[交通と自転車, 安全と防災]2014年9月15日(月)
「自転車レーン整備」による自転車事故減少のデータは国内外に見られますが、静岡県では「自転車の左側通行」による自転車事故減少のデータが得られました。
先週木曜日の夕方、市内で自転車事故を目撃しました。
路側帯を逆走する自転車とトラックとの出会い頭事故です。
私の見る限り、トラックは注意しながら一時停止ラインから進行していましたが、逆走自転車が急に飛び出して来た状況においては、その注意では足りなかったようです。
幸い軽微な事故で、警察沙汰にはならなかったようですが(つまり市内の自転車事故件数にはカウントされない)、トラックの運転手の方は平謝りをされていて、自転車に乗っていた方はお怒りの様子でした。昨年12月1日の改正道交法の施行からは、自転車の路側帯逆走は道交法違反です。
一方、昨日は戸田公園駅付近において、酒酔い運転のトラックにより、大変悲しいことに自転車に乗っていた方の命が犠牲になってしまいました。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000034615.html(※リンク切れ)
本日、現場を確認しましたが、何事も無かったかのように多くのクルマが通行していました。
自転車は、車道左側通行を遵守して、歩行者と自分の身を守らなければなりません。そしてクルマは、簡単に人の命を奪ってしまう道路上の強者であることを自覚して、歩行者や自転車を守らなければなりません。
お互いがお互いを思いやる運転を行い、道路上での犠牲者が一人も出ないような世の中になることを切に願っています。
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[交通と自転車, 安全と防災, まちづくり]2014年9月12日(金)
ノートパソコンが壊れてから茫然自失でしたが、クラウド技術の発達のおかげで、データや設定等はほとんど紛失しておりませんでしたので、2か月先の修理完了までは奥さんのパソコンでどうにか対応できそうです。
本日は、文教建設常任委員会の決算審査の2日目でした。
主に建設関係の決算を扱いました。
委員と担当部署との間で種々の質疑応答が行われましたが、そのなかから一部を抜粋します。
●土地区画整理事業
・道路の冠水対策:とんでんの交差点は完了、スポーツセンター北西部も完了、戸田駅西口も一部完了(平成29年度に全て完了)。ただし、降水量1時間55ミリまでの対応。
・第一土地区画整理事業は10年後には完了させる予定。第二土地区画整理事業はあと20年以上。
・戸田駅西口から図書館までのアプローチについても考慮している。
●道路関係
・【他委員の発言】道路修繕パトロールと青色防犯パトロールの統合を!
・【私の発言】スマホアプリの運用開始に備えて、道路修繕に関する要望の管理体制構築を!
・道路照明等の電気代:平成24年度5990万円⇒平成25年度8333万円(電気代高騰によるもの)
・違法屋外広告物撤去:月1回の巡回で1年間に4229ヶ所での撤去
●自転車レーン
・ナビライン(交差点上の矢羽根)の大きさは埼玉県の仕様に準拠
・ナビラインの厚みのある素材はすべり止めのため⇒【私の発言】ナビラインの上を走行しなければ意味がない。厚みのない素材についての研究を!
・【私の発言】北大通のY字路(画像部分)について、今後の自転車レーン延長に際しては接続方法の研究を!
・ゾーン30の路面標示も県の仕様。ナビラインも含めて、仕様に従わないと国からの補助金が貰えない⇒これについては、今後の委員会で議論予定
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[交通と自転車]2014年9月10日(水)
今朝は、戸田公園駅南西側の交差点で、自転車安全啓発活動が実施されました。
戸田市の担当課の職員さんや蕨警察署の警官だけでなく、今回は議員の方も(私を含めて)5名が参加され、啓発活動の様子は夕方6時のJ:COM地域ニュースで放映されました。
私も、おこぼれで一瞬だけ映りました^^(※上段中央写真の赤丸部分です)
啓発グッズを渡す際に、例のごとく「左側通行の方が交差点でクルマから気付かれやすくて安全ですよ」とお伝えしたのですが、それを聞いたほとんどの市民の方は、「あぁ…はい」とキョトンとされていました。
「車道左側通行の方が安全」という“事実”をもっと広めていかないと、と思いました。
啓発のパネルについても、従来の「矢印バージョン」に加えて、担当課オリジナルの「イラストバージョン」を作成してくださり、啓発に一層効果的だったと思います。(歩いて通り過ぎる方もチラ見していました。)
明日から、委員会の決算審査が行われます!!
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[交通と自転車]2014年8月31日(日)
ちょっと長くなりますが、「ラウンドアバウト」について。
●明日施行される改正道交法により、信号要らずの交差点「ラウンドアバウト(環状交差点)」の正式な運用が始まります。
現在、全国に34か所。今年度中に新たに15か所です。
※ラウンドアバウトについては、(右側通行の例ですが、)上掲のgif画像が分かりやすいです。
ラウンドアバウトの主な利点は、「お金が掛からない」「災害時に強い」「環境に優しい」「事故が少ない」です。
具体的には、
・信号機が無いので、信号機の設置費用・維持費用が不要。
・信号機が無いので、災害時の停電による影響を全く受けない。
・無駄な信号待ちが無いので、クルマからのCO2排出量が削減される。(運転者のストレスも軽減される)
・環道への進入時にスピードを落とすことになるので事故が少ない。(アメリカでは人身事故の発生が78%減ったというデータあり。もちろん、クルマ同士の対面衝突事故も減る。)
●戸田市内でも、王将近くの「五差路(※実際は六差路)」での導入を求める声が度々あったようですが、
①新たな道路用地の買収が必要
②既存交差点のラウンドアバウト化の事例が少ない
ことにより、導入を見送ってきた経緯があるようです。
しかし②については、既に多くの先行事例が出ていますので、まずはそのような事例の研究を進めていくべきと考えます。
下の画像は、茨城県内で唯一のラウンドアバウトです。JR常磐線の常陸多賀駅前(日立市)です。
実は私の故郷で、お盆に帰省したついでに撮影してきました(^^)
次の画像は、オーストラリアのリバプール市のラウンドアバウトです。
昨年10月の友好都市交流事業で伺った際に、バス車内から撮りました。
リバプール市内(特に住宅街)には、多くのラウンドアバウトが見られました。
そして、最後の画像は、自転車政策を推進しているロンドン市で設置予定のラウンドアバウトです。
クルマだけでなく、自転車の走行空間もきちんと創出しています!
●なお、日本ではお馴染みの「ロータリー交差点」との違いですが、ラウンドアバウトは「巡回車優先」「巡回車がいなければ進入時に一時停止不要」、ロータリー交差点はその逆で、「進入車優先(⇒環道内が渋滞しがち)」「巡回車がいなくても進入時に一時停止(⇒無駄な停止が生じる)」です。
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[交通と自転車]2014年8月27日(水)
本日は、本会議と会派会議を終えたあと、自転車政策の研究者である古倉宗治さんによるセミナーを受講しました。
さすが研究者。お話しになることにデータの裏付けがあり、大変勉強になりました。
受講者には、新聞記者や民間業者の方だけでなく、さいたま市を始めとする自治体の職員さんもいらっしゃいました。
古倉さんが今月に出版した『実践する 自転車まちづくり』が、今回のセミナーの基となっております。自転車政策に関係する自治体職員さんに読んでもらいたい本は数あれど、ついに決定版が出たと感じています。
さて、本日一般質問の通告を行いました。
今回の一般質問の主旨は、以下です。そして、明日から打合せです。
①子供の遊び場が足りていない。放課後や夏休みに、小学校の校庭や体育館を遊び場として開放して欲しい。
②小学生の登下校時のいわゆる「緑のおじさん(おばさん)」の交通指導方法を改善&統一して欲しい。
③選挙の開票作業で不正が起きないように、ビデオカメラを設置して欲しい。
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