職員さん自作の自転車盗啓発ポスター

安全と防災]2015年2月22日(日)

戸田市の犯罪発生率は、埼玉県内で5位(2013年)と非常に高くなっていますが、その大きな要因は自転車盗の多さです。
2014年の1年間に市内で発生した犯罪1,986件のうち、自転車盗は647件であり、また微増傾向にあります。

 

そこで、戸田市の担当課が自転車盗対策として作成したのが、画像を掲載した啓発ポスターです。

 

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インパクトがあり啓発効果の期待できそうなポスターですが、キャッチコピーやデザインの作成だけでなく、なんとポスターのモデルも市の職員さんだそうです(笑)

 

才能は色々なところに隠れているものだなと思います。
このような、アイデア次第でお金を掛けずにできる試みは、今後どんどん広げて欲しいなと思います。

 

明日は、次年度予算を扱う3月議会の開会日です!

 

 

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3月議会の一般質問通告

子育て, 交通と自転車, 安全と防災, まちづくり]2015年2月16日(月)

本日、3月議会での一般質問の通告書を提出しました。
登壇順は、一番目を狙いました。議員となり初めてです。

 

質問内容は、次の通りです。

●福祉センターの多世代利用に向けた見直し
●戸田駅前の自転車レーンを延長する際に想定される課題
●生活道路への車道混在型ナビライン(画像)
●車道上の違法広告物の即時回収
●暗い夜道に防犯灯を新設する代わりの手段としての、既存の道路照明灯のLED化

 

正式な通告内容は、以下です。

 

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1.福祉センターの多世代利用に向けた見直しについて

 

(1) 福祉センターについて。
① 設置の経緯について。
② サービスの内容について。
③ 現在の利用状況について。

 

(2) 多世代交流の観点に立った福祉センターの見直しについて

 

2.歩行者と自転車の安全を守る道路行政について

 

(1) 今後の自転車走行空間の整備について。
① 市役所南通りの自転車レーンについて。
(ア) 北大通りに合流するY字路の処理について。
(イ) 歩道が既に整備されている市役所付近における自転車走行空間の整備形態について。
② 車道混在型ナビライン(矢羽根)について。
(ア) 車道混在型ナビラインの整備費用の見積もりについて。
(イ) 狭い歩道に対する自転車通行可の指定を見直すに当たっての、車道混在型ナビラインの積極的な活用について。
(ウ) 今後、「戸田市歩行者自転車道路網整備計画」を見直す際に、生活道路への車道混在型ナビラインの整備を計画に追加してはどうか。

 

(2) 車道に置かれた違法広告物の回収について。

 

(3) 照射範囲の狭い従来の水銀灯では照らし切れない道路における優先的な道路照明灯のLED化について。

 

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防災知識より行動計画

安全と防災]2015年1月15日(木)

(※この写真は、阪神淡路大震災の際に、赤ちゃんや高齢者のオムツ代わりに使用した布を、近くの川で洗濯している様子です。大災害時には、生活用水にも事欠きます。)

 

本日は、戸田市と川口市と蕨市の3市で構成される「県南都市問題協議会 危機管理問題研究部会」の講演会と意見交換会に参加しました。

 

防災アドバイザーの水島重光さんによる、市民目線に立った防災に関する講演が行われ、大小さまざまな知見を得ることができました。

 

特に印象に残ったのは、「防災知識より行動計画」という言葉です。

 

その内の一つが、下の写真に示した「受援態勢」という考え方です。

 

行政等からの支援を「待っている」だけではダメで、支援を「受けられる」態勢を準備することが大切とのことです。

 

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大災害時に救援物資がすべての地域に行き届かないのはいわば当たり前のようで、例えば、昨年の山梨県での大雪被害において、住民自らが道路の雪かきをした町には、すぐに救援物資が届いたそうです。

 

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他には、

 

●家庭内の食糧に手を付ける順番は、

 

①冷凍庫内の食品をまず調理

②冷蔵庫内の食品の半分くらいはおそらく本来常温保存可能なので、冷蔵保存必須のものから処理

③野菜は、庭やプランターの土に埋めれば保存期間が2日は伸びる

④非常食に手を付けるのは最後

(※被災時はパニックになり、非常食から手を付けがち)

 

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●マンションでは震災時に窓が割れやすく、その後、他から火の手が60mまで近付くと、マンション室内が熱で自然発火する

→(マンション全体で)濡れた畳を割れた窓に並べると火災が防げ、家財道具が守れる。

 

●おむつと生理用品は替えが効かない。(食糧はどうにかなる)

 

●被災時には若いママが孤立しがち。

その理由は、①スマホなどに慣れてしまって、何でもできると思い込みがち②地域のつながりが無い③避難所を知らない④旦那は会社の建て直しに囲われてしまって自宅に帰って来ない。

 

●被災時には銀行が稼働しなくなり、お店がお釣りを用意できない。→家庭に小銭を備えておく。

 

●被災後に役所から「罹災証明書」を貰ったら、5部くらいをコピーしておくと、住民税の減免だけでなく、電気料金の減免にも使える。

 

●町会未加入者に対して町会発行の「防災アンケート」を配布・回収すると、町会未加入者が危機感を持ち、一部の方々が町会に加入するという事例がある。

 

などです。

 

「まずは自分たちが1週間は生き残る」という強い意識を、住民の方々に持っていただくことが大切です。

行政からの支援には限界があります。きちんと備えていた人から生き残ります。

戸田市ハザードブック』、「非常用飲食料」、「災害用トイレ」の備蓄は最低ラインです。

 

 

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和光市の土のうステーション

安全と防災]2014年12月13日(土)

戸田市が4月に県内で初めて設置した「土のうステーション」(※回収ボックスまで設置したのはおそらく全国初)ですが、今月には和光市が追随しました。大変喜ばしいことです。

 

和光市の議員さんによる今年9月の一般質問がきっかけとなったようですが、その質問内容が、私の昨年12月議会の一般質問の発言にそっくり!
私の性格は意外と細かいので、対応表を作ってしまいました(笑)

 

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私の議事録

和光市議さんの活動報告

 

 

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防災トイレサミット2014

安全と防災]2014年12月11日(木)

本日は、「防災トイレサミット2014」に参加しました。

 

市内のマンションにお住まいの方から会派宛に「災害時のマンショントイレ問題」についてのご意見を頂き、そのヒントを得ようと、会派メンバーをお誘いして参加しました。

 

特に印象に残ったことを3つほど。

 

●「災害時は、水や食料よりもトイレの方が大事」

 

水や食料は大概どうにかなるし、無くても数日は生きていける。しかし、災害用トイレは備えが少なく、またトイレ環境が整っていないと心身に大きな影響を及ぼし最悪の場合は死に至る、とのことです。
確かに、トイレ問題が原因となって亡くなられた被災者の話は聞きますが、水や食料が足りずに餓死したという話は(少なくとも私は)聞いたことがありません。

 

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●「災害で、生きるも死ぬも自己責任」

 

災害時のトイレ対策に力を入れているマンション組合のお言葉です。
このマンション組合では、マンションの下水管が復旧するまでの対策として、「各世帯で3日分の災害用トイレ」、さらに「マンション組合で1週間の利用に耐える組立型トイレ」を準備しているとのことです。
さらには、マンションに住む中学生による「ジュニアレスキュー隊」を組織し、被災時に高層階の住民へ物資を運ぶ訓練をしているとのことです。
冒頭のお言葉通り、マンション住民だけでも生き残るという強い意志を感じました。
また、講演後に個別に質問に伺い、市内の方から頂いたご意見を解決するヒントも得ることができました。

 

●「レスキューパックトイレ

 

本日から新発売された、トイレの壁に貼り付ける災害用トイレ(3回分)です。
被災(断水or下水管破損)時の最初のトイレ使用者による利用が期待でき(←ここ重要!)、また通常時にもトイレ使用者へ災害時トイレ問題の啓発ができる、まさに「コロンブスの卵」的な商品です。
個人宅や企業オフィスだけでなく、市内公共施設のトイレにも設置する価値があると思うほどです。オリジナルデザインも可能だそうです。
通常1,000円のところ本日は800円でしたので、奮発して4個購入しました。(写真3枚目は、設置後のわが家のトイレです。)

 

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私が過去の一般質問で、市内の福祉避難所などでの導入を求めた「ラップポン」の講演や展示も行われました。
こちらも、電源確保の課題を除いては、被災時に大変役立つ素晴らしい商品です。

 

●災害用トイレの各商品は、以下のサイト「災害用トイレガイド」にまとめられています。

 

 

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