先週の木曜日から金曜日にかけて、議会広報委員会で鳥取県の大山町(だいせんちょう)と伯耆町(ほうきちょう)へ行政視察に伺いました。
収穫は大ありでした。
視察の検証は後日開かれる委員会で行われますが、おそらくそこでは「議会だよりのページ数の増加」が主な論点になると思われます。
私が議会広報委員会に所属して今年で3年目となりますが、その間、議会だよりが充実している自治体を視察するたびに、そこで得たものを『とだ議会だより』の改善につなげてきました。
そして今回の視察によってついに、「これ以上の改善を図るにはページ数を増やすしかない」という認識が委員間で共有されたように思います。
ページ数を増やすことで、議会だよりはよりいっそう“読みやすく”なります。
具体例として、上掲画像をご覧ください。
左右どちらも、議案(予算案や条例案など)に対する審議内容をまとめたページですが、それを、左の『とだ議会だより』では「文章」で、右の『議会だより だいせん』では「項目」で表現していることがわかると思います。
このように「項目」で表現することによって、まず“拾い読み”がしやすくなります。次に、「項目」で表現することで必然的に生じてしまう余白は、ページ数増加の要因となってしまうのものなのですが、その余白がかえって読者にとっての“見やすさ”につながります。
「まずは手にもってもらい、次に中身を読んでもらう」ことが至上命題である議会だよりにとって、左右のどちらが理想的かは明らかだと思います。
以下の画像は、委員会審査の内容をまとめたページですが、これも先ほどの例と同様に、「文章」ではなく「項目」でまとめている右のページの方が“読みたい”気にさせるものであることがお分かりになるかと思います。
こちらでも何度か述べていますが、市政に関して議会全体がいまどのような議論をしているかがまとめられた「議会だより」を、できる限り多くの市民に手に取ってもらい読んでもらうことが、住民の政治参加(主権者教育、市民協働など)の土台作りとなります。
ページ数増加のために追加で必要となる印刷費については、今後の委員会で議論されることになると思いますが、仮に、年間プラス百万円前後であるとするなら、その土台作りにかかる費用としては決して高くないと私は考えます。