本日午前は、「公共施設ファシリティマネジメント 講演会」に参加しました。
ファシリティマネジメントとは、公共施設に関して、行き当たりばったりの維持修繕でなく、長期的な計画のもとでの維持修繕を行うことで、コストの削減や平準化を図るものです。
今回の講演会で勉強になったのは、「ハコモノではなくサービスを議論する」という考え方です。
●ハコモノを統合したり運営を民間委託するにしても、むやみに「コスト削減」を優先するのではなく、「これからの50年間で本当に必要なサービス」を柔軟に捉え直していくことからスタートする。
●これまでの50年間の公共施設やサービスは、当時の行政・議会・住民が良かれと思って設置運営してきたものであるが、これからの50年間を考えたときに「ムダ・ムリ・ムラ」があるのであれば、すぐに無くすべき。
●ただし、その施設の使用者市民だけでなく、サイレントマジョリティである負担者市民を含めた「全体市民」で議論していくことが必要。
というものです。
市の職員さんも多く聴講していました。
これからの行政には、(現状では負担者市民である)サイレントマジョリティの方たちの潜在的なニーズにも目を向けた、複眼的な捉え方での公共施設運営を考えていって欲しいと思います。
コストを抑えながらも、「より多く」の市民福祉向上を果たすことができれば、それは大変素晴らしいことだと思います。
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