「クルマが無ければ生活できない」というのは順序が逆
[交通と自転車]2014年9月18日(木)
本日は、交通対策特別委員会が開かれました。
私自身、1年程前までは交通問題への興味は正直それほど持っていなかったのですが、自転車政策を扱うようになってから、自ずと公共交通を含めた交通手段全般への関心が高まりました。
公共交通や自転車は、超高齢社会における高齢者の足としてだけでなく、化石燃料節減による「環境保全」、クルマ台数減による「人命保護」、徒歩や自転車利用による「健康増進・医療費削減」などの効果を有し、これからの脱マイカー時代を支えていくものとして、公共交通に最適化されたまちづくりと共に、その重要性が今後一層増していくものと考えています。
「日本ではクルマが無ければ生活できない。」というのは順序が逆で、クルマを前提としたまちづくりが、高度経済成長期以降これまでの50~60年間になされてきたに過ぎません。
公共交通の張り巡らされたコンパクトシティがあって、それらのまちの間を公共交通がつなぐような世の中になれば、どこからでも好きなところへ辿り着けるわけで、そもそもクルマを所有する必要はないわけです。さらに言えば、そのようなまちでは、人と触れ合う場所や機会が増えます。
さて、本日の交通対策特別委員会では、担当部署からの報告案件に対する活発な質疑応答が交わされました。
その後に、委員間で議論を行い、これまで個別の案件を扱ってきた当委員会の調査案件に、新たに「公共交通に関する調査」が加わりました。
委員会の中でも発言しましたが、私は、戸田市には公共交通の潜在的な利用者がまだまだ多くいると思っています。
補助金で民間バス路線を維持せざるを得ない状況のなか、戸田市が向かうべき方向は、「赤字路線の廃止」ではなく「利用者が増えるような”まちづくり”」であり、そこに戸田市の新たな可能性が拡がっているのではないかと感じています。
それに向け、今後、委員会として有効な提言をしていければと思います。
明日から、2泊3日で戸田市議会で秋田県のレガッタ大会に参加します。
昨年に続き、ヤングチームのレギュラーの座を頂きました。
これまでの練習の成果を発揮してきます\(^^)
◇Facebookの元記事はこちら