埼京線の15両編成化に向けて ~交通対策特別委員会~

交通と自転車]2015年3月18日(水)

本日は、交通対策特別委員会が開かれ、先日会派宛に頂いたご提言「埼京線の15両編成化」を取り上げさせていただきました。

 

「開かずの踏切」が長年の課題となっている埼京線十条駅の立体交差化に向けた動きが出始めたのを好機とし、埼京線を現在の10両編成から15両編成にしてはどうか、というご提言です。

 

埼京線(大宮駅~大崎駅)のうち、「大宮駅~赤羽駅」の各駅に関しては、15両編成に対応させるための準備工事はしてあるものの、十条駅にはホームに近接した踏切が両側にあるため、それが15両編成化のネックとなっており、今後十条駅が立体交差化されれば、埼京線の15両編成化が実現するのではないか、ということです。

 

15両編成化が実現すれば、埼京線の遅延や痴漢の要因にもなっている200%近い混雑率の大幅な解消が見込まれます。

 

今回の「15両編成化をJRに要望してはどうか」という私からの提案に対して、委員のみなさんからは概ね前向きな反応を頂くことができ、まずは戸田市の担当課の意見を聴取することになりました。

 

仮に戸田市議会からJRに要望書を提出することができれば、周辺自治体(さいたま市、蕨市、板橋区、北区など)の議会も反応するのではないかと思います。
もちろん、要望書の前にJRへの聞き取り等も必要になってくるとは思いますが、「埼京線の15両編成化による混雑緩和」は、埼京線を利用される多くの方が喜ばれる施策なのではないかと思います。

 

※参考
埼京線一部地下化の可能性も 十条駅付近の連続立体交差事業

 

 

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4日間の予算審議を終えて

議会と選挙]2015年3月17日(火)

本日、4日間の予算審議を終えました。

 

大方の予想に反して(?)、今回は「市民生活常任委員会」の審議終了が4日目の午後となり、4つの常任委員会の中で一番遅くなりました。

 

委員の顔ぶれや相性によって、仮に同じ議案を審議するとしても、その内容は意外と変わってきます。

 

今回の委員会の中では、担当課による事業ごとの説明が終わってから、まず私が質問で食い散らかし(笑)、その後、他の委員の方々がそれを拡げてくださったり深めてくださったり、また別の角度から質問されたり、私もそちらの質問にダメ押ししたり、というような連携が暗黙の内に出来上がっていたような気がします。

 

担当課から良い意味で「イヤな委員会」と思われる委員会でありたいと思います^^

 

さて、ここ数日の報告で、「市民生活常任委員会」が扱う事項の“生活感”をある程度お分かりいただけたかと思います。
まだこちらでご報告しきれていない主な審議内容(浄化槽点検、下水道ビジョン、駐輪場改修、喫煙制限区域など)については、後日、何回かに分けて記事にいたします。

 

また本日は、市民生活常任委員会で1年を掛けて取り組む「年間テーマ」が決まりました。
年間テーマは、「戸田市スポーツセンターの今後のあり方について」です。

 

平成27年度中に、今後の方針(修繕 or 建替 or 複合化 etc.)が決まるスポーツセンターですが、私としては、委員会として取り組むことで、市民・利用者の方々のご意見や先進事例の知見を取り入れるなど、行政による方針の判断をうまく補完することができればと考えています。

 

 

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暗渠の茂みの除草費用 ~市民生活常任委員会の予算審議から~

生活と環境]2015年3月16日(月)

写真は、昨年末に「530運動」に参加したときの模様です。

 

この暗渠(あんきょ=蓋をされた水路)の茂みには、大きなゴミや怪しいゴミが色々と捨てられているので、町会の方々に拾ったゴミの量をアピールしたい真木夫妻にとっては格好の530運動スポットです。

 

本題ですが、この暗渠の茂みは、市が業者に委託して年4回除草しています。その委託料は、毎年「約2000万円」です。

 

そこで、委員会において私は、「(例えば駐車場のように)砂利や防草砂を敷き詰めて、そもそも草が生えないようにしてはどうか。」と質問しました。

 

論拠として、「草が生い茂っていることがゴミの投棄を招き、景観や環境に悪いこと」および「除草を行っているということはすなわち、この暗渠に緑化の効果は期待していない」ことを挙げましたが、もちろん一番は歳出削減のためです。

 

答弁は「その対応にお金が掛かるのではないか」というものでしたが、私からは、是非研究を行って欲しい旨を要望しました。

 

除草のために今後も毎年2000万円の費用が継続して掛かるわけですが、2000万円もあったら、子育てや教育、安全のために実施できる事業はたくさんあります。

 

今回の砂利敷きについては、もしかしたら議論が尽くされているかもしれませんが、今後も予算審議にあたっては、市民の方々のご意見を反映させることに留まらず、「省けるお金は無いか」という観点も持ち続けたいと思います。

 

 

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街角消火器 ~市民生活常任委員会の予算審議から~

安全と防災]2015年3月15日(日)

戸田市には、街角消火器が「1315本」設置されています。
町会による初期消火活動を目的とするものです。

街角消火器の平成27年度予算は、「約143万円」です。(更新業務委託料 98万3千円、町会への補助金 45万円)

 

最近、消火器を使ったいたずらの話を耳にしますが、「消火器へのいたずら件数」の4年間の推移は、以下の通りです。

 

平成23年  9件
平成24年  0件
平成25年  9件
平成26年 13件

 

一方で、「初期消火に役立った件数」は以下の通りです。

 

平成23年  2件
平成24年  1件
平成25年  1件
平成26年  0件

 

消火器の置いてあるマンションやコンビニが多くなっていることが、初期消火件数の減少につながっているのかもしれません。

 

この街角消火器について、安易に廃止すべきとは考えませんが、「費用対効果」を考察するには面白い題材なのではないかと思います。
また、周知のための工夫は、もう少しあって良いのかなとも思います。例えば、防災訓練などにおいて「街角消火器スタンプラリー」などを実施すれば、子供達にとっても、街角消火器の設置場所を楽しく覚えられるかもしれません

 

 

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地域プレミアム付き商品券 ~市民生活常任委員会の予算審議から~

産業振興]2015年3月13日(金)

本日は、午前中に新曽中学校の卒業式に来賓として参加し子供達の前途を祝した後、午後は市民生活常任委員会が開かれました。

 

報告したい内容はいくつかありますが、まずは昨日の委員会で審議した「地域プレミアム商品券」について。

《事業全般について》

 

●500円券26枚綴り(=13,000円分)の1冊を10,000円で販売。26枚の内、16枚は大型店を含む市内全店舗で使用可能、10枚は大型店以外の市内中小店のみで使用可能。

 

●3万冊を販売し、1世帯当たり3冊まで購入可能。

 

●応募ハガキは、5月15日発行の『戸田市広報』に折り込み。他に、市内公共施設やJR3駅のラックに配架。

 

●応募多数の場合は抽選。当選者にのみ当選通知ハガキを送付し、当選者には7月25日・26日の2日間に市内3か所で販売。

 

●市内の商業振興が目的であるため、戸田市民以外の購入も可能。(※逆に言うと、戸田市民が都内や近隣市などのプレミアム商品券を購入することも可能。)

 

●購入者へのアンケートの景品として、現時点では戸田橋花火大会の鑑賞席チケットなどを検討中。

 

●プレミアム商品券を使用可能な中小店については、4月1日発行の『戸田市広報』で募集。

 

《以下、私の質疑とそれに対する担当課の答弁》

 

Q. 戸田市の経費は?
A. すべて国と県からの補助金で賄うため、戸田市の持ち出しは無し。(※プレミアムの20%分と諸経費が国、プレミアムの10%分が県による負担。)


Q. プレミアム率を30%にした理由は?
A. 支給される補助額は決まっており、その中で発行部数とのバランスから設定。

 

Q. 県内他市のプレミアム率の状況は?
A. プレミアム率20%が7市、プレミアム率25%が1市、プレミアム率30%が32市。(東京にはプレミアム40%の自治体もあるとのこと。)

 

Q. 多くの世帯が当選できるようにすべきと考えるが?
A. 広い世帯に購入してもらえることと消費喚起とのバランスから、1世帯3冊までの上限を設定。

 

Q. 応募ハガキの発行部数は?
A. 検討中。
⇒応募ハガキが折り込まれる『戸田市広報』は町会未加入者には配布されない。公平性の観点からも、ラックに配架する応募ハガキは多目に発行することを要望。

 

Q. 不正応募への対策は?
A. 経費が掛かるため、住基情報との照合による購入者のチェックは行わず、良心に任せる。(※同一住所から別名義で応募があった場合は、別世帯として扱われる。)
⇒家族や実在しない者の名前を濫用し、同一住所であるにも関わらず別世帯として応募する不正行為が行われると予想される。公正さを保つために、対策を要望。

 

Q. 事業者が自ら購入したプレミアム商品券を売上げに不正計上することが考えられるが、対策は?
A. 事業者は購入できないようにする。

 

 

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