[子育て, まちづくり, 行財政改革, 福祉と医療]2015年5月26日(火)
昨日は、所沢市議会をお借りして開催された「ローカルマニフェスト埼玉県勉強会」の事前打合わせに参加させていただきました。
人口が約34万人の所沢市ですが、昭和61年に竣工された市役所庁舎が大変素晴らしかったです。
なんと庁舎内に、お母さん方が、窓口手続きや説明会・講習会の間にお子さんを無料で預けられる「幼児ルーム」が用意され、専門の方が常駐されていました。
先日こちらでの投稿で、「戸田市の庁舎内に託児所があれば」と書いたのですが、本当にそれを実行している市役所があるとは思いませんでした。
これなら、子育て世代の方の議会傍聴も可能ですね。
もう一つ、庁舎エントランスを入ってすぐのところに、福祉喫茶がありました。
店内の雰囲気が大変良く、居心地抜群です。
毎日朝9時から夕方6時まで営業、品ぞろえ豊富なパンやスイーツは福祉作業所での手作り、パスタやカレー・かき氷などの軽食や飲み物もお安く頂けます。
所沢市役所庁舎は、「また来たいと思わせる」公共施設です^^
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[教育, 子育て, 交通と自転車]2015年5月5日(火)
国の制度が整備されることで、市区町村の施策が充実することがあります。
私が、いま大いに期待している国の動きは3つあります。
(1)「チームとしての学校・教職員の在り方に関する作業部会」(上記画像)
この審議会の主な議題は、「教員の負担軽減」です。
昨今、教員の負担増加が問題となっていますが、今後、各種専門員の配置や事務作業の分業・連携・効率化などを進めることで、教員がこれまでよりも学級経営に専念できるよう、現場の実情を踏まえた議論が行われています。
(2)「成育基本法成立にむけた議員連盟」
「新たな少子化社会対策大綱策定のための検討会」
日本の従来の子育て支援策は「縦割り的」であることが問題でしたが、今後はフィンランドの「ネウボラ」を参考にした、「妊娠から出産、育児、就学まで」を一貫してサポートする体制の整備を目指す動きが始まっています。
既に、お隣の和光市やいくつかの自治体で「子育て世代包括支援センター」としてモデル事業がスタートしておりますが、私も、昨年に戸田市長へ提出した会派の予算要望書の中で、このテーマを取り上げています。
(3)「安全で快適な自転車利用環境創出の促進に関する検討委員会」
国内の自転車走行空間の量の増加と質の向上を目指した、国交省と警察庁との合同による審議会です。
2年前に国交省が策定した「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」に則して、全国の自治体が自転車走行空間整備を進めてきた中で見えてきた課題について議論し、今後の整備促進を図るものです。
これらの審議会の答申により国が動き、その後に市区町村にまで降りてきます。それを私は心待ちにしています。
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[子育て]2015年5月4日(月)
昨日投稿した「空き地の閉鎖」の記事ですが、現時点で閲覧数が1,000を超え、ここ最近の中では特に大きな反響があります。
子供の遊び場について論じるときに、よく「現代は、都市化の進行により空き地が少なくなった。」と言われますが、それを可視化したものが、画像にある「3世代遊び場マップ」です。
画像左は、世田谷区における「1960年代→1980年代→2000年代」の子供の遊び場の変遷を示しています。
画像右は、岡山市における「1935年頃→1965年頃→1997年」の変遷です。
いずれの変遷を見ても、子供の遊び場として、まずは「原っぱや空き地」が無くなり、次に「道路」が無くなっている様子が分かります。もちろん、それらの場所を子供達から奪っているのは、私たち大人です。
都内の多くの自治体では、その対策として、公共施設内や学校敷地内に遊び場を設置するなどの積極的な対応をとっています。
かつて戸田市は田んぼばっかりだった、という話を聞きます。
戸田市内の遊び場の変遷も、都内と同じ道を辿っているのであれば、今後戸田市が取り組むべき対応は自ずと分かります。
(※また同時に、通過交通を抑制することで生活道路を安全にし、子供たちが遊べるようにするといった対応も必要です。)
昨日の記事でもお伝えしたように、私の住む地域(新曽北小学校区)では、子供達の遊び場の主はマンションのロビーとのことです。
仮にこの地域で遊び場マップを作ったときに、赤く塗られるのがマンションばかりではあまりにも酷です。
【参考】
●クローズアップ現代:子どもって迷惑?~急増する保育園と住民のトラブル~
●岡山市内六学区での子どもの遊び環境調査
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[子育て]2015年5月3日(日)
自宅の近所の空き地(空閑地)が閉鎖されました。
ボール遊びや大声が閉鎖の原因とのことですが、確かにこの空き地には住宅が隣接しているため、今回の閉鎖は致し方ないとも思います。
しかし、このような息苦しそうな空き地でも、この地域(新曽北小学校区)の子供達にとっては数少ない遊び場でした。それくらい、子供達の遊び場がありません。
聞くところによれば、この地域の子供達は、放課後、遊び相手を探しにマンションのロビーを転々とするそうです。
私の住むマンションでも、よく子供達がエントランスやエレベーター前に集まってゲームをしていましたが、最近はそれすらも禁止されました。
子供達が行政に声を上げることはできませんし、子供というものは与えられた環境に順応してしまうので、この環境を素直に受け入れてしまっているかもしれません。だとすれば、それはとても悲しいことです。
子供達の成長にとって遊びは必要不可欠ですが、そのための場所をまちなかから奪ってきたのは私たち大人です。私たち大人には、子供達にきちんと遊び場を用意する責任があります。
もちろん、私も議会で何度か提案をしています。しかし、いまここで置き去りにされている子供達を思えば、やれることはまだあるのかもしれないと思います。
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[子育て]2015年4月9日(木)
すがわら候補の選挙応援で市内を回っていますが、その道中や休憩中に素敵な光景を目にしました。
下の写真は、3月末に完成した北戸田駅近くの「ボール公園」です。(4月6日撮影)
下の写真は、日曜日にリニューアルオープンした「こどもの国」です。(4月7日撮影)
どちらにも、「遊具」「飲食スペース」「ボール遊び場」が用意されており、お子さん連れのファミリーだけでなく、小中高生の子供たちでも大変賑わっていました。
この賑わいが一過性で終わることなく、“あそこにいれば誰かが居る”居場所として、子育て世代や子供たちに定着することを願っています^^
正直、戸田市の子育て世代の潜在的なニーズの大きさに圧倒されました。
しかし、居場所が依然足りていない地域もあります。そのような地域では、昨年の9月議会で提案した「放課後学校の遊び場開放」、先日の3月議会で提言した「福祉センターの多世代交流スペース化」などを実施していただき、課題の解消を進めて欲しいと思います。
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