戸田市教育委員会が公式Facebookページを開設しました!

教育, 行財政改革]2016年7月23日(土)

戸田市教育委員会が、「公式Facebookページ」と「公式サイト」を開設しました!

 

特に教育委員会によるFacebookページの開設は、全国でも珍しい取り組みで、私の調べる限り埼玉県では初の事例です。

 

おそらく今後、先進的な教育施策や授業の紹介、教員研修の報告、教育イベントの周知など、「戸田市の教育のPR」が精力的に行われていくものと思われます。

 

戸田市の教育にご関心をお持ちの方は、ぜひ購読なさってください。
(※Facebookページにある「いいね」ボタンを押すことで、今後、新しい投稿がタイムラインに表示されるようになります。)

 

私は、こちらでたびたび戸田市の教育施策を取り上げてきましたが、やはり教育委員会が主体となってPRを行っていくことが必要であると、かねてから感じていました。

 

それによって、市外の方々に対しては「戸田市の教育」が大きなウリになります。
市内の方々に「戸田市の教育」への理解を頂ければ、それが教育改革のさらなる推進力となります。

 

私も市内のひとりとして、今後の投稿を楽しみにしています^^

 

なお一点注意事項ですが、利用規約で「投稿やコメントに対して原則として返信はしません」とあらかじめ謳われていますので、仮にコメントに対する返信がなくても、「なんて冷たい教育委員会なんだ」とは勘違いなさらないようにお願いします(笑)

 

戸田市教育委員会 公式Facebookページ

 

戸田市教育委員会 公式サイト

 

「戸田市の子育てPRにあと一つ必要なもの」2016/1/18(真木大輔公式ブログ)

 

 

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プログラミング教育の産官学民連携 ~サイエンスフェスティバル2016~

教育]2016年7月23日(土)

昨日見学させていただいた「サイエンスフェスティバル2016~子ども大学とだ~」は、小雨の天候にも関わらず大盛況でした。

 

火おこしからプログラミングまで、“時代を超えた”科学の体験教室が数多く開かれました。
私から見ても楽しそうな体験教室ばかりで、おそらく参加した子供たちは「3時間では全部まわりきれない!」という思いを抱いたのではないかと思います。

 

私は、公務の都合で1時間しか見学できませんでした。その後の電車移動の際には、大学生と思しき青年たちがスマホ片手に歩きながら「ポケモンGO」に熱中する姿を見かけましたが、同じ時間に「科学」に熱中している戸田市の子供たちとは好対照だと感じました(笑)

 

今回のサイエンスフェスティバルで私が注目していたのは、「プログラミングでアニメーションを作ろう」というプログラミング体験教室です。

 

これは、《ICT活用で戸田市に新たな価値をサービスの創造を》という目標を掲げ、あいパルやコンパルなどの公共施設で精力的に教育活動をされている「Code for TODA」という任意団体が、サイエンスフェスティバルで初めて開催したものです。

 

文科省が提供する「プログラミン」という教材が使用され、熟練した指導スキルと、豊富なスタッフ人員のもとで、教室に参加した子供たちは、プログラミングの基本的な概念を楽しく学んでいました。

 

 

また、この「Code for TODA」には、戸ヶ崎教育長もご関心を持たれていたようで、今回のプログラミング体験教室を視察された後に、さっそく戸田市教育委員会との連携について交渉されていました。

 

プログラミング教育は、今後の教育政策において一定の重要な位置を占めるものです。(私がそのように考える理由については、機会があれば述べたいと思います。)
戸田市における、プログラミング教育の「産官学民連携」にも注目したいと思います。

 

Code for TODA 公式サイト

 

サイエンスフェスティバル報告(Code for TODA Facebook公開グループ)

 

サイエンスフェスティバル報告(戸田市教育委員会Facebookページ)

 

 

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「サイエンスフェスティバル2016~子ども大学とだ~」が開催されます

教育]2016年7月21日(木)

明日は、毎年恒例のビッグイベント「サイエンスフェスティバル2016~子ども大学とだ~」が開催されます。

 

対象は戸田市在住の小中学生、開催時間は午後1時~午後4時、開催場所は芦原小学校です。

 

毎年、市内外の専門家や民間企業等により、「理科の楽しさ」を肌で感じられる体験教室が開催され、昨年は1000人を超える参加がありました。(私も毎回見学しています)

 

今年開催される教室は、以下の16教室です。
(※詳細については、以下のリンクをご参照ください。)

 

●飛ぶタネの模型づくり
●変身折紙<UFO>きみは折りを重視する、色を重視する、どっち?
●回る浮沈子(水中エレベーター)
●ガス管のリサイクルで万華鏡を作ろう!
●まさつの力で火を起こそう
●ビーズ状ジェルを色づけしたり光らせたりしよう!
●サイエンス・ショー ~キャンドルのふしぎ~
●物理面白実験(ガウスの加速器ほか)
●二足歩行ロボットを作ろう
●プログラミングでアニメーションを作ろう
●パソコンでロボットを動かそう!
●電子ほたるを作ろう
●わくわく 科学工作
●理科自由研究相談会
●ミクロの世界をのぞこう~顕微鏡を使った観察~
●おもしろ理科体験

 

当日参加も可能です!
ぜひ、お子さんの可能性を拡げてあげてください^^

 

【記者発表資料】戸田市サイエンスフェスティバル2016~子ども大学とだ~(戸田市公式サイト)

 

画像引用元

 

 

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防災行政無線とIoT

安全と防災]2016年7月20日(水)

戸田市の防災情報や行政情報、夕焼けチャイムなどを放送する「防災行政無線」は、現在市内の72か所に子局が設置されています(親局は市役所内)。

 

いまでも、「防災行政無線の放送内容が聞こえない」という市民からの声は多く、その対応として戸田市は、音達調査を実施して子局の移設やスピーカーの向きの調整を図るとともに、年に3局のペースで子局の増設(約1000万円)も行っています。

 

今年度に子局が増設される3か所は、「新田口公園(上戸田地区)」「根木橋公園(笹目地区)」「新田公園(美女木地区)」です。【画像参照】

 

なお戸田市は、複数の子局からの放送が重なって聞こえてしまわないように、子局を2グループに分けて時間差で放送するという工夫や、聞きもらした放送内容を確認できるよう、「テレホンサービス(無料)」や「tocoぷり」「twitter」などでの配信も行っています。【下記リンク参照】

 

防災行政無線の放送が市民のみなさんに届くよう、今後も戸田市には改善に努めていただきたいと考える一方で、「皆に大きな音で伝える」といういわば原始的な方法には限界や課題(音が迷惑etc.)があるとも考えています。
実はこれは、選挙期間中の選挙カーや演説に関する私の悩みとも共通します。

 

現代は「IoT(=Internet of Things、モノのインターネット)」の時代といわれますが、これらの問題を抜本的に解決する手段、すべての人に瞬時にかつ明確にメッセージが伝わるような手段は現れないものでしょうか。

 

防災行政無線(戸田市公式サイト)

 

 

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「ガードレール設置」はクルマ中心の思想 ~第10次戸田市交通安全計画案~

交通と自転車, 安全と防災]2016年7月19日(火)

戸田市における今後5年間(H28年度~H32年度)の交通安全施策の大綱を定める「第10次 戸田市交通安全計画(案)」のパブリックコメントが始まっています。

 

前回の第9次計画との大きな変更点は、ハード面(インフラ整備)とソフト面(交通安全啓発)の双方において、「自転車」に関する施策が拡充され、新たに項目立てされたことです。

 

このこと自体は、自転車と歩行者の安全確保のために良いことなのですが、実はこの変更は、戸田市独自のものではなく、戸田市の計画が準拠している埼玉県の「第10次 埼玉県交通安全計画」、さらにもとを正せば、埼玉県の計画が準拠している国の「第10次 交通安全基本計画」においてなされたものです。

 

むしろより注目すべきは、今回の戸田市の第10次計画のなかの歩行者安全確保策から、「ガードレール設置」と「カーブミラー設置」が外された点です。
これは、国や埼玉県とは異なる、戸田市独自のものです。

 

歩行者をクルマ等との衝突から守る施策はいくつかあります。
主なものとしては、①広い歩行者空間の整備(それにより歩行者とクルマとの距離を空ける) ②クルマの速度抑制(=車道を狭くする、車道を蛇行させる、車道に凸凹を設置する、車止めを設置する等)です。
これらの施策は、国、埼玉県、戸田市のいずれの計画にも含まれています。

 

一方で、「ガードレール(車両用防護柵)の設置」も、歩行者の安全を確保する有効な施策であると思われがちですが、これは上記①②の施策とはまったく逆の思想に基づいています。

 

例として、歩道ではなく路側帯(=白線で仕切られた歩行者空間)がある道路を考えます。【画像参照】
その路側帯が、歩行者の空間としては狭く、クルマとの接触の危険性がある場合、歩行者の安全確保策としては、上記①②の「路側帯を広くする(車道を狭くする)」「クルマの速度抑制の注意喚起」などの施策がとられます。(実際に戸田市の道路では、そのような道路改良が進められています。)

 

しかし、そのような施策の代わりに、「ガードレール設置」という方法がとられると、どうでしょうか。
まず、ガードレールの分だけ歩行者空間が狭くなり、またガードレールで道路が区切られてしまうことで、状況に応じた道路空間の共有ができず、「歩行者にとって歩きにくい空間」となっていまいます。ベビーカーやシルバーカー、車イスなど、一定の幅がある方にとっては尚更です。
次に、ガードレールにより、歩行者空間が車道から分離されることで、歩行者にとってもクルマにとっても一見“安心”となり、それが結果的には「クルマの速度促進」を招きます。安全は安心を生みますが、安心は安全を生みません。
(なお、カーブミラーの設置も、クルマ運転者の安心を生むという点で同様です。以下のリンク記事をご参照ください。)

 

つまり、同じ歩行者安全確保策でも、上記①②は“歩行者中心”の思想に基づくものであるのに対し、ガードレール設置は“クルマ中心”の思想に基づいています。

 

あまり知られていない事実ですが、ガードレールが道路にここまで設置されているのは日本特有です。
そして、交通事故による死者数において、クルマ側よりも歩行者側の方が多い国は、先進国のなかで日本だけです。

 

【参考】2012年の交通事故死者数
・ドイツ クルマ側1,791人 歩行者側520人
・イギリス クルマ側 831人 歩行者側 429人
・日本 クルマ側 1,088人 歩行者側 1,904人

 

日本では、地域住民やお子さんの通園通学を心配される保護者等から、「ガードレールの設置を」と求める声が上がることが多いのですが、本当に歩行者の交通事故を減らすのであれば、「歩道を広く、車道を狭く」などと求めるべきです。(その分、みなさんがクルマ側になった場合の利便性は減ります。)

 

日本より先にクルマ社会となった欧米の国々は、いまではクルマ社会から脱却し、歩行者中心のまちづくりを進めています。
日本がクルマ社会となったのは、ほんの50年ほど前です。その少し前の江戸時代では、馬車の使用が禁止されており、江戸は徒歩中心のまちでした。

 

今回の戸田市の計画変更を私は大いに評価し、今後戸田市で歩行者中心のまちづくりがさらに進められていくことを期待します。

 

以下は、戸田市交通安全計画からの抜粋です。

 

「第9次 戸田市交通安全計画」
第3章 3(1)歩行者の安全確保
歩行者の死傷事故発生割合が大きい生活道路においては、道路構造や交通流量の状況を勘案したガードレール、カーブミラー、標識など総合的な交通事故抑止対策を推進します。

 

「第10次 戸田市交通安全計画(案)」
第3章 1(1)生活道路における交通安全対策の推進
交通事故発生割合が大きい生活道路においては、車両速度を抑制する道路構造や注意喚起により、歩行者や自転車が安心して通行できる道路空間の整備を推進します。

 

第10次戸田市交通安全計画(案)パブリック・コメント(戸田市公式サイト)

 

一時停止線の先の白い点線 2015/3/24(真木大輔公式ブログ)

 

※画像引用元:ガードレールは誰のため?(歩行者の道)

 

 

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