[その他]2015年10月25日(日)
本日は、埼玉県地区の東大同窓会である「埼玉銀杏会」の総会に参加しました。
総会の後には、東大総長や文部大臣を務められた有馬朗人氏の講演会が開かれました。
講演内容は、とてもシンプルで頭に残るものでした。
有馬氏いわく、
「気候風土の違いから、西洋人は左右対称性を強く信じる。中国人は左右対称性が破れても良いと考える。日本人は破れているのが普通と考える。それらは歴史的建造物や絵画にも表れており、また、物理法則の保存則の対称性の破れを中国人や日本人が発見したのも自然なこと。」
とのことです。写真で事例を示しながら、分かりやすく説明してくださいました。
また、ニュートリノの研究でノーベル賞受賞者が2人出ることは分かっていたことで、むしろ当時、麻生太郎氏を説得してスーパーカミオカンデ建設の予算を獲得し、先日は、その麻生太郎氏から感謝状の巻物が届けられたとのことです。(実物を見せてくださいました。)
しかし、この受賞は過去の研究に対するものであり、科学研究費が削減されている現在、日本の科学研究は急速に世界に追い抜かれており、今後ノーベル賞受賞者は出ないだろうとのことでした。
講演を聞いてらっしゃった国会議員の方々には特に、耳の痛い話だったのではないかと思います(笑)
以下は告知ですが、埼玉銀杏会の「若手交流会」を立ち上げようという話になり、私が幹事を任され(てしまい)ました。
参加される方を絶賛募集中ですので、昭和53年以降に東大を卒業された方で現在埼玉県にお住まいの方は、私にご連絡を頂ければと思います。
「若手交流会」の詳細については、以下の画像をご覧ください。
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[議会と選挙]2015年10月24日(土)
私が所属する「戸田の会」の会派レポート2015年版を発行いたしました。
年に1回発行している会派レポートですが、今号では、過去の2号に比べ、メンバー個々人の活動報告を全面に出した構成となっております。
なお、戸田市にお住いのみなさんへは、およそ1週間以内にご自宅のポストに投函させていただく予定です。
また、会派レポートでも告知させていただいておりますが、11月8日(日)14時~15時30分に上戸田あいパルにおいて「戸田の会 市政報告会」を開催いたします。
こちらもあわせてよろしくお願いいたします。
以下のページでは、会派レポートのPDFファイルや過去の号をご覧いただけます。
https://makidaisuke.jp/report/report_cate/reportkaiha/
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[まちづくり]2015年10月23日(金)
このところ、打合せや手続きなどで、上戸田の「あいパル」や新曽南の「さくらパル」を利用することがあるのですが、とても良い感じです。
市直営でなく指定管理(=まるごと民間委託)であることの良さが出ているというか、施設の雰囲気や窓口での対応に関して、スタッフの方々が常に市民目線を持っている感じがします。
そしてさらに素晴らしいのが、きちんとした「施設の理念」を持っているところです。
例えば、公園という施設の理念は何なのか、図書館という施設の理念は何なのか、そこが明確になっていないと、施設運営は「利用者からの苦情」に振り回されるものになりがちです。
画像は、あいパルのご意見コーナーに貼られた2件の苦情ですが、その回答においては、苦情への対応に留まらずしっかりと「施設の理念」を伝えています。
このような理念を持った対応をあいパルに今後も続けていただくことで、理解を得た利用者の間に、ある種の“頃合い”が生まれてくれることを願っています。
あいパルのような多世代交流を謳った施設においてすら、子供達が「追い出される」結果となってしまうのであれば、もう戸田市の公共施設には希望が無くなってしまいます。
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[教育]2015年10月22日(木)
本日の午前中は、毎月の楽しみとなっている教育委員会定例会の傍聴を行いました。
以下、私視点で要約してご報告。
●「夕焼けチャイム」の放送内容を、子供の声で見守りをお願いする内容に変更する提案については、平成28年度の実施に向けて担当課が前向きに検討中。(←嬉しい)
●戸田市の特別支援教室の設置は、県平均に比べて遅れている。戸田市としてはどんどん設置していきたいが、生徒増による教室不足が主な障壁となっている。
●教職員表彰を充実させて、教職員のやりがいに繋げる。
●文化スポーツ面で優秀な結果を残した児童生徒の、市長や教育長への表敬訪問の基準を明確化。
●中学校選択制には、地域のつながりを弱くしてしまうという課題がある。今後の制度廃止は考えていないが、見直しによる改善は必要。各中学校の選択希望数の経年変化や希望理由などの分析を行い、学校の活性化や市からの支援に繋げられるよう検討。
●来年度から5年間の戸田市の教育のキャッチフレーズの候補を「とだっ子 やり抜く力で 未来に夢を」とする。(←結構良い)
●次回定例会における教育委員提案によるテーマ(予定)は、①教育改革の進捗状況、②教育相談体制と児童生徒の状況、③英語教育の展望、④教育委員会定例会運営の見直し。(←どれも興味深い)
特に④については、委員から「教育委員会定例会へ校長先生に出席してもらい意見交換を行ってはどうか」という提案がありました。(←実現を期待)
上記の報告がすべてではありませんので、詳細をお知りになりたい方は、後ほどこちらのページから議事録をご覧ください。(※前々回の分まで公開されています。)
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[教育, 福祉と医療]2015年10月21日(水)
貧困の連鎖から子供達を救うために、国が立ち上げたのが「子供の未来応援プロジェクト」です。
企業や個人などから「子供未来応援基金」への寄付を募り、それを元に、貧困対策事業を行うNPOへのサポートや地域への拠点作りを行うプロジェクトです。
今月1日の開始以来、私はしばらく様子を見ていましたが、19日間で約150万円しか集まっていないということで、政府が基金への寄付を呼びかける方針を決めたということです。
この事業に対して、政治の怠慢、つまり子供の貧困対策はすべて税金で賄うべきだという批判もあり、確かに一理あるとは思いますが、私は日本に寄付の文化が根付いてほしいとも考えているので、これはこれで良い事業だと評価しています。
日本で寄付の文化が根付かない理由については、寄付大国であるアメリカの教会のような慈善団体が身近には無いことなどが影響しているのかもしれませんし、もしくは何かしらの国民性の違いがあるのかもしれません。
私は、自分の持っているお金を、「自分のもの」というよりは「一時的に自分にあるもの」くらいに捉えているので、苦しい生活をしていない限り、生活に困らない程度のお金を寄付して困っている人を助ける(そして困っているときに助けてもらう)ことは、みんなにとって良いことだと考えています。
そこで今後、日本に寄付の文化が根付くためには、「寄付することが普通のこと」になることが必要だと私は考えています。
一つの方法として、日本で少しずつ広がっている「フィランソロピ―教育(社会貢献教育)」というものがあります。
例えば、子供の成績を伸ばすために、読んだ本の冊数に応じてご褒美をあげることが有効であることは実験で証明されているのですが、フィランソロピ―教育では、読んだ本の冊数に応じた額を親が慈善団体に寄付します。
子供にとっての読書の動機を、「自分がご褒美をもらう」ことではなく「困ってる人を助ける」ことにすることで、社会貢献教育と成績向上とを果たすわけです。
もう一つの方法として、「寄付したことを公表すること」も、寄付の文化を根付かせるために有効ではないかと思います。
ランドセルを孤児院に匿名で贈るタイガーマスクなど、日本人の奥ゆかしさには、それはそれで美しさはあるのですが、逆に、「俺は◎◎に△△円寄付したよ」という会話や、著名人による公表が日常になれば、寄付はもっと広がると思います。
という考えのもと、私は今後、寄付をしたときはこちらですべて公表することにします。(公表したいがための長い前置きだったわけではありません笑)
私は、「子供の未来応援プロジェクト」に5,000円を寄付しました。
貧困の流れからなかなか抜け出せない子供達を支援したい方で、当面のお金に困っていない方は、ぜひ寄付をしましょう。
以下のサイトを通して、クレジットカードか銀行振込で1,000円から寄付が可能です!(※もちろん、その他の方法による支援でも構いません。)
◎子供の未来応援プロジェクト
http://www.kodomohinkon.go.jp/
◎楽しんでフィランソロピー 次世代教育(日本経済新聞) ※無料会員登録が必要
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO92751070T11C15A0NZBP00/
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