夜間市庁舎の出入りチェック

行財政改革]2015年1月20日(火)

私が委員として参加している「協働会議(第6回)」が、明日の夜に市役所で開かれるのですが、その案内文に、今回新たに、

 
「警備員にお名前を告げていただいてからお入りください。」

 

と記載されました。おそらく、入口の警備員が、会議の担当課から事前に委員名簿を渡されているのだと思います。(前回までは、警備員によるチェック無しで入れました。

 

これは、私が先日の12月議会の一般質問で提案した、市庁舎内の情報セキュリティ対策の一つです。

 

他自治体では、この数か月だけでも、夜間の市庁舎に侵入するなどして、個人情報を盗む事件がいくつか発生しています。(例:竹富町役場羽曳野市役所

 

時代の変化とともに、市役所でもネット上の情報セキュリティ対策にはかなり気が配られるようになりましたが、依然として、物理的な情報セキュリティも大変重要です。

 

 

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「公共施設ファシリティマネジメント講演会」

まちづくり, 行財政改革]2015年1月19日(月)

本日午前は、「公共施設ファシリティマネジメント 講演会」に参加しました。

 

ファシリティマネジメントとは、公共施設に関して、行き当たりばったりの維持修繕でなく、長期的な計画のもとでの維持修繕を行うことで、コストの削減や平準化を図るものです。
今回の講演会で勉強になったのは、「ハコモノではなくサービスを議論する」という考え方です。

 

●ハコモノを統合したり運営を民間委託するにしても、むやみに「コスト削減」を優先するのではなく、「これからの50年間で本当に必要なサービス」を柔軟に捉え直していくことからスタートする。

 

●これまでの50年間の公共施設やサービスは、当時の行政・議会・住民が良かれと思って設置運営してきたものであるが、これからの50年間を考えたときに「ムダ・ムリ・ムラ」があるのであれば、すぐに無くすべき。

 

●ただし、その施設の使用者市民だけでなく、サイレントマジョリティである負担者市民を含めた「全体市民」で議論していくことが必要。

 

というものです。

 

市の職員さんも多く聴講していました。
これからの行政には、(現状では負担者市民である)サイレントマジョリティの方たちの潜在的なニーズにも目を向けた、複眼的な捉え方での公共施設運営を考えていって欲しいと思います。
コストを抑えながらも、「より多く」の市民福祉向上を果たすことができれば、それは大変素晴らしいことだと思います。

 

 

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成人式出席&戸田市の人口構成

行財政改革]2015年1月12日(月)

本日は、戸田市文化会館で成人式が行われました。

 

今年、成人を迎えた戸田市民は1,403名です。おめでとうございます。
新成人には、輝かしい未来に向けて頑張ってほしいと思います。

 

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ついでに、年齢階層別の人口(2015/1/1現在)を10歳毎に見てみました。

 

0歳  1,558名
10歳 1,213名
20歳 1,403名(←成人)
30歳 2,206名
40歳 2,595名
50歳 2,044名
60歳 1,190名
70歳 1,159名
80歳  620名
90歳  134名
100歳以上 14名

 

となります。

 

これを見ると、今後も戸田市の適正な人口構成を保つためには、(いきなり20歳の子供が産まれることや、20歳の子たちが分裂して増殖することはないので、)30歳~40歳あたりの方々、つまり子育て世代がコンスタントに流入することが必要だと分かります。

 

さらに、それらの子育て世代がたくさんのお子さんを産んでくれることが、若年世代の層の維持に必要なことも分かります。
冗談のように言いましたが、戸田市の状況を見るだけでも、今後訪れる超高齢社会を支えていくことは切実な課題です。

 

 

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「敬老祝い金改正条例案」に対する賛成討論

行財政改革]2014年12月16日(火)

本日、12月議会の最終日に、議員となり初めて「討論」に登壇しました。敬老祝い金改正条例案に対する賛成討論です。

 

これまで、(自分の中での)ここぞというとき以外に討論はしない心構えでいましたが、今回がそのときだと考えました。

 

討論の壇上での発言は一言一句が重いので、原稿作成には時間をかけました。
会派からのご意見や、担当課から頂いた過去の資料等のおかげもあり、言いたいことをなんとかまとめることができました。

 

以下に、賛成討論の原稿を転載します。

 

※録画映像はこちらです(約4分間)

 

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戸田の会を代表して、議案第106号「戸田市敬老祝金贈呈条例の一部を改正する条例」について、賛成の立場から討論いたします。

 

本市で敬老祝金贈呈条例が施行されたのは、いまから56年前の昭和33年のことです。それ以降、日本人の平均寿命はおよそ15歳伸びました。また、本市の高齢化率は、データの残っている昭和50年時点で3.5%、40年近く経った現在では15%を超えるまでに至っています。
そのなかで、本市の敬老祝金贈呈条例は、平成11年度と平成20年度に二度の改正が行われ、そしてこのたび平成27年度の施行に向けた改正条例案が提出されました。

 

改正の目的は、執行部のご説明によれば「高齢者福祉事業を安定的に継続することができるように」とのことですが、確かに、敬老祝金事業に掛かる経費だけを見ても、平成20年度決算額では約5600万円だったものが、平成26年度予算額では約8300万円と、急速な伸びを示しております。
その他に、例えば、国の介護保険制度における毎年の戸田市負担分は4年後に約2億円増加し、後期高齢者医療制度においては約3億円増加すると推計されております。
また、高齢者の生活保護受給率はその他の年齢階層の受給率に比べて高いことなどを合わせて考えれば、今後高齢化が急速に進む本市において、高齢者の方々への医療や福祉を維持するために祝金事業の見直しを行うことは、事業の目的を鑑みて、致し方ないのではないかと考えます。

 

過去の2度の改正に比べて、今回は「贈呈する年齢区分」を大幅に整理するものであり、当事者であられる高齢者のみなさんにご納得を頂くことは難しいとも思います。
しかし、近隣市区と比べて突出していたと言える本市の敬老祝金事業をこれまで継続してきたこと、また今回の改正によっても、本事業は、近隣を合わせた10市区の中で上位3番目の手厚さであり、本市が独自に行っている70歳以上の方への2000円商品券贈呈事業の経費「約2600万円」を合わせれば依然上位2番目の手厚さであることには、ご理解の余地があるのではないかと考えます。

 

当然のことですが財源は有限であり、さらに今後、歳入に比して歳出の一層の増加が見込まれるなか、高齢者福祉事業に限らず、本市の事業全体を見直していくことが必要となります。

 

高齢者の方々への敬いの気持ちを忘れてはおりませんが、一方で、すべての世代がこの厳しい世の中でなんとか生活しているのが現状です。
願わくは、今回の改正を契機に、本市に本当に必要な事業とは何かについて、若い世代、現役世代、高齢者世代を含むすべての世代が真剣に考えていく、それぞれが、いまの利益だけを考えるのではなく、戸田市の未来を想っていく、そんな市民によってつくられるまちになることを期待しています。それが、本来のあるべきまちの形であり、戸田市はそのようなまちになる資質を備えていると考えます

 

以上、戸田の会の賛成討論といたします。

 

 

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敬老祝い金改正条例案についての議論

行財政改革]2014年12月9日(火)

「敬老祝い金」の改正条例案について、議論が長引いています。

政治家には色々なスタンスの方がいて良いと思っています。
高齢者を代表する議員の方がいるのも当然ですし、ご自身はお年を召していても市の未来を考える議員の方もいます。

 

私は、私自身を、若い世代の代表であると考えています。

高齢者の方々に対する憎しみは持っていませんが、現在の世代間格差を招いてきた日本の政治構造に対する憤りは強く持っています。

 

高齢者の方々が自分を可愛く思うのはしょうがないです(もちろんそうでない方もいらっしゃいます)が、私たちのような若い世代を代表すべき「議員」が、自分を可愛く思ってしまったら、若い世代の声を代弁することを放棄してしまったら、誰がその声を伝えるのでしょうか。


「見て見ぬふり」をして目先の票を取りにいくぐらいなら、言うべきことを言って落ちた方がましですし、それくらいの覚悟がなければ、この現状を招いてきた世の中は変わっていかないと思っています。

 

 

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