西循環を市役所経由に ~tocoバス試乗調査~
[交通と自転車]2016年5月23日(月)
本日は、交通対策特別委員会で取り組んでいる「公共交通の活性化」の一環として、戸田市の運営するコミュニティバスであるtocoバスの試乗調査を実施しました。
私の班は、新曽地区を中心に走る「西循環」を担当し、西循環からの乗り継ぎも含め、2時間かけて、
市役所⇒(川岸循環)⇒戸田公園駅⇒(西循環)⇒戸田公園駅⇒(川岸循環)⇒市役所
というルートを試乗し、その後検証を行いました。
次回の委員会において私たちの班が提言する項目としてまとめたのは、以下の3つです。
①西循環を市役所経由にすべき
②suica支払いを導入すべき
③巡行ルートにある細街路での路駐取締りを徹底すべき
①に関して、かねてから市民要望は多いのですが、運行時間との兼ね合いで見送られてきた経緯があります。
しかし、もし西循環の市役所経由が実現すれば、「西循環」だけでなく、西循環と接続する「美笹循環」や「南西循環」の利用者も増加することは間違いないです。
そこで、私たちの班では、市役所を経由しつつもトータルの運行時間に影響を与えないような、巡行ルート見直し試案を作成しました。
②に関しては、今回の2時間の試乗のなかで、「suica支払いはできますか?」と運転手に尋ねられた方が2人もいらっしゃいました。
もちろん、suica支払いの導入にはコストが掛かりますが、利用者の利便性向上はもちろん、今後の「バス停や時間帯ごとの乗降客集計」や「国際興業バスと運賃共通化」なども視野に入れた議論も、tocoバス活性化のためには必要であると考えます。
③に関しては、国際興業バスの補完交通というtocoバスの性質上、巡行ルートに細い街路が含まれることが多く、そこに路駐車があると、最悪の場合、tocoバスがそのルートを通ることができなくなり、運行時間に大きな影響を与えてしまいます。(今回も、危ういケースがありました。)
そのような細街路では、警察による取締りの徹底や、路駐抑制を促す啓発看板の設置などが必要と考えます。
もちろん、市内の公共交通を活性化させるために、tocoバスだけを考えれば良いわけではありませんが、まずは委員会としてできるところから着手し、いずれは市内の公共交通全体にまで取り組みが拡げられることを期待します。
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