[交通と自転車, まちづくり]2018年3月14日(水)
先月は、こちらも市内の方からお誘いを頂き、あいパルで開催された市民まちづくり塾に参加しました。
テーマは、「交通から考えるまちづくり~交通とまちづくりの関係性~」です。
全2回のうち第2回にしか参加できませんでしたが、戸田市の未来に希望を見出せるものとなりました。
はじめに、一般財団法人 計量計画研究所の3人の研究員により、
《1日目》
●クルマに過度に依存しないまちづくり
●公共交通の重要性
●駐車場空間の再検討
《2日目》
●クルマ中心から歩行者中心の道路づくり
●自転車を活用したまちづくり
●新しいモビリティへの期待
に関して、豊富な事例やデータをもとにした明快な講義があり、その後、質疑応答が行われました。
実は、この『交通まちづくり』は、私が議員時代に力を入れていた政策の一つであり、議会での一般質問に加え、昨年の選挙における主要政策としても取り上げました。
さいたま市のような職員数の多い自治体と違って、戸田市には「交通政策課」のような公共交通を専門とする部署が無いなかで、今回のような企画を開催してくださった担当課(都市計画課)のご努力に、まずは敬意を表します。
そして、今回印象的だったのは、講義後の活発な質疑応答のなかで、
講演を聴くまで交通まちづくりへの関心は無かったが、考えが変わった。戸田市には、これから市民参画のもとえ、しっかりと交通まちづくりをまちづくりを進めて欲しい。
というご意見が出たことです。
『交通まちづくり』は、これからの社会において、みなさんの生活に大きく関わってくる政策なのですが、まだまだその重要性が世間的に認知されているとは言えません。
ただ、上掲のご意見を聞いたことによって、きちんと説明さえできれば、実は、市民のみなさんにとってわかりやすく関心の持てるテーマなのだということを認識することができました。
ぜひ戸田市には引き続き、「いま」だけでなく「先」を見据えて、市民のみなさんとともに『交通まちづくり』を進めていただけるよう願っています。
◎真木レポート第14号(昨年の選挙前の政策レポート)
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[まちづくり]2018年3月9日(金)
おかげさまで、仕事や地域活動など、白髪が増えない程度に、また娘(と妻)から愛着を抱き続けてもらえる程度に忙しい生活を送らせてもらっています。
そんな生活の中でも、市内の方からお誘いを頂いたイベントや勉強会には、可能な限り参加しています。
先月は、さくらパルで開催された「e-Toda オープンデータ・アイデアソン」に参加しました。
この数年、戸田市は、市民や行政を交えた「協働」による事業を多く進めていますが、今回のイベントは「戸田市の保有するデータを市民生活の向上のためにどのように活用するか」についてアイデアを出し合うというもので、スマホやAI(人工知能)、プログラミングなど、情報技術の壁を越えた自由なアイデアが飛び交い、いつになく刺激的でした。
私達のグループでは、
民間企業と同じように、戸田市もできる限り、いろいろな行政手続きをスマホやPCで完結できるようにすれば、市の魅力がアップする。そのためは、ネット上での手数料支払いや本人確認の技術が必要になる。まず、ネット決済については云々……
と、議論が進みました。戸田市の職員さんも参加していたので、行政側の率直な意見もあって面白かったです。
他のグループでは、
行政は、口コミなどの公的でない情報は集めないが、いまの時代は、口コミをネットで読んで参考にする人が多い。地域の公園や子供の遊び場に関する口コミが集まるような公園検索アプリを作ってはどうか。
市内の同好会やサークルに入りたくても、そもそもどういうサークルがあるのか分かりづらい。AIによって、市民とサークル、またはサークル同士をマッチングするようなアプリを作ってはどうか。
などのアイデアが出ました。
特に2つ目と3つ目のアイデアは、「行政頼み」ではなく、あくまで「行政の情報を利用」して自分たちで行動を起こすという考え方に立っており、このように、アイデアがアイデアとして終わってしまうのではなく、実現に向かって進んでいく可能性のあるところが、アイデアソンの醍醐味だと思いました。
このイベントは、市内のボランティア団体(Code for TODA)や戸田市などが共催し、経済産業省が後援したものです。
全国的に見ても画期的なこのようなイベントが、私の住んでいる戸田市で開催されたことは、とても嬉しく誇らしいです。
なお、当日はJ:COMが取材に来られ、翌日のデイリーニュースで取り上げてくださったのですが、そこで私がけっこう多目に映っていたので、記念に画像を2枚アップしておきます(笑)
※集合写真は「Code for TODA」のサイトから転載しました。
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[子育て, まちづくり]2017年12月9日(土)
つい先日完成した「新田ふれあい噴水公園」に家族で遊びに行きました。(場所は新曽の消防本部の裏手付近です)
地域の旧住民だけでなく新住民や子供たちをも交えたワークショップで作られた、とても素敵な公園です。
公園と道路との境界が低いために開放的な雰囲気があり、また死角がなく防犯上安全でもあります。
公園の至る所にベンチがあり、高齢者の方でもゆっくりくつろぐことができます。
唯一の大型遊具は木製です。大人の私でも飽きずに遊んでいられるのは、木の持つ魅力ゆえだと思います。
花壇の花は、今後ボランティアの方々が手入れをしてくださるとのことです。
看板には、「ボール遊び禁止」等の文言ではなく「ボールで遊ぶとまわりの子があぶないよ」などと子供目線での言葉が書かれており、丸太には、ワークショップに参加された方々の「子供たちへの想い」が刻まれています。
そして夏場(5月~9月)には、公園中央が噴水エリアになります。
私家族が公園の道路側にあるベンチで(近くのコンビニで買った)お昼ご飯を食べていたときには、公園を歩いて通り過ぎていたおばあちゃんが話し掛けてくれました。また、お孫さんを連れて公園に遊びに来ていたご夫婦とも気軽に会話をすることができました。
(木製遊具で遊んでいたときには、おませな小学生の女の子から「ロープを使って降りないとあんたのカッコいい顔がズタズタになるよ」と冷たい口調で注意されて、私は「すいません」としか返せませんでした笑)
公園の名前の通り、多世代間の「ふれあい」が自然と生まれる空間でした。
このような素敵な公園ができたのは、さまざまな世代や属性の地域住民の方々がワークショップで真剣に話し合ってくださったからだと思います。
この「より良いものができる」ことが、行政主体ではなく市民との協働で事業を進めることの大きなメリットなのですが、そこにはもう一つの意義があると思います。
この公園を利用されたお母さん方のなかには「公園内にトイレが欲しかった」「小さい子が遊べる遊具じゃない」などのご意見もあると耳にしましたが、公園づくりワークショップではそのようなことももちろん話し合われましたし、当時のワークショップのニュースレターにもそれらの内容が掲載されています。(ちなみに、小さい子供でも親が一緒に遊んであげれば十分楽しんでくれます)
これが行政主体で作られた公園であったならば、それらのお母さん方の不満の矛先は「行政」に向かうはずですが、市民協働で作られた公園であれば、矛先は「ワークショップに参加もしくは意見提出をしなかった自分自身」に向かうことになります。
市民と行政との間に不要な溝ができることもありませんし、もし今回の件がきっかけとなって、それらの方々の市政へのアンテナが少しでも高くなるのであれば、市民協働は今後いっそう促されます。
「公園づくりワークショップに新住民も参加させてはどうか」と当時の議会で提案したのは私なのですが、その背景には、先程のようにお母さん方が「公園への不満」を口にするのを見る機会が多かったことがあります。
昨年には、私の所属した委員会として「地域に親しまれる公園づくりに向けての提言書」を作成・提出しました。
私が1月の選挙で落選したことによって、議員として力を入れていた事業が停滞してしまうことを心配することがあるのですが、今年の10月に、彩湖・道満グリーンパークの新規遊具について投票アンケートが実施されたのを見たときには、安堵するとともにとても嬉しかったのを覚えています。
とりあえずいまは、夏の噴水シーズンがめっちゃ楽しみです(^^)
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[選挙, 教育, 子育て, 交通と自転車, まちづくり, 行財政改革, 議会と選挙]2017年1月10日(火)
任期中最後のレポートとなる「真木レポート第14号(これからの政策)」を発行しました。
私が戸田市において今後進めていきたい政策を、コンパクトにまとめています。
4年前に「教育」「子育て」「行財政」「安全・安心」の政策を掲げ、当選後はそれらの政策を中心とした提言を行い、多くの実績を残すことができました。(※真木レポート第13号参照)
今回は、これまでの活動のなかで見えた戸田市の課題を解決することを目指し、「こども」「子育て」「行財政」「交通まちづくり」の4つの政策を掲げています。
高齢者福祉などの政策ももちろん重要ではありますが、26名いる市議会議員のうち子育て世代の議員として力を注ぐべきもの、少子高齢化の時代にあって戸田市を持続可能なまちにしていくために必要なものは、これら“未来に向けた”政策だと考えます。
万人に支持される政策でないことは重々承知しており、ある種の“賭け”でもありますが、私にとっての最優先は、議員を続けることではなく戸田のためであることです。
市民のみなさんのご理解が頂けることを願っています。
◎真木レポート第14号 ~これからの政策~(真木大輔公式サイト)
◎真木レポート第13号 ~1年間の政策提言と実績のまとめ~(真木大輔公式サイト)
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[子育て, まちづくり]2017年1月7日(土)
福祉センターの空き部屋を活用して子供たちの居場所とする「冬休みとだっ子ひろば」が5日間開催され、私も毎回1~2時間ほど見学させていただきました。
友達と遊びに来てボランティアの方と一緒にボードゲーム等を楽しむ子、5日間とも一日中自習をしに来た子、会議室の広いスペースで書初めをしにきた子、日本に移住したばかりで書初めを教わりに来た子、一緒に来て子供に勉強をさせている親子、両親が働いていて家にいない子など、いろいろな子供たちが集まりました。
また、たくさんのボランティアの方々に支えられてるということも実感しました。
みなさん、子供たちのために無償で協力してくださり、楽しそうに子供たちの遊び相手や話し相手になられていました。
毎回来る子が多かった理由は、そこにもあるのではないかと思います。
公共施設だからこそ、多くの世代や多くの属性の市民を受け入れる包容力を備えているはずです。
この「とだっ子ひろば」が、今後も継続的に実施されることを願ってやみません。
◎福祉センターでの居場所づくり事業が動き出します ~冬休みとだっ子ひろば~(真木大輔公式ブログ)
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