本日は、私の所属する市議会会派「戸田の会」の第3回市政報告会を、上戸田あいパルにて開催しました。
菅原文仁県議にもお越しいただいてご挨拶を頂いた後、会派メンバー各人による4年間の活動報告を行い、残りの大部分の時間はテーマディスカッションに充てました。
ディスカッションのテーマは「求める議員活動と議員報酬」です。
始めに、議員にとっての義務的な活動(議会や委員会etc.)と任意の活動(個人活動や来賓参加etc.)について大まかに説明し、また議員報酬は期数を重ねても変わらないこと、自治体によって議員報酬は異なり、報酬を定める基準は無いことなどをお伝えした後、グループに分かれて、
「議員にはどのような活動に力を注いでほしいか?その活動に見合う議員報酬はいくらか?」
について、議論していただきました。
一つ目の班でまとまった意見は、
「議員は、議会を中心に活動すべき」
「報酬は、民間の給料を額面600万円/年として、議員は身分保障がないので額面1000万円前後/年はもらってよい」
二つ目の班でまとまった意見は、
「議員は、実績につながる活動をすべき」
「報酬は成果主義にすべきで、成果の少ない議員は額面500万円/年、成果の多い議員は額面800万円/年はもらってよい。(ただし成果の評価は難しい)」
というものでした。
その後、答え合わせとして、戸田市の議員は、額面で大まかに850万円をもらっていること(※国民年金と国保は全額自己負担)を説明したところ、「それじゃ議員をやりたがる人はいない!」との声が上がりました。
これは、私が常々感じていたことですが、市政への関心が高い方は、必然的に議員の活動をよく見てくださっているので、“その議員”の報酬はもっと高くて良いと思ってくださる傾向にあり、逆に市政への関心が低い方は、“議員全般”を無駄な存在と捉え、議員の報酬を高過ぎるとお考えになる傾向にあると思います。
今回、市政報告会に参加してくださった方々は、もちろん前者なわけですので、上記のような反応をしてくださったのだと思います。
後者の方々に関しては、二つ目の班で出された意見「議員が何をしているかが市民の方にはなかなか見えづらい」ことが、議員を無駄と捉えてしまう原因の一つなのかなと思います。
今回お子さんを連れて参加してくださった方と、市政報告会終了後にお話しさせていただいたなかで、その解決策として「お母さん方が、子供を連れて気軽に参加でき、市政についてわかりやすい話をしてもらったり、それについて話したりできる場所があれば、もっと市政や議員に関心を持ってくれる」とのご提案を頂きました。
同様のご提案は、以前に別のお母さんから頂いたことがあり、引っ込み思案の私には荷が重いと感じていたところなのですが、今回ご意見を頂いたことで、いよいよ私にもそのような役割を果たす使命がやってきたのかと思いを新たにしたところです(笑)
ちなみに、現在の戸田市の議員報酬について、私は十分ありがたいと感じています。
ただし、調査活動や広報活動などに使う「政務活動費」は、現在の戸田市議会の4万円/月では、毎年数十万円の持ち出しが生じてしまっており、また戸田市の人口増加に応じて広報費が順調に膨らんでいる現状もあるので、もう少し増やしても良いのではないかと考えています。
とは言いつつも、議会でそのような発言をするほどの積極的な考えというわけではなく、「もう少し増えたらいいなぁ~」程度です。
最後に、私が市政報告会の閉会の挨拶を行い、
「来年1月に戸田市議会議員選挙がありますが、今回議論していただいた理想とする議員像に近い方を、戸田の会だけでなく他の議員や新人の方も含めた中から選んで、1票を投じてください。そのような主体的な投票行動が、戸田市をみなさんにとっての良いまちにするための、唯一ではないですが一番の方法です」
とお話しさせていただきました。
やはりテーマを決めてのディスカッションは盛り上がり、また、参加いただいた方々と楽しくお話しすることもでき、良い市政報告会になったのではないかと思います^^