地下食堂の閉鎖

まちづくり, 行財政改革]2015年2月26日(木)

突然ですが、戸田市役所の地下食堂が、3月27日(金)をもって終了します。

 

地下食堂を運営していた事業者が、材料費の高騰などにより赤字が続き、撤退するためです。

 

食堂が終了した後の地下フロアについては、当面、持ち込んだお昼ご飯などを自由に食べられるスペースとして活用し、中長期的には、市民のみなさんからのアイデアなどを借りつつ有効な活用法を検討していくとのことです。

 

・上の画像は、ピーク前の食堂の様子です。
・下の画像は、日替わり和麺セット440円です。

 

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さて、食堂運営事業者の赤字額は年間約200万円とのことですが、賃借料と施設メンテナンス費の免除、電気代の定額制(月額5,000円)という好条件にあっても、地下という立地や限られた営業時間(11時~14時)の中で黒字を出すのは大変とのことです。

 

近頃は、戸田市役所に限らず、官公庁の食堂から撤退する事業者が多くなっているとのことです。

 

民間企業においては、社員食堂が「福利厚生」とみなされていて、食堂運営事業者にしっかり補助を出すそうですが、官公庁が補助を出すことに対しては、なかなか住民からの理解を得ることが難しいとのことです。
また、食堂運営事業者にとって、官公庁の食堂を運営することによる「信用」を、赤字を出してまで得る余裕が無くなってきたのではないかとのことです。

 

私としては、食堂が無くなることを全く想定していなかったので、「そもそも、市役所に食堂があるべきか?」という問いに対する答えを持っていません。(ちなみに私は、月に2~3回利用する程度です。)
市民によって有効に活用されるスペースになるのであれば、それも良いのかなと思ったり、逆に、一般客を呼び込める「タニタ食堂」のような事業者が入るのも良いなと思ったり……

 

 

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