしっかりチェックしていきますので、何かご意見がございましたらお気軽にお寄せいただければと思います。

 

戸田市スポーツセンター再整備方針について(戸田市公式サイト)

 

 

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「生活道路への自転車ナビマーク設置」が実現しました

交通と自転車]2016年3月28日(月)

私が昨年3月議会の一般質問で提言した「生活道路への自転車ナビマーク設置」が、戸田公園駅東口前の道路(こどもの国の西門前の道路)で実現しました。

 

幹線道路への「自転車レーン」等の整備を着実に進めている戸田市ですが、実は、自転車とクルマとの事故は生活道路の交差点でも多く発生しています。
そこで、安い設置費用で高い安全効果が見込める「自転車ナビマーク」を、ぜひ市内の生活道路に設置すべきと提言しました。

 

トップ画像をご覧いただくとお分かりの通り、自転車ナビマークに誘導されて自転車が車道左側を走行することで、交差点におけるクルマとの距離が保たれ、「自転車とクルマとの出会い頭事故」の危険性は大きく低下します。

 

また、以下の写真のように、自転車が車道を走ることで歩行者が守られ、「歩行者と自転車との接触事故」も回避されます。

 

 

狭い道路での自転車の走るべき場所を示す、この自転車ナビマークは、近年、都内や先進自治体での設置が進んでいるものですが、私の知る限り埼玉県内の事例はありません。(もしご存知の方がいらしたら教えてください。)

 

今回はあくまで試験的設置ですが、その効果検証を経て、今後の設置拡大や、現状では幹線道路のみが対象となっている「戸田市歩行者自転車道路網整備計画」が見直されることを期待しています。

 

◎平成27年3月議会 一般質問
議事録
配布資料
録画映像

 

 

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2件の賛成討論を行いました ①粗大ごみ手数料改正 ②来年度予算

生活と環境, 議会と選挙]2016年3月26日(土)

3月議会の最終日に、2件の議案に関して賛成討論を行いました。

 

1件目は、「粗大ごみ手数料改正条例案」についてです。

 

粗大ごみ一点あたりの処理手数料を現行の定額200円から定額400円に改正し、同時に収集券のコンビニでの24時間販売を実施する案に対して、

 

反対討論の論点は、

 

●コンビニ販売は望ましいが、その経費は市民でなく行政が負担すべき。
●粗大ごみ券が安いままであれば、気軽に粗大ごみを捨てられる。

 

というものであり、それを受けて私は、賛成する議員を代表し、

 

●粗大ごみを捨てない市民との公平性を確保すべき。
●行政の多額の赤字を減らすべき。
●ものを大切にする社会にすべき。

 

との賛成討論を行い、この条例案は賛成多数によって可決となりました。

 

2件目は、「平成28年度一般会計予算案」についてです

 

今後1年間の税金の使い途に対し、会派を代表して、

 

●概ね賛成であるが、課題のある事業については改善を期待する。

 

という趣旨の賛成討論を行いました。(賛成多数により可決)

 

昨日をもって3月議会は閉会しましたが、いくつかお伝えしたいことが残っていますので、それらについては日をあらためてご報告いたします。

 

*********【賛成討論 全文】*********

 

①粗大ごみ手数料改正条例案

 

 議案第21号「戸田市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例」について、賛成の立場から討論いたします。

 

 本案は、市民が家電製品や家具などの粗大ごみを排出する際に市が徴収する処理手数料を、現行の「200円」から「400円」に改正するものです。

 

 平成12年9月に有料化されて以後、約16年間据え置かれた粗大ごみの処理手数料を今回改正することにより期待されることとして、一つ目に市民負担の公平性確保、二つ目に市の歳出削減、そして三つ目に循環型社会の構築が挙げられます。

 

 粗大ごみは、その排出量が個人や家庭の生活様式に大きく依存するという性質上、その処理手数料を徴収し応分の負担を求めることは、市民負担の公平性の確保につながります。

 

 しかし現在、粗大ごみ事業の市財源への負担は大きく、直近3年間の平均をとると、粗大ごみの収集・運搬・処理等での歳出が年間「約8400万円」であるのに対し、粗大ごみ収集券の販売による歳入は年間「約2000万円」であり、市からは「約6400万円」の持ち出しが毎年生じています。

 

 粗大ごみの品目によらない「定額200円」という現行の処理手数料は、県内他市の中で最も低い額であり、今後これを「定額400円」へ改定し、またそれに併せて市民からの要望の多かったコンビニエンスストアにおける収集券の24時間販売を実施することにより、諸経費を含め市の歳出は「約8400万円」から「約8800万円」に、市の歳入は「約2000万円」から「約4000万円」になり、結果、市の持ち出しは「約6400万円」から「約4800万円」に縮減されます。

 

 なお、改定後の「定額400円」という手数料であっても、県内他市と比べて低廉な額であり、また、今回の改定案に対して市民から寄せられたパブリックコメントは、全体として概ね賛成のものであったことを申し添えます。

 

 今回の手数料改正により期待されることの三つ目として挙げた循環型社会の構築については、処理手数料が「定額540円」である近隣の蕨市における1世帯当たりの排出される粗大ごみの個数が戸田市の約半分であること、また平成26年度に処理手数料を改定した川口市においても排出される粗大ごみの減少が見られたことを踏まえれば、戸田市でも同様に粗大ごみの排出が抑制されることが予想され、この廃棄物の抑制は、まさに国の基本法が定める循環型社会の定義に適うものです。

 

 以上、他自治体と比べたうえでも大きな市民負担増とならない範囲で、先述の3点及び市民の利便性向上が図られる今回の改正案は妥当であると考え、賛成いたします。

 

②平成28年度一般会計予算案

 

 議案第38号「平成28年度戸田市一般会計予算」について、先般行われた総括質問や質疑、委員会審審査の結果を踏まえ、戸田の会として賛成すべきと判断いたしました

 

 その主な理由としまして、まず歳入においては、税収の増加です。特に個人市民税が前年度比3億8千万円の増となっているのは、景気回復や納税者数の増加のみならず、所得を持った市民の転入にもよるとのことで、これは戸田市が活力のある住民により選ばれるまちになりつつあることの表れとして大いに評価すべきと考えます。

 

 懸案事項であった競艇事業については、近年進められた経営改善の結果、戸田市への配分金が前年度比5000万円増となることを評価し、今後の競艇事業の更なる発展を望むものです。

 

 次に、歳出においては、出産や子育てに悩む方々への身近な相談場所となる「子育て世代包括支援センター」の設置、戸田市でも進行が始まっている高齢化やいずれ訪れる人口減少に備えるためにコンパクトなまちづくりを進める「立地適正化計画」の策定着手、また、貧困の連鎖を防ぐために生活困窮家庭やひとり親家庭などの子供達に対し実施する学習支援事業など、今日の我が国おける社会的課題に対し率先して対応する姿勢は、戸田市ならではのものであると評価します。

 

 また、教育においては、放課後の学習支援などにおける民間機関との連携や、全小中学校における体育館を含めての無線LAN環境整備など、近隣自治体のみならず全国をもリードする教育施策の実施を評価し、来年度組織される教育政策室を中心とする“新しい学びの創造”に向けた一層の教育改革、そしてとだっ子たちの将来の活躍に大きな期待を抱いております。

 

 来たるべき自然災害に対し、非常災害用井戸や特設公衆電話、防災広場などの備えやマンション住民への防災啓発を進めること、また、日常の安全対策として自転車レーン整備などの交通安全対策を引き続き進めることは、戸田市が市民の命を最優先に考えてのものであると評価します。

 

 以上、戸田の会が本案に賛成する理由となった主な点について述べさせていただきました。
その他にも評価すべき事業がございましたが、一方で課題の見受けられる事業もございました。それらに関しましては、委員会審査の過程で各委員から出された意見を真摯に受け止め、今後の改善に繋げていただくことを期待し、戸田の会の賛成討論といたします。

 

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戸田市議会録画放映(3月25日本会議)

 

 

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明日は3月議会の最終日です

議会と選挙]2016年3月24日(木)

先月22日に開会した3月議会が、明日閉会します。

 

明日の本会議では、来年度予算案や条例案などの計44の議案について、4つの常任委員会でどのような審議がなされたかを報告する「委員長報告」が行われ、その後、それぞれの議案などに対し、賛否の分かれたものについては「討論」を行い、最終的に「採決」が行われて閉会となります。

 

私は、明日の本会議において、「粗大ごみ手数料改正条例案」に関して賛成する議員を代表し賛成討論行い、「平成28年度一般会計予算案」について会派を代表し賛成討論を行います。

 

特に「粗大ごみ手数料改正条例案」は、そもそも私が昨年9月議会の一般質問で提案したものだけに、手数料改正について市民のみなさんに納得していただけるような賛成討論を行えればと思います。

 

 

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戸田市が進めるコンパクトなまちづくり ~立地適正化計画~

交通と自転車, まちづくり]2016年3月22日(火)

出産への祝福をくださった沢山の方々に、心より感謝を申し上げます。
本日、妻と子供が無事に退院して3人での生活が始まり、さっそくバタバタしています^^;

 

また、私の仕事も再開しました。

本日は委員として戸田市都市計画審議会に参加し、「立地適正化計画」についての報告を受けました。

 

「立地適正化計画」とは、高齢化と人口減少への対策として、公共施設だけでなく民間施設も含めてまちをコンパクトにするための都市計画で、戸田市は来年度から3年間を掛けて計画を策定します。

 

今後の戸田市にとって大変重要な計画ですので、私もいくつか質問を行いました。

 

Q. 他自治体の策定状況は?

 

A. 昨年末時点で、全国の約1700市町村のうち戸田市を含めて220市町村が、策定に向けて動き出しているor策定済み。

 

Q. 他自治体と比べて戸田市の高齢化はまだそれほど進んでいないが、いち早く計画策定に着手する必要性は?

 

A. 戸田市でも既に高齢化は進んでいる。いまのうちから取り掛かることが必要。

 

Q. 他部署が策定している公共施設再編計画との連携の他に、今後新たに必要となる計画等はあるか?

 

A. 様々あるが、例えば、福祉の面では地域包括ケアシステム、交通の面では総合的な交通計画が必要。

 

Q. 上位計画である都市マスタープランでは、北戸田駅周辺の西側が工業地域となっているのに対し、立地適正化計画におけるコンパクトなまちづくりという点では、駅に近いその地域は居住地域であることが望ましいことになる。整合性は?

 

A. 来年度に調査を行い、その結果次第では、都市マスタープランの変更もあり得る。

 

Q. 居住誘導区域のエリア外の住民へは、行政サービスが行き届かなくなることが考えられるが、これからその点について住民の理解を得ていくのか?

 

A. あくまで既存の施設を活用しながらコンパクトなまちづくりをしていくのであって、区域外の住民を切り捨てるわけではない。ただし、今後住民への説明は密に行う。

 

他の委員からは、現在進められている新曽中央まちづくりとの整合性に関する質問もありました。

なお、私が先日の一般質問で提案した「包括的な交通まちづくりビジョンの策定」は、まさにこの立地適正化計画との紐付けを期待してのものです。
今回の審議会の答弁にあった通り、「自動車に乗らないほうが快適に過ごせるまち」は、戸田市にこそふさわしいと考えます。

 

今後も、戸田市の立地適正化計画の策定状況について、継続的にフォローしていきます。

 

立地適正化計画制度(国土交通省)

 

 

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