12月議会で行った一般質問の2件目は、「救急受診ガイ
救急車の適正利用が呼び掛けられて久しいですが、「果たしてどのような症状だったら救急車を呼んで良いのか?」については、それほど詳しく周知されていません。
実際に、救急車を呼ぶかどうかを迷った挙句に一晩我慢してしまい、翌朝に症状が悪化していたという事例もあります。
総務省消防庁が作成した「救急受診ガイド」は、119番や受診の必要性を自ら判断できるようにするために作成されたもので、画像にある「冊子版」の他に「PC版・スマホ版」(※下記リンク参照)があります。
この「救急受診ガイド」を市民が活用することで、不必要な119番や控えられるだけでなく、本当に病状が重いときにためらわずに119番をすることができ、これこそまさに救急車の“適正利用”となります。
この「救急受診ガイド」は、昨年から今年にかけて全国の7つの自治体が先駆けて導入していますが、導入費は1万円も掛からず安価なもので、救急出場の件数が急増している戸田市でも是非導入すべきと考え、一般質問で提案しました。
答弁は、「取り扱い方を市民に理解していただくための課題はあるが、効果が期待できるので導入に向けて検討する。」という前向きなものでした。
なお、この「救急受診ガイド」を総務省消防庁が作成したことで、病状の緊急度判断における以下の4段階すべてが揃いました。
〇救急現場・・・救急救命士や救急隊員が緊急度を判断
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〇119 番通報・・・通信司令員が緊急度を判断
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〇電話相談(埼玉県#7000など)・・・看護師が緊急度を判断
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〇救急受診ガイド・・・家庭で市民自身が緊急度を判断
【参考】
◎一般質問録画映像(戸田市議会公式サイト)