[子育て]2016年9月28日(水)
昨日に9月議会が閉会し、本日は家族で「おひさま保育園」の園庭開放に参加しました。
戸田市のいくつかの民間保育園では、「地域子育て支援センター」という一般親子向けのイベントを開催しており、本日は、そのなかでも新曽地区のお母さん方からの評判が良いおひさま保育園を選びました。
午前中の開催に10組前後の親子が参加しており、常連の親子や私たちのような新米親子が、子供たちを遊ばせながら、親同士は子育てトークをメインに交流しました。
自宅で子育てする時間がほとんどである私の妻にとっては、このような場での交流がリフレッシュになっているようです^^
なお、戸田市からさいたま市に引っ越されたお母さんから聞くところによると、戸田市はこのような子育てイベントが充実しているとのことです。
公園デビューをせずとも、子育てイベントや親子広場で自然にママ友を作ることができるのが、戸田市の良いところだと思うのですが、一方で「常設の居場所」はまったく無いのが課題でもあります。
先日の9月議会で提案したことですが、毎日いつでも子供を連れて行けて、そこには顔なじみの指導員さんがいて、困ったときは支援に繋げてくれるような場所を各地域に設置していけば、お母さん方は、戸田市での子育てをもっと楽しめるようになると思います。
これに関しては、一般質問の報告として後日もう少し詳しく投稿します。
◎ぽかぽか広場(戸田駅前保育所おひさま保育園)
◎子育て支援「保育園に遊びにきませんか」(戸田市公式サイト)
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[生活と環境, 行財政改革, 議会と選挙]2016年9月27日(火)
本日、34日間を会期とする9月議会が閉会しました。
昨年度決算認定を主とした45件の議案がすべて認定・可決されましたが、それらの議案のうち、私は「戸田市下水道条例の一部を改正する条例」について、賛成議員を代表して討論を行いました。
この条例は下水道使用料値上げに関するもので、私の賛成の根拠は、
①受益者負担となることで、市民間の不公平が解消される。
②災害や施設更新のための財源が確保され、世代間の公平が保たれる。
以上2点を、埼玉県内や東京23区のなかで最も安い下水道使用料を維持したまま果たすことができる。
というものです。
賛成討論の全文を以下に記載しますが、これまでに行った討論と同様、原稿の作成にあたっては、担当課へのヒアリングや調査に時間をかけました。
下水道使用料をいま値上げしなければならないことを、市民の方にきちんと納得していただくためには必要な労力だと考えています。
なお、こちらでの9月議会の報告に関しては、一般質問や委員会審査の分を残していますが、そちらについては、これから何日かに分けて投稿していきます。
もうすぐ10月に入ります。残る仕事をこなしながら、来年1月の選挙に向けた準備を少しずつ進めていこうと思います。
議案第88号「戸田市下水道条例の一部を改正する条例」について、賛成の立場から討論いたします。
本案は、来年4月1日からの下水道使用料を改定し、現行の使用料に対し平均30%の値上げを行うものです。
この改定案は、下水道使用の少ない一般家庭に対する負担が少なくなるよう配慮されたもので、平均的な家庭が一か月に使用する20㎥をもとに試算すれば、月額の下水道使用料は、税込777円から税込1,004円となり、これは埼玉県内や東京23区で比較しても、依然として最も安い使用料です。
執行部の説明によれば、今回の使用料改定には、大きく分けて二つの目的があります。
一つは、下水道事業の独立採算制を実現するというものです。
本市の下水道事業は、生活環境の改善、公衆衛生の向上、公共用水域における水質の保全、豪雨による浸水の軽減を図るべく昭和44年度から実施され、それ以降、設置・改築・修繕・維持その他の管理を市が行ってきました。これはまさに下水道法が定めるものです。
一方で、下水道事業の経理・財務に関しては、当時から、地方財政法及び同法施行令等により「独立採算制の原則」が、また、下水道財政研究委員会提言等により「雨水公費・汚水私費の原則」が示されています。
本市では、それらの原則に従い、汚水処理に係る事業費を下水道使用料収入から賄えるよう、昭和48年の下水道使用料徴収開始以来、昭和51年に平均230%、平成4年に平均33%、平成8年に平均25%、平成12年に平均44%の使用料改定を実施してきましたが、なお一般会計からの補填は続きました。そして、一昨年度の下水道事業への地方公営企業法の全部適用を経て、このたび平均30%の使用料改定を行うことにより、ようやく独立採算制が実現するに至ります。水道事業に遅れること54年です。
これにより、本市の問題であった、下水道未整備地区に住む市民の納める税金が下水道整備地区に使われる、という市民負担の不公平が解消されることは、評価すべきと考えます。
使用料改定の二つ目の目的は、下水道事業を将来に渡り持続させていくための財源確保です。
今回の下水道使用料の改定に際しては、本年度に初めて策定された「戸田市下水道ビジョン」とその「経営計画」において、様々な事業シナリオを想定した10年間の財政収支見通しの評価が行われた後、「戸田市上下水道事業経営審議会」への諮問を経て、平均改定率である30%が導出されました。
これまで一般会計からの補填を受けて運営されてきた下水道事業には、災害の備えにもなる建設改良積立金がまったく無く、かたや、企業債残高は増加の一途を辿り、平成27年度決算では約87億円にまで膨らんでいます。これは、独立採算で運営されてきた水道事業において、建設改良積立金が10億円であること、平成19年度から新たな企業債の発行が無いことと比較すれば、早期に改善を要する課題であると認識されます。
今後、下水道使用料を平均30%改定することで、一般会計からの赤字補填が解消されるだけでなく、建設改良積立金は10年後に約18億円となることが見込まれます。企業債残高は抑制され、未整備地区への整備推進や、改築更新時期を迎える管路施設やポンプ場のための財源確保にも繋がり、これによって、世代間の負担の公平性が保たれるのは望ましいことです。
以上、本案は、本市下水道事業の課題を解決するため、また市民の生活や安全を将来にわたって守るために、必要かつ妥当な改定であると考えます。
最後に、本年6月に実施された下水道使用料改定案に対するパブリック・コメントへ寄せられた延べ12件の市民のご意見には、使用料改定の主旨に賛同されるものはあっても、反対のご意見は無かったことを申し添え、議案第88号についての賛成討論といたします。
◎戸田市議会録画放映(戸田市議会公式サイト)
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[生活と環境]2016年9月26日(月)
秋分の日の9月22日(木)に、戸田市市制施行50周年を記念し、NHK「新・BS日本のうた」の公開録画が、戸田市文化会館で開催されました。
この番組について私はまったく存じ上げなかったのですが、演歌をお好きな方々のなかでは大人気番組のようでして、特に今回の戸田市公演は豪華キャスト勢揃いだったため、約500組の観覧者募集に対して2万通もの応募があったとのことです。
私の加入する町会でも、多くの方が応募されたもののどなたも当選されなかったようで、別の知り合いの方は15通応募してすべて外れたとのことです。
戸田市公演を観覧された方からは、「市外からの観覧者がかなり多かったが戸田市民を優先させなかったのか?」とのご指摘をいただきました。
例えば、オークションサイトを見ても、戸田市公演の当選ハガキが数多く出品されており(※本来は禁止行為)、1組2名分が8,000~9,000円の高額で落札されていますが、出品者の所在地はほとんどが他県となっています。
この点について、担当課に確認したところ、NHKに問い合わせてくださり、その後に頂いた回答は、
今回、戸田市で開催した「新・BS日本のうた」を含む、NHKが地域で開催している公開番組は、いずれの番組も各地域で実施する際に「開催地市民(町民・村民)枠」などは設けておらず、お申し込みのあった応募をすべて平等に受け付け、公平・公正に抽選を行って当落選を決定しているとのことでした。ご理解の程、よろしくお願いいたします。
というものでした。
納得するしかないとは思いますし、そもそも戸田市での公演を誘致できたことが評価すべきことなのですが、残念がってらっしゃったみなさんのご様子を思い出すと、なんともやるせない気持ちになります。
というわけで、今回の戸田市公演を観覧できなかった多くの戸田市民のみなさんは、以下の時間帯のテレビ放映をご覧いただければと思います。
なお、当日の警備を担当された市職員さんによると、観覧された方々は大満足の様子で帰られたとのことです。
10月9日(日)午後7時30分~8時59分【BSプレミアム】
10月15日(土)午後0時~1時29分【BSプレミアム・再放送】
10月21日(金)午後4時30分~5時59分【BSプレミアム・再放送】
◎新・BS日本のうた(NHKオンライン)
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[教育, 安全と防災]2016年9月25日(日)
本日、「戸田市総合防災訓練」が実施されました。
朝8時30分に緊急地震速報が防災行政無線から流れ、テーブルの下に身を伏せた後、通電火災防止のためにブレーカーを落として、近くの訓練会場である馬場ふれあい公園に家族で向かいました。
訓練会場では、消防職員のご協力も頂きながら種々の訓練が実施され、個人的に学ぶことは多かったのですが、訓練からの帰宅後、あることをきっかけに大きな反省をするに至りました。(ブレーカーを落としたために、冷凍庫内のアイスが溶けてしまっていたことではありません。)
そのきっかけとは、戸ヶ崎教育長によるFacebook投稿を拝見したことで、投稿内容の要点は、
「中学生に対して、社会に開かれた教育活動としての防災教育を行っていく必要がある。」
というものです。
中学生が避難所運営の重要な担い手となるということを、これまでも耳にしていましたし、過去に議会でも同様の提議があったようにも記憶していますが、本日の戸田市総合防災訓練において、私は単に「防災訓練に参加する」という意識を持つことしかできていませんでした。
一方で、戸ヶ崎教育長は防災訓練を視察されるなかで、中学生の参加が少ないという課題に気付かれ、中学校での防災訓練と地域での防災訓練とを繋いでいく必要性を感じられたわけです。
常に「教育」という視点で物事を捉えておられる教育長が本市の教育の陣頭指揮をとっておられることに強い安心感を抱くとともに、防災訓練の光景を前に“議員脳”を働かせることのできなかった私は怠け者であったことに気付かされました。
このような“ハッとさせられる”機会に巡り合えるのは、人としてとても幸運なことです。
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[交通と自転車]2016年9月24日(土)
9月議会で行った一般質問の報告その5です。(全6回)
テーマは、「自転車レーン上の駐停車対策」です。
自転車レーン上での駐車と停車は、本来どちらも「道路交通法違反」です。(第20条第2項&第47条第1項)
しかし、自転車レーンのある道路のほとんどでは、警察によって「駐車禁止」のみの規制となっているのが現状です。
いずれにしても、自転車レーンが整備されるような幹線道路に駐停車する行為は、安全上決して望ましい行為ではありません。
駐停車するのであれば、交通量の少ない裏路地やきちんと駐車場に停めるべきです。
掲載した写真は、今年度末に自転車レーンが整備される予定の「市役所南通り」に“駐車”しているクルマで、そのすべてが路面店舗の利用客や搬入業者です。(写真上部の5台中3台は運転車不在、写真下部のトラックも運転車不在)
幹線道路に面した店舗のうち、クルマで来店する利用客や搬入業者の多い店舗は、駐車場を用意するか、または路上駐車をさせないための努力をすべきであり、そうでなければ、公道を駐車スペースとして利用していることと同義です。
今後、この場所に自転車レーンが整備されてもなお、クルマが駐停車してしまうようでは、せっかくの自転車レーンの効用が大きく失われてしまいます。
「自転車レーン上のクルマの駐停車」は、日本だけでなく世界でも問題となっており、オランダやデンマークなどの自転車先進国では、駐停車を抑止するための施策が進んでいます。
その施策のうち、市役所南通りでも導入可能なものが、「ポストコーン設置」です。
このポストコーンを、自転車レーンの全面とはいわずとも、駐停車が頻発する箇所にだけ設置するだけでも、十分な抑止効果を見込めます。
議場では、これらの問題点や対応策について提議し、結果的として以下の答弁を得ました。
①広報誌で自転車レーン特集を組み、そのなかで自転車レーン上の駐停車に関しての啓発も行う。
②路面店舗に対して、自転車レーン工事開始のお知らせと併せて、自転車レーン上の駐停車に関する注意も行う。
③ポストコーン設置については、県警と協議したうえで今回は見送ったが、今後の状況によっては設置を検討する。
自転車レーンを整備するということは、「専用の走行空間を自転車に与える」というとても大きなことです。しかしそれと同時に、その空間をクルマに侵害されないようにするための努力も、行政には求められます。
◎戸田市議会録画放映(戸田市議会公式サイト)
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