[子育て]2016年11月14日(月)
昨日の日曜日は、こどもの国の「子ども・子育てフェスタ」のなかで開催された子育て講演会に妻と参加しました。
講演をされたのは、NHKにも出演されている子育て支援の第一人者である大日向雅美先生です。
本当に素晴らしい講演会でした。
子育てには楽しいことばかりでなくつらいことがたくさんあるにも関わらず、世の中にはいまだに「母親は子育てを喜びとするもの」という母性観が蔓延っているため、子育てに辛さを抱えるお母さんたちは自らを「母親失格」であると思い込んでしまい、また、それを分かち合う身近な存在もいないため、子育てが“孤育て”になってしまっている。
このような現代社会の問題に対し、大日向先生はこれまで一貫してお母さんたちの味方となり、お母さんたちを孤育ての重圧から解放させるために活動されてきました。
大日向先生のお話しされる一つ一つの言葉のなかにお母さんたちへの優しさが込められていて、講演中に涙を流されるお母さんもいらっしゃいました。
1時間30分の講演は、あっという間に終わりました。
30分間の質疑応答では、何人ものお母さんが子育てに関する悩みや苦しみを訴えられましたが、そのすべてを大日向先生は温かく受け止め、明快な指針を与えられることで、お母さんたちを苦しみから救っておられました。
お母さんではない私にとってもたくさんの学びがありました。
むしろ、もっとたくさんのお父さんたちに参加してほしかったです。
お父さんがすべきことは、イクメンをこなすこと以上に「妻と人生を分かち合う」こととのことです。
大日向先生の講演を聴いて、「母親と父親」も「親と子供」もすべて人間関係であると感じました。
子育てや夫婦関係に特別な近道はなく、それぞれが相手の立場を考え、人として向き合っていくということ。同時に、「母親とまわりの人」も人間関係であり、子育てがつらい時は甘えて良いということ。
私は、そのように理解しました。
大日向先生がおっしゃるには、世の中はお母さんたちに寄り添う社会に変わりつつはあるが、「あともう一歩」とのことです。
戸田市では、昨年度から大日向先生などを講師として迎えて「戸田市子育て・家族支援者養成講座」を開催しており、昨日の講演の際は、その修了生の方々が託児をしてくださいました。
戸田市も、少しずつ「子育てするお母さんにやさしいまち」に近付いているのだと思います。
(ちなみに私の娘は、初めての託児だったということもあり、1時間30分も泣きっぱなしだったそうです^^;)
付け加えると、私が9月議会で提案した「各地域への戸田市版ネウボラの設置」は、子育てに苦しみを抱えるお母さんたちを支える地域の子育て拠点として、いますぐにでも戸田市に必要であると、今回あらためて認識しました。
大日向先生のお話やお考えは、NHKの「すくすく子育て」や著作、ネットからも知ることができます。
最後に、そのなかから以下のお言葉を引用させていただきます。
~お子さんにとって、いまいちばん必要なもの、それはあなたの笑顔です。あなたらしく、精いっぱいお子さんを愛してあげてください。そのためにも、「母親失格」などという言葉はいますぐ心の中から払拭してくださいね。~
◎大日向雅美さんの講演会と子育て支援員養成講座が開かれます! 2016/9/4(真木大輔公式ブログ)
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[生活と環境]2016年11月12日(土)
ちょっとしたご意見対応のご報告です。
先日、市外での用件を終えた帰りに、戸田駅西口の駅蕎麦屋さんで夕飯を食べたときの話です。
夕飯が蕎麦だけでは身体に良くないと思い、せめて野菜を採ろうと山菜そばを食べていると、店員の女性の方から、
「バッジを付けてるってことは、あなた議員さん?目の前の空き地が草ボーボーで、あれじゃ駅前の印象が悪いよ。お客さんからも結構言われるよ」
とのご意見を頂きました。
後日、とりあえず担当課(土地区画整理事務所)に相談してみたところ、「すぐに対応する」と言ってくださったのですが、私から、
「新たに除草費用は掛かりませんか?」
と確認しました。
駅前の見栄えが良いに越したことは無いのですが、あくまで数年以内に整備される仮の空き地ですので、それまでの間に経常的な除草費用が掛かるとなると、その費用次第では、除草実施の是非を判断する必要があると考えたからです。
担当課の回答は、
「土地区画整理事業区域内の保守管理委託を年間契約しているので、そのなかで対応可能。新たに費用は発生しない」
「もしくは、現在空き地を貸している工事業者に、除草をお願いすることも可能ではないかと思う」
というものでしたので、安心して除草をお願いしました。
本日、様子を確認しに行ったところ、ある程度キレイに除草されていました。
どちらの方法で除草したかは確認していませんが、これで蕎麦屋の店員さんも気持ちよく蕎麦を作れるのではないかと思います^^
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[教育]2016年11月11日(金)
本日は、戸田第二小学校で開催された英語教育の研究発表会に参加しました。
戸田第二小学校は、昨年度と本年度に、文部科学省と埼玉県教育委員会から英語指導力向上事業の委託を受けており、本日、公開授業と研究協議会が行われました。
戸田市が目指している英語教育は、”Let`s study English!”ではなく”Let`s enjoy Communication!”です。
つまり、英語という言語を学ぶのではなく、英語をツールとして「コミュニケーション力」を身に付けることを目標としています。
国際社会で求められる「相手を尊重し、自分の考えを論理的に伝え、相手と分かち合う力」で、それは英語を正確に使える力よりも遥かに大事です。
今回の公開授業では、英語の「モジュール授業」が行われました。
モジュール授業とは、通常の45分授業を15分授業などの小間切れにしたものです。
次期学習指導要領において、小学校の英語授業時間数が大幅に増加することを見越し、戸田市では本年度の後期から、小学校全校において、試験的にこのモジュール授業を朝の時間に組み込んでいます。
これまでの小学校の英語の授業は、担任の先生(←ほとんどが英語を専門としていない)とALTがペアで行っていましたが、モジュール授業は全クラスにおいて朝に同時に行われているので、担任の先生が一人でこなすしかありません。
私が公開授業を見学して驚いたのは、いずれのクラスでも、担任の先生一人だけで教室を「英語の空間」にできていたことです。
先生と子供たちに恥ずかしがる様子はなく、楽しく元気にコミュニケーションでぶつかり合っていました。
通常のALTとのペアによる45分授業も見学しましたが、そこでも、子供たちがクラスメイトと積極的に英語でコミュニケーションをとろうとする光景があふれていました。
公開授業の後は、平成21年度から戸田市の英語教育をご指導くださっている渡邉寛治先生による講評・講義が行われました。(私が昨年の研究発表会に参加したことを覚えてくださっていて嬉しかったです^^)
戸田市の英語教育が、「コミュニケーション力を身に付けさせる」という目標を見失わずに、検証と改善を重ねてここまで発展してこれたのは、渡邉寛治先生のご指導のもと、戸田市の教育委員会や英語教育に関する委員会、また各先生方が努力されてきたからこそだということが分かりました。
機会があれば、今度は中学校の英語授業を見学したいと思います。
3年前に見学させていただいたときからどのように変わっているか?
確認するのが楽しみです。
◎英語というツールを通してコミュニケーションを学ぶ 2015/10/20(真木大輔公式ブログ)
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[生活と環境, 行財政改革, 産業振興]2016年11月10日(木)
滞っておりました、9月議会の市民生活常任委員会による決算審査のご報告その⑤(最終回)です。
なお、委員会での議論は多岐に渡って行われましたが、こちらでは、私が質問したもののうち分かりやすいものを抜粋しています。
マイナンバーによる証明書発行
Q. 証明書自動交付機を撤去し、マイナンバーを利用したコンビニ交付に切り替えたが、(以前に担当レベルで要望した)周知の改善は図ったか?
A. イオン等の証明書自動交付機を撤去した場所に周知ポスターなどを貼ったほか、市役所窓口で証明書を発行する市民への案内も徹底させた。
Q. コンビニ交付を一度体験してもらうような施策が必要では?【他委員による質問】
A. 市役所庁舎内に、(コンビニに設置してあるものと同様の)マイナンバーで証明書を発行できるマルチプリンターを設置する検討をしている。
不要になった大型液晶テレビの利活用
Q. 市役所窓口にデジタルサイネージを設置したことに伴い撤去した大型液晶テレビの利活用について、以前の委員会で要望したが、現在の状況は?
A. 職員内の電子掲示板で譲渡の呼びかけをしたが、申し出が無かったので、そのまま保管しているが、再度周知を行う。
⇒再度周知を行っても申し出が無ければ、市民課内での活用を早急に。
不法投棄パトロール車による環境啓発
Q. 不法投棄パトロール車にスピーカーを取り付け、音声による環境啓発を行うための予算を確保していたが、現状は?
A. 実施に向けいまだ検討中。
⇒早期の実施を。
路上喫煙啓発員
Q. 駅前の路上喫煙啓発員が手持ちぶさたでぶらぶら歩いているような姿を見かけることがある。
A. きちんと指導する。
⇒人件費(327万円)をシビアに認識するよう要望。
Q. 放置自転車撤去員も駅前の巡回をしているため、業務を統合できるのではないか?【他委員による質問】
A. 関係部署と調整し検討する。
リサイクルフラワーの新規受入れ
Q. リサイクルフラワーでの生ごみと花苗との交換事業だが、既存の協力世帯のみに固定されている。目的の一つである環境啓発の点においては、新規に協力世帯を募集し、定期的に入れ替えを行うべきでは?
A. 検討する。
プレミアム付商品券
Q. 戸田市のプレミアム付商品券は、購入応募者が集まらず、結果的に一部の世帯が何セットも購入した。周知や販売方法に課題があったのでは?
A. すべてを売り切るのに8回の抽選を行った。商工会との連携が足りなかったのが今後の課題と認識している。
Q. 地域経済振興の効果はあったのか?
A. 3億9千万円で6億円の消費が喚起されたと国に報告した。また、高齢者に配布している2000円コイン型商品券の使用喚起にもつながった。
戸田橋花火大会の屋台
Q. 交通の妨げになるため戸田橋花火大会の露天商を昨年に排除したことで、参加者の満足度が落ちていることから、市内事業者の出店スペースを設けてはどうかと以前の委員会で要望したが、進捗は?
A. 来年度は、交通の邪魔にならない場所への露店商の出店を検討しており、また、市内事業者については堤外への出店ができるかどうか国交省と調整中。
街路樹の管理
Q. 街路樹の管理はいわば場当たり的に行われており、今後は公共施設のように長期的・計画的な管理が必要ではないか、と過去の委員会で提案したが、進捗は?
A. 街路樹台帳の作成について、現在道路課と検討している。来年度か再来年度には予算計上できればと考えている。
商店会街灯のLED化
Q. 商店会の街灯は、市や国からの補助金により少ない自己負担でLED化でき、それにより①市からの電気料金の3/4の補助金の削減②商店会の電気料負担の削減③環境負荷の軽減④街が明るくなるなど、多くのメリットがあるため、かねてから委員会内や担当レベルで、商店会に対しLED化を推奨するよう求めているが、進捗は?
A. 一昨年度までに11商店会中4商店会がLED化し、街灯数では454基中230基がLED化しているが、昨年度は新たなLED化は無かった。窓口で商店会関係者と会うたびにLED化を勧めてはいるが、なかなか進まない。
⇒引き続き推進を。(いま思い付きましたが、LED化初期費用の融資などを検討しても良いかもしれません。)
街角消火器
Q. 街角消火器に対するいたずらが増えているが、対策状況は?
A. 「開封厳禁シール」を町会に配布して貼ってもらったところ、一昨年度は14件あったいたずら件数が、昨年度は7件、今年度はいまのところ0件、と効果が出ている。
Q. 初期消火に使用される件数が減っていたが、状況は?
A.一昨年度は0件、昨年度は0件だったが、今年度はいまのところ1件。
下水道使用料改定の周知(10月28日の市民生活常任委員会より)
Q.使用料改定の影響が大きい大口事業者への個別説明は?
A.当初の予定では、月5,000立米以上を使用する9事業者のみを対象としていたが、月1,000立米以上を使用する50事業者に拡大した。
Q. 使用料改定に対する事業者の反応は?
A. 45事業者からは使用料改定の理由に理解を頂き、5事業者からは否定的な意見を頂いた。
Q. 他自治体への移転を匂わす事業者はあったか?
A. 1事業者のみ。
Q. 下水道使用料改定による大口事業者の流出防止策は必要と考えるか?
A. 残ってもらうための方策の検討は必要と考える。
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[その他]2016年11月9日(水)
「真木レポート第13号」を発行しました。
この1年間に行った提言とその反映状況を「1年間の政策提言」として、4年前の当選から現在までに行った提言のうち市政に反映された主なものを「実績のまとめ」として一覧にしました。
レイアウトやデザインは、前回の第12号と同様、妻と共同で作成しました。
お互いに素人ですが、それなりにうまくできたのでないかと思います^^
文章については、普段私が情報発信しているFacebookやブログでは「わかりやすく伝える」ことに注意を払っていますが、文字数に限りのある今回のような紙媒体では「簡潔に伝える」ことが必要となります。
レポートに掲載した提言のそれぞれには、私だけでなくご意見をくださった市民の方々の思いも詰まっているので、伝える内容をギリギリまでそぎ落としていく作業は苦しいものでした。
とはいえ、今回のように、議員の活動を一覧にまとめることも必要な情報発信だと思いますので、レポートがお手元に届いた方には、興味を持たれた部分だけでも読んでいただけるように願っています。
なお、レポートの配布については、ポスティング業者に委託し各ご家庭のポストにお配りするほか、可能な範囲で駅頭でもお配りする予定です。
PDF版は、以下のリンク先のページからダウンロードできます。
◎真木レポート第13号 ~1年間の政策提言と実績のまとめ~(真木大輔公式サイト)
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