包括的な交通まちづくりビジョンの策定 ~3月議会 一般質問②~

交通と自転車, まちづくり]2016年3月9日(水)

3月議会で行った一般質問のご報告(2回目)です。

 

提案したのは「公共交通のみならず自転車や徒歩をも含んだ包括的な交通まちづくりビジョンの策定」です。

 

日本は、先進国と比べていまだ過度なマイカー依存にある国です。
これは、日本が高度経済成長期からクルマ中心の国づくりしか行ってこなかったためですが、これからは、マイカー依存からの脱却に向けた国づくりを行うことが求められます。

 

実際に、国はここ数年で、「交通政策基本法」の制定や、「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」「都市年再生特別措置法」の改正など、公共交通の充実やコンパクトシティの推進に向けた法整備を行っています。

 

それに先立ち、いくつかの先進自治体が交通まちづくりのビジョン等を策定していますが、現時点では、多くが「公共交通のみ」のビジョンであり、「公共交通・自転車・徒歩」を含む包括的なビジョンを策定している自治体はいまだ少数です。

 

そこで今回の提案を行ったのですが、それに対する答弁は

 

●交通に関する総合的な交通施策は重要であるものと認識
●都市計画と交通施策の一体化が必要。
●自動車の利用に過度に依存しないことも必要。
●あらゆる年代が多様な交通手段により移動しやすい環境を整えるとともに、社会情勢の変化等に柔軟に対応可能な交通まちづくりのビジョンを検討。

 

というものでした。

 

この答弁は、戸田市の未来にとって非常に大きな意義を持つのではないかと思います。

 

私は、高齢者などの交通弱者(移動制約者)の交通手段を確保するという後向きな視点ではなく、もっと前向きな視点ですべての人が移動しやすいまちをつくれば、高齢者だけでなく世の中全体がハッピーになると考えています。

 

議場では、マイカー依存社会の負の側面や、公共交通・自転車・徒歩が便利なまちにすることで社会にどのようなメリットがもたらされるかについて、説明を行っています。
ご関心のある方は、以下リンク先の録画映像をご覧ください。

 

議会録画放映[3月7日午前](戸田市議会公式サイト

 

議場配布資料(真木大輔公式サイト)

 

 

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