除草ヤギの活用を ~H28.12一般質問②~

教育, 生活と環境]2017年1月13日(金)

一般質問のご報告(その2)、テーマは「除草ヤギの活用」です。

 

戸田市に限らず、除草には多大な費用がかかっています。
ほとんどは業者に委託していますが、人による除草は、除草機のガソリン、周囲への騒音、除草作業中のケガ、刈った草をクルマで運搬するためのガソリン、草の焼却処分など、環境への負荷が伴う非生産的な活動です。

人による除草の代わりに、ヤギによる除草を行えば、これらの環境負荷は無く、それに加えて、環境教育や住民への癒やし効果などのメリットがあります。
費用としては、柵や小屋の設置費などの初期費用と、ヤギのレンタル料(月15,000円)、ヤギの体調管理を委託する場合はその費用が掛かり、トータルとしては人による除草と同程度です。

 

UR、Amazon、西武鉄道などの民間企業、また、大学や自治体、公的機関での活用事例があり、それらを研究し、ぜひ戸田市でも除草ヤギを活用してはどうかと提案しました。

 

以下に、議場での質問と答弁の要点を記します。

 

Q. 市全体での、除草業務(芝刈りを除く)の委託料は?

 

A. 戸田市が管理する部分で年間約4000万円。

 

Q. 除草ヤギを導入するとして、候補地はあるか?

 

A. ①彩湖道満グリーンパーク ②JR埼京線沿線の環境空間

 

Q. ②の環境空間は、特に戸田駅から北戸田駅にかけて草地が広がっている。草地の面積は?

 

A. 約34,000㎡(=約1万坪)

 

Q. 環境空間の所有者であるJRに「除草ヤギの活用」を働きかけることは可能か?

 

A. JR側の考えを伺っていきたい。

 

Q. 学校の授業において、ヤギの除草見学や除草体験を行えば環境教育になると考えるが、どうか?

 

A. ヤギによる除草が実施される場合は、校長会などで紹介する。

 

Q. ヤギの管理を市内の福祉団体に委託することも考えられる。除草ヤギに関する市長のお考えは?

 

A. 効果があり、注目度は非常に高いと考える。研究する。

近隣には、入場無料の動物公園やミニ動物園を運営している自治体があります。
戸田市にも、かつては牛などの牧場があったとのことですが、いまは、まちなかで動物から癒しや学びを得る機会が欠けているように思います。

 

JR沿線の草地に除草ヤギさんが居てくれれば、戸田市がさらに素敵なまちになると思います。
先日発行した「真木レポート第14号(これからの政策)」にも掲載しましたが、この「除草ヤギの活用」に関しては、今後も引き続き実現に向けて取り組んでいきます。

 

※掲載画像出典:ヤギ除草レポートVol.4~ヤギさん厳選写真集~(大分市公式サイト)

 

一般質問録画放映 平成28年12月定例会 真木大輔(戸田市議会公式サイト

 

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