「新田ふれあい噴水公園」に遊びに行きました

子育て, まちづくり]2017年12月9日(土)

つい先日完成した「新田ふれあい噴水公園」に家族で遊びに行きました。(場所は新曽の消防本部の裏手付近です)

 

地域の旧住民だけでなく新住民や子供たちをも交えたワークショップで作られた、とても素敵な公園です。

 

公園と道路との境界が低いために開放的な雰囲気があり、また死角がなく防犯上安全でもあります。
公園の至る所にベンチがあり、高齢者の方でもゆっくりくつろぐことができます。
唯一の大型遊具は木製です。大人の私でも飽きずに遊んでいられるのは、木の持つ魅力ゆえだと思います。
花壇の花は、今後ボランティアの方々が手入れをしてくださるとのことです。
看板には、「ボール遊び禁止」等の文言ではなく「ボールで遊ぶとまわりの子があぶないよ」などと子供目線での言葉が書かれており、丸太には、ワークショップに参加された方々の「子供たちへの想い」が刻まれています。
そして夏場(5月~9月)には、公園中央が噴水エリアになります。

 

私家族が公園の道路側にあるベンチで(近くのコンビニで買った)お昼ご飯を食べていたときには、公園を歩いて通り過ぎていたおばあちゃんが話し掛けてくれました。また、お孫さんを連れて公園に遊びに来ていたご夫婦とも気軽に会話をすることができました。
(木製遊具で遊んでいたときには、おませな小学生の女の子から「ロープを使って降りないとあんたのカッコいい顔がズタズタになるよ」と冷たい口調で注意されて、私は「すいません」としか返せませんでした笑)
公園の名前の通り、多世代間の「ふれあい」が自然と生まれる空間でした。

 

 

このような素敵な公園ができたのは、さまざまな世代や属性の地域住民の方々がワークショップで真剣に話し合ってくださったからだと思います。

 

この「より良いものができる」ことが、行政主体ではなく市民との協働で事業を進めることの大きなメリットなのですが、そこにはもう一つの意義があると思います。

 

この公園を利用されたお母さん方のなかには「公園内にトイレが欲しかった」「小さい子が遊べる遊具じゃない」などのご意見もあると耳にしましたが、公園づくりワークショップではそのようなことももちろん話し合われましたし、当時のワークショップのニュースレターにもそれらの内容が掲載されています。(ちなみに、小さい子供でも親が一緒に遊んであげれば十分楽しんでくれます)

 

これが行政主体で作られた公園であったならば、それらのお母さん方の不満の矛先は「行政」に向かうはずですが、市民協働で作られた公園であれば、矛先は「ワークショップに参加もしくは意見提出をしなかった自分自身」に向かうことになります。
市民と行政との間に不要な溝ができることもありませんし、もし今回の件がきっかけとなって、それらの方々の市政へのアンテナが少しでも高くなるのであれば、市民協働は今後いっそう促されます。

 

「公園づくりワークショップに新住民も参加させてはどうか」と当時の議会で提案したのは私なのですが、その背景には、先程のようにお母さん方が「公園への不満」を口にするのを見る機会が多かったことがあります。
昨年には、私の所属した委員会として「地域に親しまれる公園づくりに向けての提言書」を作成・提出しました。

 

私が1月の選挙で落選したことによって、議員として力を入れていた事業が停滞してしまうことを心配することがあるのですが、今年の10月に、彩湖・道満グリーンパークの新規遊具について投票アンケートが実施されたのを見たときには、安堵するとともにとても嬉しかったのを覚えています。

 

とりあえずいまは、夏の噴水シーズンがめっちゃ楽しみです(^^)

 

 

 

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「サマースクール」のボランティアに参加しました

教育, 子育て]2017年9月1日(金)

ご無沙汰しておりました。

 

この夏は、仕事や育児、町会行事(大変ありがたいことに落選した私を理事にしていただきました)のほかに、市内で実施された小学生向け「サマースクール」のボランティアに参加しました。

 

この「サマースクール」は、市内にお住まいの方が、夏休み期間中に友達の家でゲームをするしかない子供達の現状を憂い、学んで遊べる居場所を提供しようと、昨年からボランティアで始められたものです。

 

お盆期間を除く10日間の朝8時30分から12時30分まで、参加した小学1年生から6年生の子供達は、大人に見守られながらの勉強や、工作・実験などの学習、集団遊びや自由遊びなどをすることができます。
学童に入っていない(or入れない)子供達だけでなく、その保護者の方々にとっても、ありがたい事業だと思います。

 

 

今回私がスタッフとして参加させていただいたきっかけは、市内で児童福祉関係のボランティアをされている方からお声掛けを頂いたことなのですが、私としても、小学生の(個々人ではなく)集団を相手に教えたり遊んだりという経験をしてみたいという思いをかねてから抱いていたので、仕事の都合がついた2日間だけ参加させていただきました。

 

光栄なことに2日間ともメインの先生役を任され、折り紙や理科の実験などを(子供達の協力も得ながら)なんとかこなすことができました。
嬉しかったのは、1回目の参加から10日間ほど空けた2回目の参加ときに、子供たちが「真木先生」や「折り紙の先生」と覚えていてくれたことです。
私は特に先生ぶらずに振る舞っていたのですが、子供達が自然と私の元に集まって来てくれたのを見て、もしかしたら、娘ができたせいで私のからだに子供の匂いが付いたのかもしれないと思いました(笑)
また、集団遊びでは、学年の違いや性格の違いによってまとめるのが大変なところもあったのですが、いろんな意味でやっぱり子供達は素直だと感じました。(と同時に、素直さを失った一部の大人を思って嘆きました)

 

 

サマースクールの途中では、近くにある美女木小学校の校長先生が見学に来られ、子供達と一緒にドミノで遊んでくださいました。その光景を見ながら、小学校の先生方の原点はこういうところにあるんだと実感しました。

 

 

なお、このサマースクールは、美女木にある向田町会(イオンのバイパスを越えた辺り)の町会会館で開催されました。向田町会からは、会館だけでなくコピー機等も無料で提供していただき、子供会に加入していない子供達も受け入れてくださったとのことです。また、戸田市からは運営費の一部の助成を受けているとのことです。

 

一見、昔ながらの事業のようですが、「子供たちの居場所づくり」「共働きでない家庭への育児支援」「町会会館の有効活用」「地域人材の活用」という観点で見れば、先進的とも言えます。
このような事業が地域の子供達を想う多くの方々によって支えられているのはとても素晴らしいく、また、そのような場に参加させていただく機会を頂けて本当にありがたかったです。

 

 

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近況報告(2017年4月)

その他]2017年3月31日(金)

前回の投稿から1か月も空いてしまって、ごめんなさい。ちゃんと生きてました。

 

当時は、議会の動向もタイムリーにチェックしようと意気込んでいたのですが、落選後に許されたモラトリアム期間はそう長くはなく(笑)、今後の生活を設計することに頭と心が一杯になっていました。
おかげさまで、まわりの友人知人からの助言もあり、働き口だけでなく今後の目標も見つかって動き始めたことで、ようやく落ち着いてきたところです。


この間、教育委員会定例会の傍聴や、戸田市のシンポジウム、市民団体の勉強会、市内イベントに参加させていただきましたが、そのほかの時間はちょうど1歳になった娘と多く過ごし、いまでは、二人きりで子育て広場や外食にも出掛けられるようになったのが、何より嬉しくて幸せなことです(*^^*)


話は戻りますが、議会に関してタイムリーに追うことができたのは、施政方針や予算概要、議案書、質問通告等の「文字情報」のみで、生中継や録画映像などの「動画」については、まったくチェックできませんでした。
(退職される部長級職員のご挨拶の映像は拝見しました。その他の退職される職員さんも含め、みなさん長い間本当にお疲れさまでした)


4年間、議員の仕事を楽しくやらせてもらった自分としては、議員という立場は無くなっても“議員脳”は残っているようで、議会や市政に関する文字情報を見るだけでも、また市内で生活するなかでも、(良い部分もそうでない部分も含めて)思うところはたくさんあるのですが、それをこちらで「伝える」ということに関してはバランスの取り方が難しいというのが、このところの悩みです。


ある程度中身のある記事を書くには時間と気力を要するため、「書こう書こう」とは日々思っていても、自分の生活のほうを優先してしまいます。


一市民としてのそのあたりの頃合いは、今後うまく見付けていければと思います。


※写真の場所は、「親子ふれあい広場」が閉鎖されている春休み期間中の、新曽地区に住む親子にとっての救いの場所である、明文堂書店(T-FRONTE2階)です。たまに、ちゃんと絵本も買ってます(笑) ただ、子供を連れていけるという意味での救いではあっても、その場にいるお母さんお父さん同士と会話して息抜きできるような雰囲気はありません。


大まかな議会の流れを図にしてみました

議会と選挙]2017年2月28日(火)

現在開かれている3月議会について記事にしていこうと思ったのですが、3月議会は内容がテンコ盛りの議会なので、いきなり「総括質問」や「議案質疑」と言っても分かりづらいかと思い、大まかな議会の流れを図にしてみました

 

この図の作成に2時間以上掛かったので、今日はこれまで

 

明日あさってくらいから、今回の3月議会に関する投稿を行います。

 

それまでに、この図をちゃんと復習しておいてください(笑)

 

 

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「教室から社会を変える」Tearch For Japanの説明会に参加しました

教育]2017年2月28日(火)

昨日は、就職活動と教育視察を兼ねて、「Teach For Japan(以下TFJ)」のフェローシップ・プログラム説明会に参加しました。

 

TFJは、「教室から社会を変える」をミッションとし、学生や社会人から選抜した多様な人材を、全国の小中学校(主に教育課題校)に教師として2年間派遣するNPO法人で、文科省も注目しています。
なお、2年間の派遣後は、教師として残るだけでなく、民間企業などに勤めることも含め、本人の自由です。

TFJの本家であるアメリカの「Teach For America」は、毎年6000人近くの一流大学の学部卒業生を公立学校に送り込み、その経験を積んだ人材は、教師や民間企業だけでなく、行政、政治、医療分野でも活躍しており、特に人文系の学生にとって、最初の就職先としてトップクラスの人気があります。

 

世界40か国以上で展開されているこの取り組みですが、日本では4年ほど前にTFJとしての活動が本格的に始まり、現在は毎年10数名の人材が教師として派遣されています。(今後増員予定)
そして、その人材を受け入れている、日本で数少ない自治体の一つが戸田市です。(※後日あらためて説明します)

 

TFJの説明会は年に何度も開催されていますが、本日の説明会には、私を含め10名弱の方が参加しました。
民間企業に勤められている方や、国際協力に関心をお持ちの方、新卒の就職先の候補として北海道から来られた大学生、そして先月まで市議会議員だった私など(笑)、まさに多様な人材が集まっていました。

 

説明会では、TFJの取り組みの概要や、採用から研修・派遣までの流れについての説明に続いて、現在、川崎市の中学校に英語教師として派遣されている方のお話を伺うこともできました。

 

TFJが求めているのは、指導力よりも「リーダーシップ(先頭に立って子供たちを引っ張る/後ろから子供たちをサポートするetc.)」を持っている人材とのことです
そして、生まれ育った環境によって将来の選択肢が狭められている子供たちに、一般的な子供たちと同様の選択肢を与えることで、社会経済的な格差を是正していきたいとのことです。

 

このような格差是正の取り組みはもちろん、そのような経験をした人材がその後社会に輩出されることの意義はとても大きいものであると考えます。

 

ただ、私自身のフェローシップ・プログラムへの応募については、もう少し考えてみたいと思います。
というのは、これまでに採用された方々の紹介や研修の内容を伺うと、私にとってはまぶし過ぎると言いますか、「仲間同士で夢を語り合おう!」的な雰囲気に飛び込む勇気がありません^^;

 

私の個人的な理由は別として、TFJ から輩出された人材が、いま現在戸田市の小中学校で活躍していること自体は、子供たちにとっても今後の社会にとっても素晴らしいことだと思います。

 

Teach For Japan 公式サイト

 

教師になりたい社会人と“こども”のままの教師 ~Teach For Japan~ 2015/10/6(真木大輔公式ブログ)

 

子供達は学校の先生であろうと民間の先生であろうと素直に受け入れる 2016/3/10(真木大輔公式ブログ)

 

 

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