「住民の移動手段の中心」としてのコミュニティバス

交通と自転車]2015年7月18日(土)

戸田市はコミュニティバスのtocoバスを運営していますが、こちらは「民間バス路線の補完」としての意味合いが大きいと思います。一般的な自治体でも同様です。

 

先週、交通対策特別委員会で視察した富山県の魚津市と射水市では、クルマ社会や人口減少の進行により民間バス路線の撤退が著しく、もはや、コミュニバスを、「民間バス路線の補完」としてではなく「住民の移動手段の中心」として捉え、積極的に取り組んでいるのが印象的でした。

 

担当課の方が述べられた、
「移動権は衣食住と並ぶ基本的人権の一つと考えている」
「国や県はこの問題に真剣を真剣に考え、補助制度をしっかり作るべき」
との言葉にも、公共交通への強い思いが感じられました。

 

「バスロケーションシステム」や「運転免許自主返納高齢者への運賃免除」など、参考になる施策もいくつかありましが、やはり、今後の日本でさらに重要となる“自治体として公共交通をどのように捉えるべきか”というテーマを委員間で共有できたことが大きな収穫だと思います。

 

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