公共施設に駄菓子屋が常設される時代 ~さくらパル 昭和レトロ館~

まちづくり]2016年4月6日(水)

本日は、新曽南多世代交流館「さくらパル」を見学しました。

 

戸田市初の「多世代交流」をコンセプトとした公共施設として一昨年にオープンし、昨年度から指定管理者への委託により運営されているさくらパルでは、年を追うごとに利用者増加に向けた新たな工夫が図られています。

 

そして、3月26日(土)からは、さくらパルの2階に「昭和レトロ館(駄菓子屋 さくら商店)」が常設されました。

 

かつての子供達の居場所の一つであった駄菓子屋さんが少なくなり、コンビニで駄菓子を買い求めることが多くなったいま、なんと公共施設の中に駄菓子屋さんが設置されるという新たな時代に突入しました!

 

本日、私が伺った時間はタイミングが悪かったようで、駄菓子屋を利用する子供はいませんでしたが、スタッフの方に伺ったところ、すでに、小学生グループや、小さいお子さん連れの親子、お孫さんを連れたおばあちゃんなど、多くの世代によって利用されているそうです。

 

私も、さくら商店の駄菓子を一通りチェックさせていただきましたが、駄菓子屋にほぼ毎日入り浸っていた子供時代の私でも満足できるであろう充実した品揃えでした。

 

ここで、スタッフの方から伺ったエピソードをいくつか。

 

●「よっちゃんいか」は、赤いバージョンではなく、着色料のない白いバージョンを置いている。

 

●糸引きアメや、串に刺さったスルメなどのポット型の駄菓子は、保護者による衛生面への心配に配慮して置いていない。(商品はすべて個別包装)

 

●10円ガムなどの当たり付きの駄菓子が子供達に人気。

 

●駄菓子屋に来た子供達との会話を通して、いまの子供達の様子を知ることができる。

 

特に最後の点については、逆に、“駄菓子屋のお姉さん”との会話を楽しみにする子供達もいるのではないかと思います(*^o^*)

 

なお、掲載したでは駄菓子屋の中でスタッフの方に座ってもらいましたが、通常はさくらパルの受付カウンターで業務を行っていて、お客さんが来た時にだけ駄菓子屋の中に座るということですので、人件費の心配などはなさらぬようにお願いします^^;
(この辺りも、個人商店スタイルを忠実に再現しているとも言えます笑)

 

また本日から、市内4か所の公共施設で小中高生向けに実施されている「青少年の居場所」が、新たにさくらパルでもスタートしました。
さくらパルの青少年の居場所では飲食が可能ということですので、さくら商店で買った駄菓子を手に青少年の居場所に向かい、大学生などのスタッフと話したりゲームしたりを楽しむことができます。
月2回水曜日に2階の和室で開催されますので、特に近隣の新曽小学校のみなさんは要チェックでお願いします。

 

 

昭和レトロ館(さくらパル公式サイト)

 

青少年の居場所(戸田市公式サイト)

 

 

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