[子育て, 行財政改革]2015年12月30日(水)
すでにお手元に届いていた方もいらっしゃると思いますが、「広報 戸田市」の1月1日号がスゴいです。
スマホをかざすと、紙面から映像が飛び出してくる「AR(Augmented Reality:拡張現実)」機能が初めて導入されました。
上掲画像は私のスマホ画面をキャプチャしたものですが、まさに未来の世界です。
今後このAR機能は、紙媒体の情報を補足するものとして、様々な活用が期待できると思います。
そして、今号の特集記事は、「わたしたち、戸田ライフ楽しんでます♪」というもので、これも新しい取り組みです。
現在、戸田市は埼玉県内で平均年齢が一番低いまちですが、今後の急速な高齢化による人口減と財政難が課題となっています。
その原因の一つが若い世代の転出であり、その対策として戸田市は「若い世代の定住者を増やす」ことを第一に掲げています。(※以下のリンク参照)
今回の特集記事では、戸田市での定住を決めた若い世代の生の声を取り上げることで、現時点で戸田市に住んでいる若い世代に対して「戸田市での定住」を促しています。
一方で、戸田市外の若い世代に向けて「戸田市への転入」を促す試みも必要ですが、こちらに関しては、私が昨年の6月議会で提案した「子育てアピール看板の設置」が予定されています。
若い世代の人口が維持されずして、まちは持続しません。
若い世代に真に必要とされる子育て支援事業の充実はもちろん、それとセットで、市内や市外へのアピールも戦略的に行うことが、既に始まっている“都市間競争”で抜け出すための、考えられる最も有効な方法の一つです。
【参考】
◎4人に1人が転出意向 埼玉県が7市町住民意識調査 トップは戸田(産経ニュース)
◎戸田市まち・ひと・しごと創生総合戦略に係る人口ビジョン(戸田市公式サイト)
◎2016年 広報戸田市(戸田市公式サイト)
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[行財政改革]2015年12月24日(木)
本年6月の戸田競艇組合議会において、経営の透明化を求める一般質問を私は行いましたが、そのなかの提案の一つであった「財政状況の公表」が、先日実施されました。
BOATRACE戸田の公式サイト内に、「平成26年度決算」の概要書が掲載されています。
次年度以降の予算や決算についても、議決され次第掲載されていくとのことです。
戸田市などの「普通地方公共団体」にとって、財政状況の公表は地方自治法に定められた当然の義務なのですが、義務化されていない競艇組合などの「特別地方公共団体」においては、なかなか公表が進んでいないのが現状です。
そのようななかで、今回公式サイト内に財政状況が掲載されたことは、経営の透明化に向けた大きな一歩です。
本来「賭博及び富くじに関する罪」に該当する公営ギャンブルがその存在を許されている理由は、国や地方自治体に財政的貢献をすることにあります。
一般質問でのもうひとつの提案である「入札制度の改善」についても、期待したいと思います。
【参考】
◎ボートレース戸田 施工者情報(ボートレース戸田公式サイト)
◎戸田競艇組合議会 一般質問 議事録
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[教育, 行財政改革]2015年12月16日(水)
本日の埼玉新聞で、戸田市の教育委員会定例会が大きく取り上げられました。
記事には私のコメントも載せられておりますが、現在の教育委員会定例会は、“追認の場”ではなく“議論の場”として大いに機能しています。
戸ヶ崎教育長のコメント「委員は事務局の上司(中略)今までは委員を上司と思っていなかった。」の通り、事務局側の職員にとって、定例会が「どうせ議論もなく承認されて終わり」とはならないからこそ、良い緊張感が生まれ、それが引いては戸田市の教育の向上につながるのだと思います。
実は、私が委員として参加している「戸田市国民健康保険運営協議会」において、協議会の活性化に向けた意見を求められた際、戸田市教育委員会定例会を事例として挙げ、「委員から提案のあったテーマについて議論する時間を設けてはどうか。」と発言させていただきました。(事務局からは「是非検討したい。」との答弁がありました。)
形骸化してしまっている会議体は戸田市でも少なくないと思いますが、それは、委員や事務局のやる気が足りないのではなく、「議論しやすい雰囲気」がそこに無いのが原因ではないかと思います。
「テーマを設けて議論する」という関係性を普段から築いていくことが、その一つの解決策になり得るのではないかと思います。
なお、ちょうど明日に12月の教育委員会定例会が開かれます。
今回の定例会における「委員提案」のテーマ(予定)は、
●教員に求める資質と資質向上
●教員の多忙化の現状と対策
●学力向上に向けた教育委員会と各学校の取り組み
●「知のリソースの活用」の詳細
です。
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[まちづくり, 行財政改革]2015年11月26日(木)
一般質問に続き、質疑(=議会に上程された議案に対する公開質問)の通告書も本日提出いたしました。
質疑のテーマは、以下の3つです。
①組織改正
②スポセン屋内プールの指定管理者
③下水道事業の利益の市への返還
通告の全文は、以下の通りです。
◇議案第78号 戸田市行政組織条例及び戸田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
(1)今回の組織改正において、整理統合によるもの以外の人員増が図られる室課はあるか。
(2)公園担当と河川担当のそれぞれが所属する部課の変遷及びその経緯について。
(3)組織改正に至るまでの検討と組織改正を行った後の検証のプロセスについて。
◇議案第100号 指定管理者の指定について
(1)指定期間中に屋内プール棟が建て替えられた場合の、屋内プール棟の管理主体について。
◇議案第121号 平成27年度戸田市下水道事業会計補正予算(第2号)第2条、第1款、第3項、特別損失について
(1)一般会計清算金による不足額の補正を行うことの経緯について。
◎平成27年12月定例会 通告要旨(戸田市議会公式サイト)
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[行財政改革]2015年11月9日(月)
本日は、戸田競艇組合議会において、平成26年度決算の委員会審査が行われました。
昨年9月、戸田競艇事業の事実上の経営トップに外部人材が抜擢されましたが、さっそくその効果が現れ、歳出削減を中心として、平成26年度決算の経営状況は大きく改善されました。
今後は、歳出削減だけでなく売り上げ増加も含めたさらなる経営改善が図られると思われます。それにより、一番の関心事である「戸田市への配分金」の安定的な増加が期待できます。
私は、業務委員会の委員として、ボートレースの開催費用に関わる決算審査を担当しました。そのなかで、
①屋外スペースにおける分煙を徹底することで、若年層の客を取り込むこと
②車での来場客のナンバーを分析し、その分析結果と連動したSNSの地域ターゲティング広告を展開することで、効果的な宣伝を行うこと
の2点を提案し、執行部からは検討していく旨の前向きなご答弁を頂きました。
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