本日開かれた12月議会本会議において、私は、市長から
以下に質疑と答弁の概要を記しますが、特に2つ目の生活
彩湖・道満グリーンパークの指定管理者について
Q. 彩湖・道満グリーンパークの今後5年間の管理運営を行う
A. 公社からの新たな提案は、
①これまで戸田市が行ってきた戸田ヶ原自然再生事業関連
②これまでの公社の自主事業(さんま祭り、親子農業体験
③合併した観光協会が行ってきた釣り堀事業を引き継ぐ。
【コメント】
本年7月の市民生活常任委員会のなかで、市の担当課から「民間にも負けないような管理運営ができるよう、選定の なかで公社に求めていく」との答弁を得ていたので期待を 寄せていたのですが、この提案内容には目新しさが無 く、残念な印象です。
Q. 事業やイベントの広報・周知に関して新たな提案はあった
A. 今年度にホームページをリニューアルしたが、今後は、即
【コメント】
SNSの活用は、「彩湖・道満グリーンパークのFacebookを作ってイベント周知を行えば効果的では?」と いう、私の以前の提案を踏まえてのもので。
生活保護費の補正予算について
Q. 生活保護費として、当初予算では「約42億5000万円
A. 補正額の内訳は、医療扶助が「約4億8500万円」、生
生活保護費が急増した主な理由は、医療費のかかる75歳
Q. 生活保護費増加を当初予算の段階では見込めなかったのか
A. 生活保護費の急増が始まったのは昨年度下半期で、(昨年
Q. 補正額の大半を占める医療扶助費増大の詳細は?(※生活保護医療費は100%が税金負担)
A. ①75歳以上受給者の「数」の大幅な増加。受給者数昨年
②75歳以上受給者の「高額診療(1件50万円以上)件
今後、生活保護医療費の精査・分析をさらに行い、健康の
【コメント】
急増の兆候を見せていた生活保護医療費に関しては、本年6月議会の一般質問において、私は「分析を基にした医療 費抑制を行っていくべき」と提案していましたが、その心 配が早くも現実のものとなりました。
生活保護費の4分の3は国の負担ですが、残り4分の1は市が負担します。(国の負担と言っても、もとは私たちの 納める税金です。)
今年度1年間の生活保護にかかる費用として、戸田市は4分の1の負担として「約11億円」を用意していましたが、それ では足らず、あらたに「約1億5000万円」を用意する ことになりました。そして、その大半が医療費です。
原因は生活保護受給者の高齢化にあることから、この傾向は今後いっそう加速します。
これがどんなにヤバい状況か、どのように伝えれば良いのでしょうか?
戸田市の他の事業と比較してみます。
近くに住む親族や近所の付き合いが少なくなり、孤独な子育てによるお母さんの「産後うつ」が増えていることへの 対策として、戸田市は、産前や産後にヘルパーをご自宅へ 派遣して家事・育児の手伝いをする「産前・産後ヘルプサ ービス」という事業を実施しています。
わが国の社会問題である少子化への対策として、今後より重要さを増す事業の一つだと思います。
しかし、戸田市がその事業に掛けたお金は、昨年度の一年間で「188万円」です。文字通り、桁が違います。
生活保護費は「義務的経費」であり、戸田市が負担から逃れることはできません。医療費分析による生活保護医療費 の抑制は急務です。
◎【一般質問③】 生活保護医療費とこども医療費の適正化 2016/7/1(真木大輔公式ブログ)