戸田市が進めるコンパクトなまちづくり ~立地適正化計画~

交通と自転車, まちづくり]2016年3月22日(火)

出産への祝福をくださった沢山の方々に、心より感謝を申し上げます。
本日、妻と子供が無事に退院して3人での生活が始まり、さっそくバタバタしています^^;

 

また、私の仕事も再開しました。

本日は委員として戸田市都市計画審議会に参加し、「立地適正化計画」についての報告を受けました。

 

「立地適正化計画」とは、高齢化と人口減少への対策として、公共施設だけでなく民間施設も含めてまちをコンパクトにするための都市計画で、戸田市は来年度から3年間を掛けて計画を策定します。

 

今後の戸田市にとって大変重要な計画ですので、私もいくつか質問を行いました。

 

Q. 他自治体の策定状況は?

 

A. 昨年末時点で、全国の約1700市町村のうち戸田市を含めて220市町村が、策定に向けて動き出しているor策定済み。

 

Q. 他自治体と比べて戸田市の高齢化はまだそれほど進んでいないが、いち早く計画策定に着手する必要性は?

 

A. 戸田市でも既に高齢化は進んでいる。いまのうちから取り掛かることが必要。

 

Q. 他部署が策定している公共施設再編計画との連携の他に、今後新たに必要となる計画等はあるか?

 

A. 様々あるが、例えば、福祉の面では地域包括ケアシステム、交通の面では総合的な交通計画が必要。

 

Q. 上位計画である都市マスタープランでは、北戸田駅周辺の西側が工業地域となっているのに対し、立地適正化計画におけるコンパクトなまちづくりという点では、駅に近いその地域は居住地域であることが望ましいことになる。整合性は?

 

A. 来年度に調査を行い、その結果次第では、都市マスタープランの変更もあり得る。

 

Q. 居住誘導区域のエリア外の住民へは、行政サービスが行き届かなくなることが考えられるが、これからその点について住民の理解を得ていくのか?

 

A. あくまで既存の施設を活用しながらコンパクトなまちづくりをしていくのであって、区域外の住民を切り捨てるわけではない。ただし、今後住民への説明は密に行う。

 

他の委員からは、現在進められている新曽中央まちづくりとの整合性に関する質問もありました。

なお、私が先日の一般質問で提案した「包括的な交通まちづくりビジョンの策定」は、まさにこの立地適正化計画との紐付けを期待してのものです。
今回の審議会の答弁にあった通り、「自動車に乗らないほうが快適に過ごせるまち」は、戸田市にこそふさわしいと考えます。

 

今後も、戸田市の立地適正化計画の策定状況について、継続的にフォローしていきます。

 

立地適正化計画制度(国土交通省)

 

 

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