障害者スポーツの「ボッチャ」を見学

教育, 福祉と医療]2015年9月5日(土)

本日は、笹目中学校にお邪魔し、障害者スポーツの「ボッチャ」を見学させていただきました。

 

「ボッチャ」とは、元々は重度障害者の方向けにヨーロッパで考案されたスポーツで、現在はパラリンピックの正式種目になっています。

 

私にとっては初めてのボッチャでしたが、これが意外と面白い!

 

赤色と青色に分かれてボールを飛ばし、目標の白いボールにどれだけ近づけるかを競う競技なのですが、ゲーム終盤に白いボールにぶつけて動かせば、大逆転もあり得ます。

 

戸田市では、障害者と健常者が共に学ぶ「インクルーシブ教育」を進めていますが、本日の授業でも、地域ボランティアの方の指導のもと、通常学級と特別支援学級の生徒が一緒になってボッチャを楽しんでいました。

 

なお、9月議会に上程された、国からの補助金に関する補正予算案が可決されれば、ボッチャを始めとした戸田市でのインクルーシブ教育がさらに推進されることになります

 

【参考】ボッチャ競技(社団法人 日本ユニバーサルボッチャ連盟)

 

 

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子供の自殺状況 ~『平成27年版 自殺対策白書』より~

子育て, 福祉と医療]2015年8月20日(木)

理由なく自殺する人はいません。
自殺する理由はすべて、「辛いから」です。
本人にとっては自殺する方が楽だと思うほど辛いわけですから、見る人が見れば、辛そうな様子には気付きます。
ただ、(突発的でない自殺に関しては、)本人が自殺の実行を「決意」してからの数日間は、周りに悟られないよう努めたり、また、気が楽になったりすることから明るく振る舞うので、「元気そうだったのに……」となってしまいます。

 

さて、このほど内閣府が『平成27年版 自殺対策白書』を発表しました。
以下、小学生から大学生までの「子供の自殺状況」を概観したいと思います。

 

「うちの子は大丈夫」とお思いかもしれませんが、子供の自殺は、親が「子供の辛さ」に気付いていないから起こるわけです。
お子さんをお持ちの方には、以下の結果に一度でも目を通していただければと思います。子供を救ってあげられるのは、一義的に「親」です。

 

《子供の死因における「自殺」の順位》(上掲画像)

 

10歳~14歳において「2位」
15歳~19歳において「1位」
20歳~24歳において「1位」

 

交通事故などの「不慮の事故」よりも多いです。
ちなみに「悪性新生物」とは、いわゆるガンなどです。

 

《子供の自殺の動機が不明な割合》

 

11歳~14歳の「4割前後」は、自殺の動機が(周囲には)分からないまま自殺しています。

 

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《判明している子供の自殺の動機》

 

小学生においては、「家庭」が大半
中学生においては、「家庭」や「学業」や「学校問題」
高校生においては、「学業」「進路」や「うつ病」
大学生等においては、「学業」「就職」や「うつ病」

 

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子供が大きくなるにつれ、自殺の動機が家庭的な問題から社会的な問題に移っていることが分かります。
また、(判明している分においては)「いじめ」が自殺の動機となっている割合は意外と少ないです。

 

《子供が自殺をする時期》

 

自殺の多い順に、「夏休み明け」「春休み明け」「GW明け」。
逆に自殺の少ない時期は、「年末年始」「夏休み前」。

 

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「長期休み明けの憂鬱さ」が、子供達の自殺を誘発していることが分かります。
「辛い現実から逃避できなくなる」時期ということです。
(逃避することは決して悪くありません。)

 

以上の点に特に留意して、これからもお子さんを見てあげていただければと思います。

 

【参考】
平成27年版自殺対策白書

 

学生・生徒等の自殺をめぐる状況(PDFファイル)

 

 

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戸田市国民健康保険の「赤字」

福祉と医療]2015年8月18日(火)

本日は、「戸田市国民健康保険運営協議会」に議会代表の委員として参加し、平成26年度の決算などについて審議しました。

 

自営業者や非正規労働者、(74歳以下の)年金生活者などが加入する「国民健康保険(国保)」ですが、国保を運営しているのは戸田市です。
(ちなみに、私も国保に加入しています。)

大企業のサラリーマンが加入する「健康保険組合」、公務員や教職員が加入する「共済組合」と違い、国保に関しては、一般的に加入者の所得水準が低い一方で医療費が高いため、赤字が恒常化しています。

 

国保の赤字は戸田市の税金で埋め合わせるのですが、その額は、平成22年度で「約8億8000万円」だったものが、平成25年度では「約14億3000万円」と急増し、さらに平成26年度では「約16億1000万円」と、増加の勢いは止まりません。

 

国の制度改革により、平成30年度からは国保の赤字が解消されることが期待されていますが、戸田市は、それを待つだけでなく、「医療費の削減」に向けた取り組みも始めています。

 

その一つが「医療費データ分析」です。

 

戸田市における「国保加入者全体の一人当り医療費」は、埼玉県内で最も安いのにも関わらず、「国保加入者のうち前期高齢者(65歳~74歳)の一人当り医療費」は、埼玉県内で最も高い結果(3年連続)となっています。

 

この原因がどこにあるのか。戸田市特有の課題は何か。
それを解明する手掛かりとなるであろう医療費データ分析の結果が、今年の秋頃には報告される予定です。楽しみです。

 

 

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『とだ議会だより(6月定例会)』の私の一般質問部分です

子育て, 生活と環境, 行財政改革, 福祉と医療]2015年8月5日(水)

『とだ議会だより(6月定例会)』の私の一般質問部分です。

 

今回は、「放課後遊び場」「浄化槽検査通知」「障害者雇用」「開票立会人」と4つの項目に関する質問を行ったのですが、その分、紙面での1項目当たりの分量が少なくなってしまいました(> <)

 

紙面に載っている質問の他にもいくつか、執行部への追求や改善策の提案、持論の展開などを行っていますので、関心を持たれた項目がありましたら、ぜひこちらの録画映像をご覧いただければと思います。
1項目あたり15分程度です。

 

 

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一般質問を終えました。答弁の感触です。

子育て, 生活と環境, 行財政改革, 福祉と医療]2015年6月18日(木)

一般質問を終えました。

 

今回は、内容がやや専門的であったことと、発話の仕方がいまいちだったことから、観ていて楽しくはないかもしれません
ただ、終盤ではひさしぶりに議場で熱くなりました(笑)

質問要旨とそれに対する答弁の感触は、以下の通りです。

 

●選挙の開票立会人に、迅速性よりも正確性を重視すべきことを説明すべき⇒〇

 

●開票立会人の事前説明会において、票束のサンプルを用いた練習を行わせるべき⇒〇

 

●浄化槽の受検指導通知について、従来の懲罰的な内容ではなく、必要性を納得できるような内容に変更すべき⇒〇

 

●企業が障害者雇用について相談しやすい環境を作るべき⇒〇

 

●放課後子ども教室のお迎え制度を緩和すべき⇒△~〇

 

●放課後子ども教室において、従来の地域主体によるイベント型事業に加えて、行政主導による体育館の遊び場開放事業を立ち上げるべき⇒△

 

録画映像はこちらからご覧ください

 

 

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