[子育て, まちづくり]2016年10月28日(金)
先日お伝えしたように、戸田市ではこの18年間、公園のリニューアルは行われておらず、今年度にようやく「下前公園」において再整備事業が実施されます。
本年3月議会において、私は、下前公園リニューアルの手順について質疑を行いましたが、答弁は、
「かねてからの地元町会の要望をもとに担当課が作成した複数の計画案を、地元町会へ提示する。」
というものでしたので、その後の委員会審査において、
「地元町会だけでなく、公園に隣接する大型マンションの住民にも意見を訊いてはどうか。」
との提案を行いました。
そしてこの7月に、マンション住民を対象とするアンケートが実施されました。
アンケート内容は、下前公園に設置する大型遊具を6つの案から選んでもらうもので、それとあわせて自由意見も集められました。
923世帯あるマンションから、なんと326件の回答が集まり、自由意見も75件寄せられたとのことです。
アンケートの結果を踏まえ、大型遊具は希望の一番多かった②となり、さらに自由意見のいくつかもリニューアルに反映させる予定とのことです。
(なお、大型遊具の②という結果は、担当課の方の予想とは異なっていたようです。)
下前公園リニューアルの工事期間は本年12月~来年3月、工事費は6000万円前後(入札次第)、設計費は約500万円です。(財源として、国や県からの補助金は0円、市債は約4700万円。)
実は、数年前に大型遊具が交換された東町公園に関して、当時、何人かのお母さん方から、「元の遊具の方が良かった」とのご意見や、新しい遊具に関するご不満を伺って以来、
「遊具を(子供と一緒に)一番利用するお母さん方から事前に意見を募る」
という作業が、遊具選定にあたって必要なのではないかと強く感じていました。
その「遊具アンケート」が、今回の下前公園リニューアルにおいて、(広く意見を募る形では)おそらく初めて実施されたことは、大きな一歩だと思います。
市民生活常任委員会で現在作成している提言書の中で、この「遊具アンケート」を(新設やリニューアルでなく遊具交換のみとなる)他の公園においても今後実施していくよう提案したいと思います。
それにより、地域の公園はより親しまれるものになるはずです。
◎「公園の整備」にお母さんや子供たちの声を反映させるために 2016/4/13(真木大輔公式ブログ)
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[まちづくり]2016年10月27日(木)
昨日は、市民生活常任委員会の行政視察で、戸田市みどり公園課の職員さん2名にも同行いただき、千葉県松戸市へ伺いました。
松戸市では、平成25年に「松戸市公園再整備ガイドライン」を策定し、そのなかで、公園リニューアルの対象公園やリニューアルの進め方を定め、それに従いワークショップや再整備工事を実施しています。
戸田市では、今年度に下前公園をリニューアルするまで、18年もの間、公園リニューアルは実施されてきませんでした。また、下前公園のリニューアル案は、ワークショップ形式ではなく行政主導で作成されました。
今後の戸田市において、公園リニューアルを計画的に実施するためにも、公園リニューアルに地域の声を反映させるためにも、また公園リニューアルの予算をしっかりと確保していくためにも、松戸市のような公園再整備ガイドラインは必要なものだと考えます。
松戸市の担当課からは、公園リニューアルに関する課題についてもご説明をいただきました。
●国からの補助金が思うように確保できないと、せっかくワークショップで作った整備プランが、その通りに実現できなくなってしまうこと。
●ワークショップに参加する世代の偏りがそのまま整備プランにも影響してしまうこと。
特に、後者の課題については、子供の声を代弁する世代のワークショップ参加が少ないとのことで、それに対する方策として、小学校に協力してもらい、小学生を対象にしたアンケート調査を実施したり、小学生とワークショップを開催したりなどの試行錯誤を行っているとのことでした。
この工夫は、まさに5月に視察した札幌市と同様の取り組みで、これら先進自治体の知見は、戸田市が今後公園リニューアルを進めていくにあたって十分に参考となるものです。
視察に同行いただいた戸田市みどり公園課の職員さんは、主に実務的な視点からの質問をされ、特に国から補助金を得るための松戸市のスキームについては、戸田市でも検討してみたいとのことでした。
委員会だけでなく担当課に同行いただいての行政視察は、あまり例のない取り組みですが、とても実りあるものになりました。
今回の視察で得られたものも、これから作成する提言書にしっかり取り入れたいと思います。
◎松戸市公園再整備ガイドラインを策定しました(松戸市公式サイト)
◎「地域に親しまれる公園」に向けて ~市民生活常任委員会 行政視察~ 2016/5/11(真木大輔公式ブログ)
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[子育て]2016年10月25日(火)
本日は、午前中に傍聴した教育委員会定例会と拡大総合教育会議(※後日報告)との間が40分程空いたので、急いでこどもの国に向かい、「ちびっこぼうけんひろば(ちびけん)」を見学しました。
普段は彩湖・道満グリーンパークで開催されているプレーパーク(冒険遊び場)が、こどもの国で初めて開催される記念すべき回でしたので、わずかな時間でしたが見学できて良かったです。
私が伺ったのは開始10分後でしたが、参加されていた親子は、想定されていた定員40組をゆうに超えており、主催者の方々も驚かれていました。
やはり、こどもの国という、「通いやすい」&「通い慣れている」&「安心できる」場所での開催という点が大きかったのではないかと思います。
今回は、2月に講演をされた関戸博樹さん(どっくん)がプレーリーダーとして参加されており、いつもは何も無くて味気ないこどもの国の広場部分が、子供たちのとっての“遊べる場所”に変身していました^^
今後少しずつでも、この広場が、自由度の高い遊びを許容する空間になっていけば良いなと感じました。
なお、「ちびっこぼうけんひろば(ちびけん)」は、今年度中にあと2回開催されるとのことです。
12月13日(火)10時~12時 ※予備日15日(木)
2月14日(火)10時~12時 ※予備日16日(木)
(※『広報戸田市』のこどもの国の欄でも告知されると思います)
明日は、市民生活常任委員会の行政視察として、千葉県松戸市に伺います。視察テーマは「公園再整備ガイドライン」です。戸田市の公園の担当職員さん2名にも同行いただきます。
◎「興味に従った遊び」と「ナナメの関係」 ~プレーパーク講演会~ 2016/2/28(真木大輔公式ブログ)
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[子育て]2016年10月24日(月)
●市内のお母さんから頂いた「こどもの国に、子供の不用品をリサイクルするスペースを作って欲しい」とのご意見を反映していただきました。
こどもの国で11月26日(土)10時~14時に「とりかえっこ in こどもの国」が開催されます。
子供が使わなくなった衣類やおもちゃを1家族5品まで出品し、出品した分だけ他の出品物と取り換えられるイベントです。
笹目の児童センタープリムローズの「プリムの不用品交換」は、常設スペースを用意して行われている人気事業ですので、今回のこどもの国でのスポット開催が活況となれば、今後の常設化も期待できるのではないかと思います。
「ものを大事にする」のは良いことで、私も知人友人のおかげで、3月に娘が産まれてからほとんど子供用品を買わずに済んでいます。
ただ、いただいた子供服はさすがに小さくなってきたので、時間が合えば「とりかえっこ in こどもの国」に参加して、1歳児サイズの子供服をゲットできればと思います^^
●なお、こどもの国では明日、「ちびっこぼうけんひろば」が開催されます。
普段は彩湖・道満グリーンパークで開催されているプレーパーク(冒険遊び場)の初めてのこどもの国での開催です!
今年度は計3回開催されるとのことです。
以下に、詳細を転載します。
私は仕事で参加できませんが、ご都合が合う方はぜひ!
10月25日(火)10:00~12:00 ※予備日27日(木)
場所:こどもの国 遊具ゾーン
対象:未就園児 先着親子40組(出入り自由です)
持ち物:飲み物・着がえ
※荒天順延。順延の場合はこどもの国Facebookでお知らせします。
◎とりかえっこ in こどもの国(こどもの国公式Facebook)
◎「プリムの不用品交換」をこどもの国でも! 2016/4/19(真木大輔公式ブログ)
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[交通と自転車]2016年10月23日(日)
本日は、所用で茨城県つくば市に訪れました。
クルマを持っていないので、もちろん電車で向かったわけですが、帰りの乗り換えで利用した「JR武蔵野線 南流山駅」にある案内表示が秀逸でした。
JR南流山駅の改札に入った私がまず迷うのは、「(埼京線に乗り換える)武蔵浦和駅に向かうには、何番線に向かえば良いのか?」です。
通常の駅にある電光掲示板には、電車の到着時刻と終着駅しか載っていませんが、慣れない路線では、その情報だけでは足りません。
この南流山駅の案内表示は、改札に入ってすぐに、「埼京線に乗り換えられる武蔵浦和駅に向かうには1番線に向かえば良い」という情報が一目で分かります。
この案内表示を作成した経緯について、時間があれば改札の駅員さんに尋ねたかったですが、おそらくは、高いサービス向上意識と大胆さを兼ね備えた駅員さんが仕掛けられたのだと思います。
戸田市内のJR3駅においても、電車に乗る人向けにはもちろん、例えば電車を降りた方々に対しては、路線バスやtocoバスの乗り場・行き先をお知らせする案内表示を充実させることはできますし、バス自体も分かりやすい情報提供を行う余地は大いにあります。
流行りの言葉を使えば、このような「顧客ファースト」の姿勢は、公共交通の活性化にはもちろん、行政の市民サービス向上にも必要です。
この姿勢を自分が忘れないためにも、「顧客ファースト」のシンボルとして、こちらでご報告しました。
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