満1歳で入園、予約制 年度途中OK、育休とりやすく

子育て]2016年8月24日(水)

本日の朝日新聞朝刊で、

 

「満1歳で入園、予約制/認可保育所に導入、厚労省が支援へ/年度途中OK、育休とりやすく」

という記事が一面に取り上げられました。

 

まず前提として、育児休業は、子供が1歳(公務員の場合は3歳)に達するまで取得できるものと法律に定められています。

 

しかし、待機児童の多い自治体では、保育園の定員が年度初めの4月入園時にほとんど埋まってしまうため、子供が1歳になるのを待たずして保育園に入園させざるをえないケースが多くあります。(※ただし、待機児童となった場合は、子供が1歳半になるまで育児休業の取得が可能。)

 

新聞報道によれば、来年度から国が自治体を支援し、

 

「事前に予約して1歳で(年度途中に)入園できるようにすることで、それまでの間は育児休業をとりやすくする。

 

とのことで、これにより、

 

「1歳児に必要な保育士の配置は0歳児の2分の1のため、保育士1人が受け持つ子どもの定員を増やすことができ、待機児童の解消につながる。」

 

というメリットもあるようです。

 

戸田市でも「入園予約制」を導入する予定があるのかについて、さっそく担当課に伺ったのですが、まだ国からは何の情報もおりてきておらず、新聞報道レベル以上のことはわからないとのことでした。

 

この入園予約制は、(子供の誕生月によらず)安心して子育てできるようにするための画期的な制度だと思う一方で、受け入れ定員を十分に確保できなければ結局は“予約待機児童”が発生しまうのではないか、保育士をいかに効率的に配置するのか等、その実現には多くの障壁があるようにも感じます。

 

今後、入園予約制の導入を推進する立場で、国および戸田市の動向を注視していきたいと思います。

 

明日は、9月議会の開会日です。

 

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