学校近辺の不審者情報がきちんと伝わるための改善

安全と防災]2015年12月21日(月)

地域の小学校において、10月、11月と立て続けに4件の不審者事案が発生しました。

 

具体的には、露出や付きまとい、写真撮影などです。

 

地域の保護者の方からご意見を頂き、そちらを担当課に伝え、当面は周辺への啓発ポスター貼付などの対応をしていただけることになったのですが、これらの不審者情報について、「ピースガードメール」には一切流れませんでした

 

学校、市教育委員会、市防犯課に確認したところ、保護者から寄せられた不審者情報に関して、現状は、概ね以下のような体制となっていました。

 

①保護者 ⇒ 学校や警察に情報提供
②学校長 ⇒ 市教育委員会と警察に情報提供&全保護者へ通知
③市教育委員会 ⇒ 独自の判断により市防犯課に情報提供
警察 ⇒ 独自の判断により市防犯課に情報提供
④市防犯課 ⇒ 独自の判断によりピースガードメールで送信

 

今回発生した連続不審者事案については、上記③のプロセスにおいて、市教育委員会と警察の双方が、市防犯課に情報提供を行わなかったということが分かりました。

 

重大な事件に発展しかねない今回のような事案は、市民に広く伝達することで、自己防衛や見守りの意識を高め、また(ピースガードメールに加入しているかもしれない)不審者への抑止力にすべきだったと思います。

 

今回の件を受けて、今後は③において、市教育委員会に上がってきた不審者情報はすべて市防犯課に提供するとのことです。
それにより、「ピースガードメール」の送信については、市防犯課が一元的に判断することになり、少なくとも今回のような情報把握の漏れは無くなります。

 

細かいようですが、学校近辺の不審者情報がきちんと市民に伝わるための大切な改善だと思います。

 

なお、不審者情報の提供体制については、平成25年7月に戸田市内で発生した切りつけ事件がピースガードメールに流れなかったことをきっかけとして、私が、その年の9月議会の一般質問において以下のやりとりを行っています

 

Q. ぜひ学校や警察との連携をより密接にし、情報の統一や共有を行っていただきたい。
A. さらに関係各課と連携を強めて、迅速で正確な情報を市民に配信していきたい。

 

それ以後、ピースガードメールに送信される不審者情報は以前より徹底されたと認識していますが、今後よりいっそうの連携を図っていただくことを願います。

 

【参考】平成25年9月議会 一般質問 議事録(真木大輔)

 

 

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