本日は、「防災トイレサミット2014」に参加しました。
市内のマンションにお住まいの方から会派宛に「災害時のマンショントイレ問題」についてのご意見を頂き、そのヒントを得ようと、会派メンバーをお誘いして参加しました。
特に印象に残ったことを3つほど。
●「災害時は、水や食料よりもトイレの方が大事」
水や食料は大概どうにかなるし、無くても数日は生きていける。しかし、災害用トイレは備えが少なく、またトイレ環境が整っていないと心身に大きな影響を及ぼし最悪の場合は死に至る、とのことです。
確かに、トイレ問題が原因となって亡くなられた被災者の話は聞きますが、水や食料が足りずに餓死したという話は(少なくとも私は)聞いたことがありません。
●「災害で、生きるも死ぬも自己責任」
災害時のトイレ対策に力を入れているマンション組合のお言葉です。
このマンション組合では、マンションの下水管が復旧するまでの対策として、「各世帯で3日分の災害用トイレ」、さらに「マンション組合で1週間の利用に耐える組立型トイレ」を準備しているとのことです。
さらには、マンションに住む中学生による「ジュニアレスキュー隊」を組織し、被災時に高層階の住民へ物資を運ぶ訓練をしているとのことです。
冒頭のお言葉通り、マンション住民だけでも生き残るという強い意志を感じました。
また、講演後に個別に質問に伺い、市内の方から頂いたご意見を解決するヒントも得ることができました。
●「レスキューパックトイレ」
本日から新発売された、トイレの壁に貼り付ける災害用トイレ(3回分)です。
被災(断水or下水管破損)時の最初のトイレ使用者による利用が期待でき(←ここ重要!)、また通常時にもトイレ使用者へ災害時トイレ問題の啓発ができる、まさに「コロンブスの卵」的な商品です。
個人宅や企業オフィスだけでなく、市内公共施設のトイレにも設置する価値があると思うほどです。オリジナルデザインも可能だそうです。
通常1,000円のところ本日は800円でしたので、奮発して4個購入しました。(写真3枚目は、設置後のわが家のトイレです。)
私が過去の一般質問で、市内の福祉避難所などでの導入を求めた「ラップポン」の講演や展示も行われました。
こちらも、電源確保の課題を除いては、被災時に大変役立つ素晴らしい商品です。
●災害用トイレの各商品は、以下のサイト「災害用トイレガイド」にまとめられています。