松が丘助産院で「産後ドゥーラ」を勉強しました

子育て]2016年11月18日(金)

本日は、市内のお母さんの紹介で東京都中野区の松が丘助産院に伺い、「産後ドゥーラ」について勉強してきました

 

説明をしてくださったのは、産後ドゥーラの創設者であられる松が丘助産院院長の宗祥子さんと、自治体による産後ドゥーラ派遣の普及に尽力された元・中野区議会議員で現在は産後ドゥーラとしてご活躍中の梁川妙子さんです。

 

また、今回の勉強会には、蕨市議会議員であり保健師でもあられる大石圭子さんをお誘いしました。

 

ドゥーラとは“母親に寄り添い支える女性”のことで、そのなかでも産後ドゥーラは、身体に大きなダメージを受けている産後のお母さんの日常生活をサポートする産後ケアの専門家です。
赤ちゃんの面倒を見るベビーシッターや、家事をこなすホームヘルパーとは異なり、子守りから家事、精神面のサポートまで、産後の「お母さん」をトータルでサポートする存在です。

 

先日の子育て講演会において大日向雅美さんも訴えられた通り、子育てを取り巻く環境が変化した現代において、出産や子育てをする「お母さん」を社会でサポートする必要性はますます大きくなっています。

 

戸田市は、本年4月から「子育て相談ルーム」という妊娠期からの子育て相談支援事業を開始しましたが、そこでは、産後に疲れ果てたお母さんの相談に乗ることはできても、日常生活を含めたサポートまでは行えていません。
正確には、「産前・産後ヘルプサービス」を戸田市は提供していますが、そこで行われているのは、「お母さんのサポート」というよりは「(制約のある)しごとの代行」です。(なお、蕨市には「産前・産後ヘルプサービス」すらなく、大石圭子さんは昨年の9月議会において蕨市での実施を求めていらっしゃいます)

 

さらには、訪問型の「産後ドゥーラ」だけでなく、入院型の「産後ショートステイ」、通所型の「産後デイケア」など、戸田市の「産後ケア」の体制は整っているとはいえない現状があります。

 

これらすべてをいきなり求めるわけにはいきませんが、できるところからでも充実させていけるよう、戸田市の「産後ケア」について今後取り組んでいきたいと思います。

 

一般社団法人ドゥーラ協会

 

 

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