自転車ルールを教える人を育てる

交通と自転車]2015年12月14日(月)

昨日ご紹介した「チャリ検」は、おもに子供や高齢者などが安全な自転車の乗り方を楽しく学ぶのに適した講習会ですが、戸田市には大人向けの本格的な講習を行っている方もいらっしゃいます。

 

こちらでも何度かご紹介した『自転車ルール教本』ですが、その監修をされている高橋大一郎さん(戸田市在住)は、今年から、川崎市高津区主催の「自転車ルール指導者研修会」の講師を務めています。

 

これは、2つの点で画期的な取り組みです。

 

1つ目は、警察ではなく民間人が講師を務めている点です
どの自治体においても、「交通安全教育」というものは警察が担っているのが通常で、そこに民間人の入り込む隙はなかなかありません。
しかし、学校の教員より塾の講師の授業の方が分かりやすい(ことが多い)ように、民間人だからこそ伝えられるものがあります。

 

2つ目は、「自転車ルールを教える」のではなく、「自転車ルールを教える人を育てる」ことを目的としている点です。
より多くの人に自転車ルールを正しく知ってもらうには、講師が一人だけいるよりも大勢いた方が良いわけです。
今回の研修会には、地域のPTA役員など計43人の方が参加されたとのことです。

 

今後の戸田市での活躍も期待したいところです。

 

▲自転車ルール指導者研修会@高津区役所

 

「安全走行に役立てて」区が自転車ルール指導(タウンニュース)

 

『自転車ルール教本』(持続可能な地域交通を考える会

 

 

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