「教室から社会を変える」Tearch For Japanの説明会に参加しました

教育]2017年2月28日(火)

昨日は、就職活動と教育視察を兼ねて、「Teach For Japan(以下TFJ)」のフェローシップ・プログラム説明会に参加しました。

 

TFJは、「教室から社会を変える」をミッションとし、学生や社会人から選抜した多様な人材を、全国の小中学校(主に教育課題校)に教師として2年間派遣するNPO法人で、文科省も注目しています。
なお、2年間の派遣後は、教師として残るだけでなく、民間企業などに勤めることも含め、本人の自由です。

TFJの本家であるアメリカの「Teach For America」は、毎年6000人近くの一流大学の学部卒業生を公立学校に送り込み、その経験を積んだ人材は、教師や民間企業だけでなく、行政、政治、医療分野でも活躍しており、特に人文系の学生にとって、最初の就職先としてトップクラスの人気があります。

 

世界40か国以上で展開されているこの取り組みですが、日本では4年ほど前にTFJとしての活動が本格的に始まり、現在は毎年10数名の人材が教師として派遣されています。(今後増員予定)
そして、その人材を受け入れている、日本で数少ない自治体の一つが戸田市です。(※後日あらためて説明します)

 

TFJの説明会は年に何度も開催されていますが、本日の説明会には、私を含め10名弱の方が参加しました。
民間企業に勤められている方や、国際協力に関心をお持ちの方、新卒の就職先の候補として北海道から来られた大学生、そして先月まで市議会議員だった私など(笑)、まさに多様な人材が集まっていました。

 

説明会では、TFJの取り組みの概要や、採用から研修・派遣までの流れについての説明に続いて、現在、川崎市の中学校に英語教師として派遣されている方のお話を伺うこともできました。

 

TFJが求めているのは、指導力よりも「リーダーシップ(先頭に立って子供たちを引っ張る/後ろから子供たちをサポートするetc.)」を持っている人材とのことです
そして、生まれ育った環境によって将来の選択肢が狭められている子供たちに、一般的な子供たちと同様の選択肢を与えることで、社会経済的な格差を是正していきたいとのことです。

 

このような格差是正の取り組みはもちろん、そのような経験をした人材がその後社会に輩出されることの意義はとても大きいものであると考えます。

 

ただ、私自身のフェローシップ・プログラムへの応募については、もう少し考えてみたいと思います。
というのは、これまでに採用された方々の紹介や研修の内容を伺うと、私にとってはまぶし過ぎると言いますか、「仲間同士で夢を語り合おう!」的な雰囲気に飛び込む勇気がありません^^;

 

私の個人的な理由は別として、TFJ から輩出された人材が、いま現在戸田市の小中学校で活躍していること自体は、子供たちにとっても今後の社会にとっても素晴らしいことだと思います。

 

Teach For Japan 公式サイト

 

教師になりたい社会人と“こども”のままの教師 ~Teach For Japan~ 2015/10/6(真木大輔公式ブログ)

 

子供達は学校の先生であろうと民間の先生であろうと素直に受け入れる 2016/3/10(真木大輔公式ブログ)

 

 

◇Facebookの元記事はこちら