自転車レーン延長工事と今後の課題

交通と自転車]2015年1月18日(日)

戸田駅近く(市役所南通り)の自転車レーン延長工事が始まっています。

 

今回の延長区間は、「居酒屋いちげん~亀井鮨」です。

 

10943002_922842471068179_4361602632666204817_o

 

このエリアは、もともと路肩が広いので自転車は走りやすいのですが、過去に何名かの市民の方から、
「狭い歩道を走る自転車が危ない」
「車道と歩道との段差が大きいので、自転車で歩道に乗り上げるときい転げてしまう(※このエリアの歩道は自転車通行禁止です)」
などのご意見を頂いていました。

 

今回の自転車レーン整備によって、「歩行者は歩道、自転車は自転車レーン」という棲み分けが明確になります。

 

しかし、その後に大きな問題があります。

 

下の写真をご覧いただくと分かるように、今回は整備されない「亀井鮨~国道17号」の道路は、「歩道が広い&路肩が狭い」状況です。

 

10896454_922842494401510_8171044791339870734_o

 

このような道路に自転車レーンを設置するためには、歩道の工事も必要になり予算が掛かるため、他自治体では、下の写真(東京ドーム前で撮影)のような「歩道を、歩行者部分と自転車部分に色分けする」措置が採られがちです。

 

1956912_922842527734840_6440864629784115163_o

 

しかし、この「歩道の色分け」は、安全面での効果はあまりありません。

 
具体的には、
●そもそも、歩道上での棲み分けが、歩行者と自転車の双方に守られないことが多いために、歩道上での「歩行者と自転車との事故」の危険性が残る。
●自転車が歩道上を通行することによって、「(自転車事故の7割を占める)交差点での自転車とクルマとの事故」の減少が期待できない。

 

引き続き、この「亀井鮨~国道17号」に関しても、行政のチェックを行っていきたいと思います。

 

 

◇Facebookの元記事はこちら